EP3 モンスターが現れた!
緑色と青色のスライム(仮命名)と戦闘を開始した。
初めはメイの火魔術による攻撃。
拳大くらいの火の玉が緑色のスライムに命中する。
そこそこ攻撃力が高かったらしい。緑色のスライムのHPゲージが半分くらいになった。
次は青色のスライムの攻撃。俺の方に突進してくるようだ。そこそこ速いが、避けれないほどではない。左に避け、全力で殴る。
命中した。スライムの体力が1割削れた。意外と体力多いなコイツ。
続いて、カイの剣による攻撃。青色のスライムの体力が瀕死まで削れた。まさか俺の攻撃力が低いから少ししか削れないのか?
ラストはメイの魔法攻撃。青色のスライムは白いエフェクトと共に消滅した。
しかし、まだ戦闘は終わっていない。緑色の方がまだ残っているが、カイにあっさりと討伐され、俺たちの経験値と素材になった。俺なんも出来てねぇ...
その後、10回ぐらい同じようなスライムとエンカウントした。スライムの色は個体差があるようで、どの個体も強さの差は確認出来なかった。
ちなみに、レベルは3上がって、lv4になった。ステータスにポイントを割り振り、錬金術のレベルを5にしたら出来ることが増えたようで、前までできたのが上位変換と下位変換、等価交換と合成だ。そして、今回から出来るようになったのが、強化だ。
...これ、錬金術関係ある?
あと、補助スキルとして、『成功の道』を獲得した。
効果は、上位変換、下位変換、合成、強化の成功率が上昇するという効果だ。上昇率は知力に依存する。
使用するのに、魔力を10消費するようだ。
これはなかなか強力なスキルなんじゃないか?街に戻ったら、早速道具を買って錬金術を試してみたい。
最初の街
街に戻った。友人たちとは広場で別れて、俺は錬金術のグッズが売ってそうな店を探した。
すると、『道具屋ジョーン』という店の名前が目に入った。入ってみると、ガチムチのマッチョで裏社会に足つっこんでそうな店主が迎えてくれた。
「よう。
ここに来た目的はなんだ?」
「...あの...ここ道具屋ですよね?
怖いヒトの事務所とかじゃ...」
「そんな訳ねーだろ。
俺の何処が怖いヒトなんだ」
どこからどう見ても裏社会のヒトなんですが。
「はあ...そうですか」
「で、それより何をお買い求めだい、嬢ちゃん?」
「俺、男なんですけど」
女性的な見た目をしているからな。しょうがないしょうがない。
「おっと。そりゃ失礼したな
改めて、何をお買い求めだい、坊ちゃん?」
「えーと、錬金術に必要な道具が欲しいですね」
そう言いながら、何が必要かをスキルの説明を見ながら確認する。
必要なのは、
変換の水晶
大釜
天秤
台座×7
これらをたまたまインベントリに入っていた紙に写し、店主に見せる。
なんで入ってたかは不明だ。
ドロップか初ログイン時に渡されるのか。
「こりゃ随分高ぇのを要求してくるな。
しかも結構場所取るから工房を買った方がいいな」
なんてこった。コイツらは場所をとるようだ。
...そりゃそうか。台座が場所をとらないわけが無い。
「ちなみに、金額はいくらだ?」
「20万エルクだ」
「たっか!?」
現在の所持金はこの4分の1。5万エルクだ。
それなら、交渉してみるか。
「俺は鍛治スキル持ちだ。道具を作るのに場所が必要だから、この店の1部を借りたいです。道具もここに卸しますので、今は4万エルクにしてくれませんか?
残りは売れた金額で支払う。支払い終わり次第、相談してどうするか決めましょう。」
「いや、ちょっと無理だな。
ここを工房として使うには狭すぎるし、お前の作る道具がどのくらいの性能なのかも分からない」
なるほど...そりゃそうか。
「わかった。じゃあ、水晶と大釜だけ買っていいきます。いくらですか?」
「3万5000エルクだな」
3万5000エルクを支払い、大釜と水晶を購入しし、退店した。
所持金の7割が吹っ飛んだ。懐は軽くなったが、体と心は重い。
場所は取れなかったが、大釜と水晶はそこまで場所を取らなさそうだ。少なくとも炉よりかは。
さて、この設備を使用するにあたって、設置可能な広さがある場所を探す必要がある。別に、路上でも良いのだが、うるさくて集中出来ない。
数十分後
いくら探そうにも見つからないため、諦めてテキトーな宿屋でログアウトすることにした。
宿屋を見つけ、チェックインしてログアウトした。
ログアウトしてる間は寝てることになるらしい。
改行やらなんやらをするのを忘れてたのでちょっと編集しました。
ついでに錬金炉の存在も抹消しました。