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生産職の戦闘狂(打ち切り)  作者: deftmikan
イグニスタントシティ
30/41

EP26 新ポーション

「クソ!貧乏だー!」


 カイがどこぞのCMのような顔で叫ぶ。


「あれ、あっちのイグニスタントシティで売れてるんじゃないの」


「給料で相殺されてる。新しい資金源を作る必要がある」


「工場でも作ったらどうだ?うちのギルドは戦闘も生産も出来るギルドだし、生産職のメンバーに武器を作って売れば儲かると思うぞ」


「そうだなぁ...でも、それ用に建物を建てる資金も無い」


「待って俺らのギルドってそんな金欠だったのかよ」


「メンバー総動員して建てようとしたときだ。通常スピードで建てれば金はそこまで消費されない。建てるのに時間が掛かるが」


「それでも良いじゃん。それか、江戸時代のなんたら家内工業みたいにするとか」


「問屋制家内工業な?それなら無理無く出来そうだ。そうしよう」


 カイはクラン用掲示板にコメントを残し、去る。

 コメントは、作った装備をイグニスタントシティで買い取って売るから、仮本部に持ってこいという内容だった。俺も作ろうかな。

 革などの素材を購入し、鉄製の武器であればなんでも作れる状態にする。


 俺は、早速鉄を加工し、ショートソードを作っていく。

 打つべき場所に金槌を振り下ろし、すぐ次の打つべき場所に金槌を振り下ろす。アシストが消えたら、焼入れなど仕上げをして研磨し、柄と鍔を付ける。

 それを何十回と繰り返して、六時間後。台の上には、五十本のショートソードが並んでいる。全て性能が非常に高く、均一である。


 一本一本、全てのショートソードを試し斬り用の木材に切りつけた。刃こぼれも無く、歪みも出てこなかった。ちなみに、木材は綺麗にスパッと切れていた。抵抗は非常に少なかった。


 他、レイピア、ロングソード、バルシオン、ツヴァイハンダーなどの武器も一週間掛けてそれぞれ50本製作した。全て無料で我がクランに卸した。俺は金があるからこういうのは別に痛くもなんとも無い。


 その後、俺が卸した武器は合計5000万で売れたらしい。そんな性能高いか??


 これでギルドは金欠が脱せただろう。やったね。




 *




 ハルト

 素材集めをしたいんだけど、誰か来てくれる?


 メンバーの一人が掲示板に書き込みをしていた。

 この人は生産科のメンバーで、そこそこ上位の立場のヒトだ。

 場所はイグニスタントシティの火山。何人かの戦闘メンバーの人が付いて行くそう。俺も素材を集めたいので、俺も付いて行くことにした。素材集めは二日後らしい。その間に準備をしよう。


 俺も戦闘はできないことは無いが、威力はそこまでだ。だから、俺は支援に徹しようと思う。


 支援火器を作るのも良いが、この前、利用規約の変更があったせいで現代技術が全面的に使用不可になった。曰く、世界観の崩壊を防ぐ為だそう。

 よって、俺が今から作るのは回復薬。


 攻略サイトを開き、ポーションの作り方の項目を選択し、レシピを閲覧する。




 ポーションの作成方法

 薬草を釜でよく煮る。出来た出汁を魔力をよく溶かした水と混ぜ、魔力を入れながらスキルを発動することで完成する。




 だってさ。魔力をよく溶かした水か...釜に水を入れて、魔力を突っ込みながら合成を発動すれば作れるかもしれん。

 その前に、適当な店から低品質の薬草を購入し、釜に薬草を突っ込み、煮る。煮て出来た薬草の出汁を一旦ほかの容器に移す。

 釜に水を入れ、魔力を流す。...魔力を流すってどうやるんだ?フンッって踏ん張ればできるようなもんじゃあるまいし。

 よし。攻略サイト見よう。




 魔力を流す方法

 心臓に近い位置に、魔力を溜める器官がある。そこから魔力を動かすイメージをすることで、魔力を流せる。この時、魔力制御というスキルと、身体魔術というスキルを獲得する。


