EP25 フィールドワーク
地形の調査っつっても、どの方向に何があって、どんなものが採れるかを調べるだけなんだがな。
西に飛んで行くと、半径500mくらいの巨大なクレーターがあり、中央に赤熱した直径200m程度の隕石があった。恐ろしい大きさだ。
隕石の周囲には大量のマグマが蠢いていた。沸騰してて泡立ってるみたいな感じじゃない。波起こしたりマグマを動かして手を作ったりしている。巨大なスライムみたいだな。
隕石に直接近づき、採れる素材を調べる。
隕石の周囲の空気は非常に熱く、スリップダメージが入る。それでも、俺は接近する。
隕石の目の前まで来た。熱くて熱中症になりそうな気温だ。
パイルバンカーを装備し、隕石に杭を打ち込む。打ち込んだ場所に痕が出来る。何度も打ち込み、ようやく亀裂が走る。もうしばらく打ち込み、欠片が落ちる。それをインベントリにしまい込み、すぐに離脱する。あれ以上いたら死んでた。
隕石の欠片
基礎ステータス
耐久:2000
攻撃:0
防御:0
上昇ステータス
無し
付与スキル/魔術
無し
セット効果
無し
解説
何億年も前に落下した隕石の欠片。その欠片は熱を纏い、恐ろしく硬い。鍛治lv.75で加工可能。
耐久2000とか随分硬ぇな。炎属性の剣とかの素材に使えそうだな。鍛治スキルのレベル上げてやってみるか。
次。南の炎を祀ってるっぽい神殿。この前の古代遺跡と同じルーブル国のやつだと思う。
神殿の周辺には鬼火(?)が漂っていた。鑑定曰く、火精霊らしい。純粋な火の魔力から生まれるそう。傍から見ればただの鬼火だな。
ちなみに、近くには火水晶と炎水晶が転がってた。なんで?
火水晶
基礎ステータス
耐久:100
攻撃:0
防御:0
上昇ステータス
無し
付与スキル/魔術
魔術効果上昇(火)
セット効果
無し
解説
メラメラと燃えるように見える水晶。この水晶には水をかけないことを推奨する。火魔術の効果を10%アップする。
水晶だけに推奨ってか...水晶はほんのり熱い癖して解説は寒いな。
内部には、大きな燭台が両脇に計二つと、松明を持った女神像的なのが佇んでいた。女神像は両手で正面に持っている。自由の女神みたいな感じではない。
女神像の松明が急に大きくなった直後、火の玉が分裂した。鑑定すると、炎精霊と説明書きに書いてあった。なんでも、圧縮された純粋な火の魔力とから生まれるそう。圧縮された魔力量で色々変わったりするのかな。
えー、次。西の火山。炎系多いな。どこもかしこも気温が高くて困るな。
ここの麓には、赤熱した岩で出来た、岩岩した(?)人間と大きさがそう変わらない小さいゴーレムと人間が縦に20人くらい入るようなゴーレムがいた。たくさんいた。
ちっさい方は水魔術を当てるだけで黒くなって砕けた。大きい方は当たった箇所が黒くなる程度だった。
黒くなった部分に杭を打ち込むと、その部分だけ砕け散った。断面は割れたガラスのように鋭く、頬に掠っただけで切れた。
砕けた部分はもう再生している。早くねー?
高速で離脱し、ウォーターサークルを付与したミサイルを数発撃ち、相手を完全に真っ黒にする。その上からファイヤーエクスプロージョンを付与したミサイルを撃ち、粉砕する。
大きくて赤い核らしきものを残してゴーレムは黒い欠片となった。
ラーヴァ・コア
基礎ステータス
耐久:2000
攻撃:0
防御:0
上昇ステータス
無し
付与スキル/魔術
魔術威力上昇(炎)
セット効果
無し
解説
炎魔術をこれを通して発動すると威力が上がる球体。威力は大きさに比例する。
半径1cmの時、5%威力が上昇する。
チートじゃねぇか。何回目のチート素材だよ。
モバイルバッテリー(魔力版)とか異常に硬い隕石とか超レアな金属で出来た合金とか超強い素材貰いすぎて運営からのヤラセを疑うレベルなんだが。さすがに無いだろうけど。
ちなみに、この核の半径は約50cm。威力は6倍になる。馬鹿げてるな。馬鹿げてる倍率である。
...と、驚いてる暇はない。小型のゴーレムに包囲されてしまった。
機械翼を起動し、即座に離脱する。
火口に向かって飛ぶ。火口の中の溶岩は沸騰しているのか、ぶくぶくと泡を立てていた。
他、ドラゴンがいた。翼がついてる...が、前足が無い。ワイバーンかな?
