朝
第7話
予想以上に長くなりそうでびっくりです。
ピピピ…ピピピ…ピピピ…
朝6時アラームが部屋中に広がる時間。
アヤは重たいまぶたを擦り、布団から腕だけ伸ばしアラームを止めた。
(朝…起きなきゃ)
ベッドから気だるそうに起きて辺りを見る
女子高生の部屋にしては随分と色が薄い。
白で統一され模様もう何も無い。
本棚も白ベッドや勉強机も木製のシンプルなもの。
本棚の上にはまるでせめてもの気持ちで飾られてあるくまのぬいぐるみは蝶ネクタイでめかし込んである。
ため息が出る"私はこのままでいいのだろうか?"と
いう永遠かつ答えの無い疑問に。
(ダメだ考え出したらキリがない)
アヤは疑問を振り払うようにテキパキ動き始めた。
一階に降り顔を洗って歯を磨いてリビングに向かう。
テーブルの上には手紙と朝食が置かれてあった。
"アヤへ
おはよう、今日もお母さんとお父さんは
早番なので朝食用意していきます?
食べ終わったらお皿洗っておいて下さい
母より"
もう何度も見た文面だきっと使い回しだろう。
アヤは朝食に置かれているトーストを牛乳で流し込んだ。
お皿を適当に洗い流しておく。
制服に袖をとうして髪を結ぶ
ローファーを履いて
「いってきます」
アヤは独り言を言って家を出た。
アヤ目線です。
モーニングルーティン見たいな感じになっちゃいました。