 魔力制御とは︎ →《URL》

 身体魔術とは︎ →《URL》



 魔力制御

 これを獲得することで、魔術につぎ込む魔力量が調整できる。




 ほうほう。

 実践してみると、体がほんのり発光し、暖かいのが身体を巡る感覚がある。


 《新しいスキルを獲得しました》

 《新しいスキルを獲得しました》


 今度こそ釜に魔力を流す。

 釜がほんのり光っているような気がする。暗闇じゃないと分からないレベルに光ってる。


「合成」


 水が多分魔力を帯びた。紫色にすこーしだけ染まったからだ。なんでこんな微妙な変化しかないんだ。ちなみに、名前は魔力水だってさ。これに沢山魔力を溶かしたやつがあの魔力回復ポーションみたいなもんなのかね。

 こいつにさっき作った出汁を入れ、スキルを発動する。


「合成」


 ボン


 小爆発が起き、中には薄い黄緑色のポーションが入っていた。

 成功だ。名前は体力回復ポーション(低品質)で、体力を160即時回復する。やっぱ安物の低品質の薬草から作ったから回復量は少ないな。しょうがない。


 またも薬草を買ってくる。今度は高品質なやつだ。


 同じ手順を踏み、高品質な体力回復ポーションを作る。カッコ内の文字も高品質と書いてある。体力を640回復する。さっきより黄緑色が濃い。


 その他、筋力強化のポーションや敏捷強化のポーションも作ってみようと思う。

 筋力強化...やっぱ薬草だよな。くっそ。さっき買っておけばよかった。




 店に薬草が売ってなかったので、森に来ている。ある日森の中熊さんに出会ったみたいな事がしょっちゅう起こっている為、あんまり外には出たくなかったのだが、いかんせん素材が足りない。俺専属の素材回収部隊とか作るべきだろうか。制帽に鑑定とか付与してみたりして。


 薬草の群生地に到着した。

 この群生地には、筋力強化の薬草『チカラツヨソウ』と、敏捷強化の薬草『ハヤクナリ(ง ˘ω˘ ;)วナリソウ』、体力回復の薬草『』

 も根っこごと採取して、インベントリに収納する。一応、群生地の何割かは残しておいた。


 たまに出てくるスライムや狼を撃退しつつも、薬草採取を続けた。気づいたら三時間が経過した為、帰宅した。熊と遭遇しなかった。よかったよかった。




 根っこごと採取してきた薬草。こいつを干して、カラッカラにする。こうすると、出汁が取れるようになる...気がする。煮干しとか昆布とか乾いてるし出汁取るには乾かす方がいいのかなと思ったからやってるだけだけど。買ってきた薬草も乾燥してたし。


