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生産職の戦闘狂(打ち切り)  作者: deftmikan
イグニスタントシティ
33/41

EP29 大規模攻略

 

 待ち合わせ場所へ行く。イグニスタントシティの西門が待ち合わせだ。


「おーい!」


 手を振れば、待ち合わせ場所に先にいた人達も手を振り返してくれる。


「すまん。遅れた」


「いや、大丈夫だよ。にしても、生産科元帥が来てくれるなんて」


「いつの間にそんな称号がついていたのやら...」


 こういう称号で呼ばれるのは少し照れくさい。ちなみに、これはシステム的な称号ではない。クランの階級表で生産科のトップが俺だからこうなっている。

 しかも、科の中でまた枝分かれして階級が大量にある。鍛治だの付与だの錬金術だのなんだのがあって覚えれない。とりあえず、鍛治と付与のトップが同じ人だと言うのは覚えた。それ以外は知らん。


今回の素材集めは、30人の小隊三つからなる90人の中隊で行う。そして、この中隊と小隊を指揮する人たちはこの人たちだ。


 一、名無しの人族。階級は近接科少佐だ。今回の素材集めで全体の戦闘の指揮を行う。

 二、すり身。階級は魔術科中尉だ。魔術科の指揮を行う。

 三、hgnukkola。階級は戦闘科少尉。戦闘科の指揮を行う。

 四、ハルト。階級は生産科少尉。生産科の指揮を行う。

五、deft_woter_mellon。階級は遠距離科中尉。遠距離科の指揮を行う。目がキマってるのは気の所為だ。きっと。



 今回、俺は指揮しない。中学生だしそういうことをするのはまだ早い。...全員の前に立つのが苦手とかそういうのではない。


「じゃ、行くか?参加者は全員集まったようだぞ」


「おー!」




 ダッダッダッダッ


 軍隊の様に剣や弓を携えながら火山へと向かう。

 行進中、何匹かのモンスターに襲われたが、大体すぐに倒されて素材にされていた。


 しばらくして、ようやく火山に到着した。この前来た時と同じくゴーレムが居る。巨大ゴーレムは今はいない。

 こいつらからはラーヴァ・コアが獲得出来るため、是非ともゲットしておきたい。


 ...とか考えてるうちにもう既に素材集めが始まっていた。


「全部狩ると二度とゲットできないかもしれないから半分以上残せよー」


「サーイエッサー!」


 軍らしい返事だ。その返事にニヤけながら、俺も素材を集める。こいつらを倒す時に飛び散る溶岩に触れると火傷になりかねないので、遠距離から討伐する。仲間にも飛び散る溶岩に気をつけるよう注意喚起しようとしたら、もう既に手遅れだった。


「「「「あ゛あ゛あ゛つ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!!!」」」」


「うるっさ」


 至近距離で斬りかかって飛び散った溶岩を全身に受けた馬鹿が四名。高品質ポーションをあげて回復させておく。火傷という状態異常がかかっていたがそれも治った。すごいなポーション。


「「「「ありがとうございます!」」」」


「次からは気をつけろよ」


 といったのも束の間、またこいつらは全身に火傷を受けた。馬鹿かこいつら。




 火口付近まで来た。ワイバーンとかが数十といる。テイム出来たら強そう。まあ、俺は従魔術スキルを所持していないから無理だがな。


「総員!戦闘隊形!」


 今回の素材集めの戦闘の指揮を行う名無しの人族が指示を飛ばす。

 メンバーは陣形を組む。組み終わり、名無しの人族が槍を投擲してこの群れの一体を挑発する。

 直後、槍が当たったワイバーンのうるっせぇ咆哮が上がり、周囲はやつの吐く炎の吐息で包まれる。

 しかし、メンバーは全く炎によるダメージを受けていない。魔術科のメンバーが結界魔術で戦闘科の補助をしているからだ。


 炎が消えたら突撃し、ワイバーンに斬り掛かる。

 ある者は高く跳び上がり、頭部目掛けて剣を突き刺そうとしていた。剣がそれに耐えられずに折れたが。

 またある者は眼球目掛けて槍を突き刺し、大ダメージを与えていた。



 ある程度ワイバーンの動きが鈍くなった頃、魔術科が一斉に魔術を発動させる。


「ハイドロ・エクスプロージョン!」


 直後、ワイバーンが大量の水に飲み込まれ、力尽きる。ワイバーンの体温が異様に高かったのか、水がジュウと音を立てている。窒息死した訳では無いようなので、多分体温が低くなると即死するのだろう。


