塩の必要性
レモンケーキをつくった時にも疑問に思ったが、なぜレモンの皮を塩で洗うのだろうか。
ワックスを除去するためらしいが、なぜ塩なのだろう。
塩である必要性は何なのだろう。
たわしじゃダメなのだろうか。
ネットのレシピを見つつ、塩でレモンの皮をこすりながら膨らむ疑問。
そもそもレモンに塗布されているワックスと呼ばれるものの正体はなんなのだろう。
調べてみた。
輸入の海外レモンにはイマザリル(一般名エニルコナゾールと呼ばれるイミダゾール系農薬)などに代表される防カビ剤が塗布されている。
これらはポストハーベスト農薬の一種で、海外から輸入される果物には、まあだいたい品質管理のために塗布されている。
一応、水には溶けやすい性質があるようなので、流水でよく洗うことである程度の除去は可能。熱湯だとなお良し。
だがしかし、皮以外にも果肉にまで浸透している可能性も否定できないため、塩で揉んだくらいでどうにかなるものではなさそうだ。
だからやはり疑問に思う。
塩で皮を揉む意味はあるのだろうか。
ちなみに国内産のレモンには、流通にかかる時間が少ないため防カビワックスは使用されていないことが多い。(ないとは言えない)
そういうレモンであれば、塩で揉む必要はないというわけだ。
そこまで調べて思った。
このレモンの場合は、塩で揉む必要はないこと。
そして普通の精製塩では粒子が細かすぎるため、そもそも意味がなかったこと。
つまり、塩の無駄だったのである。