完成
冷蔵庫で一時間ほど放置して完成。
いい感じでシロップもたっぷりたまっている。
さっそく味見だ。
①適当に2,3枚レモンスライスをグラスに入れる。
②タッパーにたまっているレモンシロップもレモンスライスが浸る程度にグラスへ注ぐ。
③水と氷を入れて混ぜる。
自家製レモネードの完成だ。
味はというと……。
前に好きだった生絞りジュースの店のレモンジュースとよく似た味だった。
甘すぎず、すっぱすぎず、飽きのこない優しい味わいだ。
出来は上出来。
あっという間に飲み干してしまった。
レモンスライスもいい感じで酸っぱさが消えて、甘苦さとバランスもとれていた。
家族は完成した砂糖漬けのレモンスライスに塩をかけてそのまま食べていた。
なるほど。
塩レモンや塩レモネードもいいかもしれない。
もしかしたら熱中症対策にスポーツドリンクをわざわざ買わなくても、塩レモネードがあれば十分かもしれない。
砂糖じゃなくてきび糖にしたり、あとから蜂蜜も追加すればミネラルも補給できる。
なんだったらグラスに残ったレモンスライスに、また水を足して二番煎じみたいにして飲んでも結構イケる。
この二番煎じレモネード案は、物価高騰時代において、非常に経済的で有効な技であるといえるであろう。などと権威的な言い方でドヤってみたりする。
だんだん楽しくなってきた。
グラスドリンクを飲むときに、水もの以外に実とか具とかのようなものが入っていると、テンションが上がることはないだろうか。
ちなみに自分はめっちゃ上がる。
以前、仕事の飲み会(二次会)で行った店で、うちの営業がモヒートを頼んだら、グラスの中にこれでもかってくらいに生ミントがつっこまれててすげえカッコいいなって思ったことがある。
草のんでんだか酒のんでんだか分かんないくらいミント比率の高いモヒートだったけど、見た目が超カッコよかった。
ああいうのって、個人的にはすっげえ好きなのである。
あと他には柑橘系の皮がらせん状になってグラスに入ってるやつとかもカッコよくて好きだったりする。(レモンスパイラルというらしい)
ついでに好きって言えば、スノースタイルカクテルも好きだ。
どっちかっていうと飲むより作る方が好きだったかもしんない。
学生の頃はいろんなカクテル作るのにはまってたから、仲間を呼んでいろんなのを飲ませてた。
スノースタイルもよくやってた。
女の子たちが喜んでくれたような記憶がある。
もしかしてレモネードでもやれちゃうかもしれない。
スノースタイルに使うのは塩でも砂糖でもどっちでも良さそうだけど、そんな感じでグラスを飾ってレモネードを出しちゃったりなんかしたら、お客さんは喜んじゃったりするかもしれない。
ミントとかレモンバームなんかも添えれば100点満点だろう。
夏真っ盛り。
そんなおしゃれなドリンクでおもてなしすれば、かなりの好感度を上げることができるだろう。
『えー! なにこれー! お店で飲むやつみたーい! すごーい!』
みたいなリアクションをされたらすかさずこう言おう。
『そんなに喜ぶと思わなかったよ。簡単に作れるし、飲みたくなったらまたうち来れば?』
みたいな伏線を張っとけば、脈があるならまた来てくれるはずだ。
あなたの夏の恋を後押しするアイテムに、自家製レモネードはいかかだろうか。
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