EP35 総力戦 3
ドラゴンが魔力を溜めていた所に、さっきまで消し飛ばされていた仲間が到着する。
「魔術科結界属、結界魔術展開!」
『ライトウォール!!』
五百人以上の規模で結界が展開され、大量の結界が張られる。
『ダートウォール』『ファイヤーウォール』『ウィンドウォール』『ウォーターウォール』
また、他の人達は土魔術や、火魔術、風魔術、水魔術で壁を作る。
何千人の人達で壁と結界を張った、何千重の防壁に向け、ドラゴンはブレス...もとい、極太レーザーが照射される。
最初に水の壁に衝突した。
水の壁は超高音のブレスによって衝突した瞬間ジュウと音を立てて蒸発した。水蒸気がこっちまでとんで来て一瞬でサウナが出来た。...サウナというには温度が高すぎるな。肌が炭化しかねない。
次に風の壁だが、はっきり言って効果は無かった。火の壁も同じく。ちょっとだけ威力が広範囲に分散された程度の効果があったような気がするっていうレベルだ。
土の壁に当たった。
こいつは物理的な壁なので、割と結構勢いを削った。
衝突した瞬間、でっかい爆発音が聞こえて、欠片が飛び散った。欠片というかもはや瓦礫だが。
瓦礫に押しつぶされないか心配だったがブレスで即座に溶かされたのでその心配はない。その代わり、高温物体で全身を火傷する心配ができた。
最後に何百重の光の壁。
パリンパリンパリンと一秒程度で割れて光の欠片が散っていくが、残り何十枚か残してブレスが止んだ。
かなりヒヤッとした。なかなかブレスが止まず、こっちの防壁はどんどん削られていく一方なのだから。
流石に三発目を撃つような力は無いようで、こちらに突進してきた。それと同時に、他のドラゴンやワイバーンも突撃をしてきた。
...なんか親分のドラゴン小さくね?人間より数cm高い程度にまで小さくなっている。さっきまで何十mとか何百mとかだったのにこれはどういう事だ。
爪での引っ掻き攻撃が繰り出されたので、盾で防ぎ、レーザーでカウンターを入れる。だが、難なく弾かれ、ブレスで反撃された。さっきよりも威力が上がっている。盾で防いだが、気温によるダメージが少しだけ入る。気温が高すぎて熱中症になりそうである。
ブレスがまた発射された。盾で完全に防げないと判断した為、上空に一瞬で飛び、爆弾を多数落とす。衝撃波が空中まで伝わる。
ドラゴンが爆炎に包まれる。
爆煙が晴れた頃には、ドラゴンは消えていた。跡形もなく爆散した様子はない。
ゴオオオオォォォォォ
上空から火炎弾の雨が降ってくる。かなりの広範囲だ。その火炎弾の後ろにはワイバーンも居た。
魔水晶にウォーターエクスプロージョンを付与し、火炎弾にぶつけて起爆する。
ブシャアと水が大量に湧き出る。これにより、火炎弾がジュウと音を立てて幾つか消滅した。だが、ワイバーンがまだいる。
レーザー砲を何度も発砲し、数体倒すと、鱗を撒き散らして爆散した。
他のところでもそれが起こっているらしく、爆発や鱗でダメージを受ける。
GRAAAAAAAAAA!!
余所見をしていたところにワイバーンが突っ込んできた。咄嗟に盾で結界を張って防御する。ワイバーンは結界に衝突したタイミングで...
「うぐあっ!?」
大爆発を起こした。余裕で結界が割れた。ついでに俺は大きく後ろに吹っ飛ばされる。
「大丈夫かぁ!?」
「ノーダメ!」
「了解!」
スラスターで地面スレスレを飛んでダメージを受けないようにした。さらに機械翼で減速し、着地する。
ワイバーン共は未だ俺たちに突進を続け、自爆を繰り返している。爆発の威力はあのドラゴンのブレスと同じくらい高い。
レーザーで撃ち落とそうにも、鱗の硬さは一丁前なので、何発も撃たないと落とせない。しかも撃墜したらしたで空中で爆発して鱗の欠片を散らす。これほど厄介なミサイルはないだろう。
魔力回復ポーションを飲み、レーザー砲から実弾砲に換装する。魔力の消費が激しい。
飲み干したら、パイルバンカーを盾と交換してドラゴンの元へ高速で突撃する。過程でワイバーンを数匹貫いたが、そんなの無視してドラゴンに接近する。爆音で鼓膜が死んだが気にしない。
放たれたブレスを避け、ドラゴンにパイルバンカーで衝突する。吹き飛ばされたのはドラゴンの右腕。黒い塵が俺にぶっかけられた。すごく不快である。エフェクト的には黒い塵だが、物理演算的には液体なのだ。これは。
ブレスをまた放って来たので盾でパリィし、翼を狙って魔水晶を投擲する。
ドラゴンは爆炎に包まれ、重力にしたがって落ちていく。落ちていく先にまた爆弾を投擲し、ドラゴンを吹き飛ばす。
吹き飛んだ先にワイバーンが向かった。ドラゴンがそれを喰らい、右腕を再生させる。いい加減決着をつけるべきだろうか。
カイに個チャを送る。返事が来たのを確認した後、あいつに接近して格闘戦を挑む。
ブレスが放たれるが、盾でパリィして防ぎ、パイルバンカーを打ち込む。逆鱗に命中し、相手に大ダメージを追わせた。
ドラゴンが俺の腕を爪で切断しようとしてきたので、パイルバンカーを装備している右腕を引き戻し、盾で衝突する。
ドラゴンは数mほど吹っ飛ばされたが、すぐに翼で最接近して俺に爪を振り下ろす。
「縮地」
振り下ろされた爪をその場に爆弾を置いて避ける。避けた先はあいつの背後。パイルバンカーを背中に叩きつける。
ガンと普通は金属からしか鳴らない音が鱗から出る。もしかしたら何かしらファンタジーな金属でも含んでいるのかもしれない。
表面的なダメージは少なかったようだが、内蔵にはダメージを負ったようだ。口から黒い塵を垂らしている。
その垂らした黒い塵を俺にぶっかけてきた。嫌な予感がしたから避けた。炎の音が聞こえた為に振り返ってみると、さっきまで俺がいたところは炎に包まれていた。焼夷弾みてぇだな。後で回収して実験に使ってみたい。
カイにもう一度個チャを送り、既読が付いたのを確認した。その後、ドラゴンを爆弾で上に吹き飛ばす。吹っ飛ばされたドラゴンはブレスでこちらに攻撃を仕掛けながら翼でこちらに突撃してくる。その突撃を縮地で避け、スラスター全開にして盾で衝突する。ドラゴンがノックバックした先にはカイがいる。
カイがその手に持ったハンマーを構える。
「『レインフォースストレングス』、『武具質量増加』、『武具巨大化』」
自身にバフを掛け、武器にバフを施して、巨大化させる。ハンマーはドラゴンをすっぽり覆うくらいには巨大だ。そこから、また技を発動する。
「『スペンドエクスペリエンス5』『エクスペリエンススマッシュ』」
巨大なハンマーがドラゴンの頭を真上から粉砕し、ドラゴンのHPをゼロまで削る。
《フィールドボス【竜王】を討伐しました》
《新しい称号を獲得しました》
《クエストをクリアしました》
《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》《レベルが上昇しました》
《竜が軍門に下りました》