ファイヤーボールを付与した魔術具でワイバーンのヘイトをこちらに向ける。ワイバーンは顔をこちらに向け、即座にブレスを吐いてくる。俺はそれを大盾で防ぎ、一瞬で近づいてパイルバンカーを眼球に突き刺す。
黒い塵のエフェクトが大量に吹き出す。その時の悲鳴が非常にうるさく、すごい不快だった。耳痛い。
手で俺を叩いて潰そうとしたため、背中に移動する。
「縮地」
背中からワイバーンの腕の付け根にパイルバンカーを打ち込み、穴を開ける。そこに、ファイヤーエクスプロージョンを付与した魔術具を投擲し、腕を吹き飛ばす。
キーンとする左耳を抑えながら、俺は反対側の腕も同じ手段で吹き飛ばそうとしても、ワイバーンは体をひねりながら俺を吹き飛ばす。
空中に投げ出され、口を開けてブレスを吐く準備ができたワイバーンの顔がこちらを向く。
俺は盾に魔力を流して結界を俺の目の前に作り出し、ブレスを防ぐ。
ブレスを防ぎ切り、ワイバーンの頭上まで飛ぶ。頭上まで飛んだら、脳天目掛けて急降下し、パイルバンカーを突き出す。
ゴォン
鐘が鳴るような音を響かせ、パイルバンカーは脳を貫通した。
ワイバーンの体から力が抜け、砂煙を立てながら倒れる。いやあ、強かった。
《レベルが上昇しました》
《レベルが上昇しました》
じゃ、そろそろ帰ろうかな。
*
カイもこの街に来たようで、広い土地を購入し、クランの仮本部をメンバーと一緒に建築していた。
建築様式はこの街の建物に合わせて、炎の装飾をしたり、赤く染めたりしている。
現在、基礎と一階が完成したところらしい。
「お前...一日でよくこんな作ったな」
「人海戦術の力だ」
曰く、100人で建てているらしい。今も尚、新規加入者増えてるからと言って、こんな大量に建築系のスキルを持ってるやつを集めるのは大変だったろうに。
「...ちなみに、どうやってここまで人運んだんだ?」
「大量に馬車の運転業者を雇った」
「金尽きるぞ」
今、臨時の収入源として、俺の魔水晶と魔力ポーションと魔術具を売って出来た利益の一部をクランにあげていた。こちとら懐が過疎になってきてんだぞ。どうにか収入源確保してくれ。
「大丈夫大丈夫。ここで水魔術の魔術具の生産をしてここで売ってもらう予定だから」
そりゃよかった。これ以上金が吹っ飛ぶのはやめて欲しかった。マジで。
「あ、そうそう。この近くで現れるモンスターとそのドロップアイテム教えとくわ」
「お、マジか。あざす」
情報交換を終え、俺は一旦レンブラントシティに戻る。
*
実験ターイム!