 干している間は暇なので、錬金術の他の何かで遊んでみる。


 水の上位変換をしてみよう。水の上位の存在ってなんだろう。

 水入りボトル(500ml)5本を変換の水晶の周りに並べ、スキルを発動。


「上位変換」


『綺麗な水』500mlがボトルの中に生成された。普通に水だ。多分きっと水の中に含まれる不純物とか菌とかが少ないんだろう。


「上位変換」


『純水』100mlがボトルの中に生成された。不純物がなさそうな水だ。透明度が異様に高い。不純物が少ないとこんな綺麗になるのか。こいつを400ml増やした。


「上位変換」


 500ml超純水がボトルの中生成された。純水と一体何が違うというのか。

 検索エンジン様曰く、純粋は不純物が少ない水。超純水とはそれ以上に不純物が少ない水らしい。中学生にもわかるような名前にしてくれよ運営さんさぁ。


「上位変換」


 超純水を2500mlまで増やして上位変換を行った。『完全に純粋な水』がボトルの中に500ml生成された。

 完全に純粋な水だってさ。これでポーション作ったら性能良くなりそうだな。

 さっき作ったポーションの余りでポーションを作ってみる。


「合成」


 ボンと極めて小さい爆発を起こし、ポーションが生成される。

 ポーションの名前は、体力回復ポーション(超絶高品質)。体力を2560回復する。めっちゃ中途半端な数値だな。

 俺が使っても多分意味は無い。俺の体力は100だから低品質ポーションで十分だ。


 下位変換で超高品質ポーションと高品質ポーションが生成できた。こっちで作った方が、もしや効率がいい...?

 ちなみに、超高品質ポーションは体力を1280回復する。俺にはオーバースペックである。


 薬草に目を向けるが、まだ乾かない。水分って抜けないものだなぁ...

 なんか...なんかを分離するやつとかないのかな。

 合成がある錬金術なら分離とかもあるのではなかろうか。

 lvを30まで上げると、『分離』を覚えた。台座で行うらしい。

 薬草を台座に置き、周りの台座にボトルを用意する。大きめの。


「分離」


 薬草はカラッカラに乾き、ボトルは水で満たされていた。薬草めっちゃ軽い。

 薬草をこれまでのポーションと同じ手順を踏み、超絶高品質の筋力強化ポーションと敏捷強化ポーションを生成する。

 それぞれのステータスを2560上昇させるという馬鹿げた性能をしている。効果時間は10分。これを飲むだけで誰でもフィールドボス並の力を手にすることが出来る。すげぇな。


 これで持っていくアイテムが決まった。あとは...食事か。食べ物かなんか持ってくか。

 とりあえず、料理スキルを取得しよう。料理スキルは何かしらの料理を作ることで取得可能だ。俺が作れる料理はテキトーなチャーハンしかないのだが...大丈夫だろうか。




 サキの三行クッキング〜♪

 チャーハンの材料は、米適量、肉適量、卵適量、油適量、野菜適量、醤油適量。

 野菜と肉を切って、油をフライパンに引いて材料全部炒めながら醤油を適宜投入。

 終わり!


 《新しいスキルを獲得しました》


 たったの三行で説明が終わる程テキトーなレシピだが、そこそこなチャーハンが出来た。品質は中品質だってさ。微妙。


 スキルにポイントを少し割り振り、15まであげる。その時点で、もう一度料理をする。


 高品質のチャーハンが出来た。途中、アシストが掛かって非常に料理がしやすかった。

 これを食うとバフが掛かるらしく、自動回復が掛かる。要らねぇ...けど、さっきよりも腹が膨れた。

 ...あれ。一人前のチャーハン食ってまた同じ一人前のチャーハン食ってまだ食えそうだぞ。俺ってこんな大食いキャラだっけ。


 まあいい。これで数日後の素材集めの準備が出来た。中々楽しみである。

 名前:サキ

 性別:男(?)

 種族:イービルエルフ

 ▽特性


 △基礎ステータス


 lv.50


 体力:100

 魔力:900(+600)=1500

 筋力:500(+90)=590

 敏捷:575(+100)=675

 防御:5(-10)=-5

 知力:870(+240)=1110


 所持ポイント:100


 △所持スキル


 ▽錬金術lv.15

 鍛冶lv.100

 魔術付与lv15

投擲lv15

魔力制御

 ▽火魔術lv.25

 ▽幻影魔術lv.10

 ▽闇魔術lv.25

 ▽水魔術lv.25

 △身体魔術lv1

 ・レインフォースエンデュランス

 ・レインフォースオフェンシブ

 ・レインフォースディフェンシブ

 ▽蒸気機械召喚(装備による効果)

 蒸気機械装備(装備による効果)


 所持ポイント:58


 △称号

 性別詐欺

 爆弾魔

 虎殺し

 TOP10

 龍殺し


 ▽装備


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