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生産職の戦闘狂(打ち切り)  作者: deftmikan
イグニスタントシティ
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EP37 宴

その日の夜。

壁の外でテーブルに並べられた沢山の料理と飲み物。辺りは松明の暖色系の光で照らされている。


「竜王討伐並びに竜種無力化にカンパーイ!」


「「「「「「「「「「「「カンパーイ!!」」」」」」」」」」」」


カイの号令と共に、沢山のビール入りのコップが真上に突き出される。俺のコップはそれっぽいジュースだ。何故かカイは普通にビールだが。このゲームで未成年が飲んでいいのか?


「酔わない設定にしてるから大丈夫だ!」


コップの中身を飲み干したカイが少しも酔ってないから大丈夫だろう。...終盤になってベロンベロンになってるとかやめろよ?

俺もジュースを飲む。


「プハー!」


「...この絵面危ねぇな」


「にゃにが?」


何が危ないと言うのだろうか。ただ俺は炭酸の強いジュースを飲んだだけだが。


「傍から見るとビール飲んでる少女なんだよな...男だけど」


「なんか言った?」


「なんでも?」


なんなんだ。何が言いたいんだこのメンバーは。

さて、もうちょっと飲むか。机にある瓶の近くに寄り、コップに入れ...無ぇじゃねぇか。

仕方ない、樽から入れるか。







誰だよアイツのジュースを酒に入れ替えたやつ。危ない絵面になっちまったじゃねぇか。幼い少女が酒を飲むという違法な光景が爆誕したんだが!?


「どうしたの?」


あっちで瓶をラッパ飲みしてるヤツ(サキ)の姉がニヤニヤしてやってきた。犯人こいつだろ絶対。


「随分とアルコール度数の高いジュースだったな?」


「さあ?なんの事かしら?」


「...なんでこの場にビールしか無ぇのにジュースっつったんだお前」


「酔っ払った弟の姿を見たかった!」


「弟が犯罪者予備軍になるぞ」


「大丈夫大丈夫。このゲーム、未成年が酒飲んだら問答無用で記憶が吹き飛ばされるから」


「そういう問題じゃないんだが???」


少女(男)が酒を飲む姿が問題なんだ。そう言いかけたところに、聖騎士団の人が来た。


「酒うめぇな!」


「初対面の人にそれを言うのはどうかな?」


Nekosama_godと身長が2mはありそうな男がやってきた。筋骨隆々で明らかに強い人だ。


「ええ...と、Nekosama_godさんと...誰ですか?」


「ああ、ごめん。ちょっと酔ってて。この人ははうちの団長のアベル。あと、僕はルルシャとでも呼んでくれれば良いよ」


「紹介にもあったとおり、我輩は猫様聖騎士団の団長を務めているアベルだ。今回は力になれず、大変申し訳無い」


「...重度のRP(ロールプレイング)勢だよ...」


「...ああ、よろしく」


目の前の好青年は握手のために手を差し出してくる。その手を取り、強く握る。それに応えるように段々力が強くなった。


「強いな。アレを討伐できただけはある」


肉片に処理された竜王に視線を向けながらそう言う。


「トドメですけどね」


「それでもスゴいものはスゴいのだ。それより!!!あの武具を巨大化させたり重くしたりするヤツはなんなんだ!?!?」


「あー、アレはキングスライム討伐してゲットしたアイテムを使って獲得したスキルだな」


多分キングスライムだったはずだ。森の奥の方にいて見つけづらかったなぁ...決して迷った訳ではなく。

しかも体は全部酸だから剣が溶かされた時はびっくりした。


「そうなんだ!!!!場所は!!??」


「えーと...森の方...?」


「ありがとう!!!!!行ってくる!!!!」


「待て待て待て待て待て」


情報聞き出してすぐ行ったぞあの団長。しかもキャラ崩壊してるし。


「...連れ戻してくるね。じゃ!」


副団長まで行ってしまった。

ユニークボスだと思うから無理だと思うけどなぁ...

ユニークというのはこのゲームに一体しか存在しないようなやつだ。ユニークスキルだったらそいつしか持ってない固有のスキルになるといった具合だ。


「おいカイ〜飲んでるあ〜?」


「あんま飲んでねぇ...ってかベロンベロンに酔ってるじゃねぇか」


「酔ってねぇぞ〜おら飲め〜」


「#%+=*\<>"'\$_[]!?」


口ん中に一升瓶を突っ込まれ、喉に酒が流れ込む。

瓶を掴み、インベントリに突っ込む。


「っは!!!窒息させる窒息させる気k...」


またもや酒瓶を突っ込まれ、息が出来なくなる。

インベントリに突っ込み、その場からすぐに離れる。


「殺す気かお前ェ!!」


「ぐー...すぴー...」


「寝るな!!」


このまま永遠の眠りにつかせてやろうか...全く。


一発ビンタしてやった。コイツの体力は100とかなり少なめでワンパンで死にかねないから力を出来るだけ抑えて思いっきり叩いた。いい音が鳴った。


「そろそろお開きの時間です」


「ああ、わかった」


木でできたステージの上に行き、少し話して、宴会はお開きにした。サキを運ぶのはかなり苦労した。なんでコイツこんな泥酔してんの?







「んぅ...!?」


痛い痛い痛い痛い!?

頭が痛い!!!なんで!?

しかも宴会してたはずなのに!!!


「なんで俺がここに???」


「おめー、酔っ払ってたぞ」


「!?!?!?」


何故だ。炭酸の強いよく泡立ったビールに似たジュースを飲んでたはずだ。酔っ払うはずが無い。


「なんか酒の匂いしてたし...」


「まさか、一服盛られた!?」


「...」


「え、何その目」


「アホを見る目」


「なんで??????」


何故か罵られた。なんでだ。俺が何をしたって言うんだ。


「ああ、あとこの薬飲めって女の人が来たぞ」


水の入ったコップとともに薬が差し出された。その薬を口に含み、水で飲み込む。


「ああ...頭痛がマシになった...」


後で俺に一服盛ったやつぶっ倒してやる。

この小説は打ち切りにしてリメイクすることにしました。詳しくは活動報告を参照してください。

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