 ゲット出来た素材は、防具や武器の材料となる鱗、角、爪、骨と、薬の材料となる臓器と、食料の肉。肉はジューシーで美味かった。鶏肉の食感に牛肉の味がした。ついでに筋力強化が付与された。食事ってすごいなぁ。


 これと同じ要領で俺たちはワイバーンをあと10体ほど討伐した。この山にはあと10000体ほどワイバーンが居るから問題は無い。




 ...ここってなんか鉱石とか無いのかな。


 中佐に採掘の依頼でも出すか。


「この辺の鉱石の採掘とか頼める?」


「おk」


 OKサインを出してくれた。

 その後、大声で指令を出して、戦闘科の人達が穴を掘り始める。魔術科の方は魔術で補助をしてくれている。良いね。こういうの。


 俺も採掘には参加する。

 パイルバンカーを取り出し、ガンガン壁を削る。

 ...思ったが、このパイルバンカーって丈夫だよな。アホみたいに硬い隕石も砕けるしワイバーンの鱗も貫通できる。どんな金属でできてるんだろう。


 削った岩は近くの人にインベントリに入れてもらって、俺は採掘に専念する。


 掘り進めて20分。深さは大体1000m。パイルバンカーが岩に衝突する音に変化があった。岩の層が変わったのかもしれない。

 砕けた岩は少しキラキラしている。多分宝石かなんか。




 ルビー

 基礎ステータス

 耐久:200

 攻撃:0

 防御:0

 上昇ステータス

 消費魔力減少(火、炎)

 付与スキル/魔術

 無し

 セット効果

 無し

 解説

 火や炎の力を宿した宝石。精霊が宿ると変化する。これを使った装飾品、もしくはこれそのものを身につける事で、10%消費魔力が減少する。




 ...へぇ。

 あの神殿に行ったら精霊が宿ったりするんだろうか。これはとびきり巨大なやつを一個持っていくべきだな。


 沢山採掘し、一リットルペットボトルぐらいの大きさの物を二十個、拳ぐらいの小さいのを三十個。


 ちなみに、こんなにルビーを掘ってもルビー鉱脈はまだ残っている。でっかいなぁ。


 方向転換して、他の場所も掘り進める。...が、夕方になっても成果が実らなかったので、地上に引き返した。


 青い空、白い雲。なんだか懐かしい様な気がしないでもない。


「空気が美味い!」


 岩だらけの場所で何時間も掘ってたんだ。空気だって二酸化炭素まみれだ。美味いわけもない。


 地上に帰ってきた俺たちは、すぐさま飯を食って寝た。俺は料理の手伝いをさせてもらった。これでも生産科の元帥やってんだ。




 次の日の朝。この場所で採れるルビーは質が良いことがわかったので、継続的に売却できるよう、ここを採掘場として使う計画を立てた。


 まずは坑道を整備する。今の坑道は掘り抜いただけの穴だが、この穴に支柱を立て、ランプをつける。

 幸い、魔術師隊に光魔術を使用可能な人が居た為、魔水晶に付与して光源を確保した中々明るい。


 支柱を立て、天井に魔水晶を吊るす作業を繰り返してしばらく。ようやく整備が終わった。坑道は広くなり、明るく、安全になった。この一連の作業を四時間で終わらせた。


 次。ここまでの道の整備。

 ここまでの道中はほぼ草だ。踏みつけられた草だ。


 最悪、整備しなくてもいいのだが、整備したほうが運ぶ人の負担も減る。

 地面を少し掘り、そこに採掘した石を加工して作ったレンガを地面に敷き詰めていく。接着には石膏を使う。メンバーの人に急いで買ってきてもらった。ありがとうメンバーの人。


 近接科の人にも手伝って貰った。ほぼ全員筋力値が高い為、苦労無く行えたようだ。

 時々虎や巨大な鷹が襲ってきたが、レーザー砲で頭をぶち抜けば一発で仕留めれた。そろそろ修正が入ってもおかしくない威力である。

 数メートル置きに、結界を発動する魔術具を設置した。こうしないと、街道が魔物に破壊されてしまう為だ。これが理由で、街と街を繋ぐ道は基本的に整備されていない。


 街の西門前まで来た。

 勝手に建築すんなとか言われるかと思いきや、まさかのお咎めなしだった。流石になんか言われると思ったがなんも無いとは。


 道を敷き終わったので、次は運搬用の馬車を購入。馬も忘れずに購入した。

 採掘はその辺の人を雇って行う。西門で採掘に行く人を募集し、採掘して貰って、換金してルビーをゲットするといった具合だ。


 システムも作り終わり、素材も潤沢に手に入った。解散となる前に、建設に参加した人全員に金をやった。一人50万。俺の財布が随分軽くなった。

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