ゲットした隕石の欠片、ラーヴァ・コア、炎水晶、火水晶でなんか作る!ワイバーンの素材は質が悪かったから売っぱらった。
とりあえず、火水晶と炎水晶を合成してみる。台座に一つずつ置いて、スキルを発動する。
「合成」
ボンと小さい爆発を起こし、、真ん中の台座に水晶ができる。
火炎水晶
基礎ステータス
耐久:1000
攻撃:0
防御:0
上昇ステータス
無し
付与スキル/魔術
魔術融合
セット効果
無し
解説
これに火魔術もしくは炎魔術を付与すると、魔術融合が起こる。
試しに、ファイヤーボールを付与したが、ただ単に、ファイヤーボールが付与されただけだった。ファイヤーアローを付与してみると、名前が火炎水晶〔インフェルノ・バレット〕になった。どうやら、ファイヤーアローとファイヤーボールを付与しないとダメらしい。
威力は、炎水晶にファイヤーボールを付与したやつの5倍ぐらいあった。これにラーヴァ・コアをつけたら恐ろしい威力になりそうだな。怖い怖い。
隕石の欠片...あれに使えないかな。アダマンミスリル合金。
台座に、アダマンミスリル合金と隕石の欠片を置く。質量はどちらも40kgだ。
「合成」
熱を発しながら光り、台座の上には微妙に発光している赤い金属塊が置いてある。
メテオアダマンミスリル合金
基礎ステータス
耐久:5000
攻撃:100
防御:100
上昇ステータス
無し
付与スキル/魔術
発熱
セット効果
無し
解説
隕石とアダマンタイトとミスリルの合金。魔力をよく通し、付与した魔術の性能が3倍になる。異常に硬い。鍛治lv.100で加工可能。
なんということでしょう。恐ろしく硬い合金ができてしまいました。
本当に恐ろしく硬かった。壁に打ち付けると、壁が金属塊の形に凹んだ。金属塊は無傷だった。
他にも、魔力を通すと、発熱する。すっごい発熱する。鉄と一緒に置いて数秒で鉄が溶ける。
剣に使えば鉄を斬る剣とか作れそうである。早速やってみる。鍛治レベルを100まで上げ、炉に突っ込む。
十分温度が上がったため、金槌で叩く。
バキッ
金槌がぶっ壊れた。金属塊は無傷である。はぁ?
金槌買いに行こ...
買ってきた。予備用に五つほど。
炉に金属塊を突っ込み、さらに温度をあげて取り出し、叩く。
バキッ
またぶっ壊れた。金属塊はまだ無傷である。はぁ?
なんでだ。なぜ熱して柔らかくならない。そもそも熱で柔らかくならない性質なのか?
そう考えれば、鉄が数秒で溶けるぐらい発熱したのに溶けない事に合点が行く。それなら柔らかくなるわけが無い。
じゃあ、冷やせば柔らかくなるのだろうか。冷やすために水入りバケツに突っ込んでしばらく放置する。ジュウという音が心地よい。
十分に冷えたところを、金槌で叩く。
バキッ
また折れた。金属塊は多少傷ができている。
加工できるくらいに柔らかくなるほど冷やせていないということだろうか。
氷魔法とかを使って冷やさないとだめなのだろうか。ちょっと今は加工するのは無理そうである。
だがいずれ装備を作るのだし、鍛冶の練習として鉄でロングソードを作ってみようと思う。
炉で熱し、叩く。また炉で熱し、また叩く。何十回とその動作を繰り返し、刃がついていない剣の形をした鉄ができた。スキルのおかげで、どこ叩けば良いのかわかるというのは便利だ。
それをまた熱して、水で急激に冷やす。冷やしたロングソードを、今度はヤスリで研磨していく。スキルのおかげか、何処を研磨すればいいのかが視覚的にわかるようになっている。研磨する部分は反対色で表示されて、非常にわかりやすい。
反対色の部分が全て消え、銀色に光る、柄がついていないロングソードが出来た。
鉄のロングソード(未完成)
基礎ステータス
耐久:2000
攻撃:500
防御:100
上昇ステータス
無し
付与スキル/魔術
無し
セット効果
無し
解説
サキが作った、鉄のロングソード。非常に質が高い逸品。
鉄でこんな剣が作れるとか恐ろしいな、鍛治レベル100とは。
木材から持ち手と鍔を作り、簡易的にロングソードを作る。
他にも、篭手とかショートソードの刀身とか槍の穂先とか作ってみた。全部未完成である。木材とか皮とかないから。
うちのギルドの生産職の人に完成させるよう依頼する。我が家に来た人は凄い性能だと驚いていた。
名前:サキ
性別:男(?)
種族:イービルエルフ
▽特性
△基礎ステータス
lv.50
体力:100
魔力:900(+600)=1500
筋力:500(+90)=590
敏捷:575(+100)=675
防御:5(-10)=-5
知力:870(+240)=1110
所持ポイント:100
△所持スキル
▽錬金術lv.15
鍛冶lv.100
魔術付与lv15
▽火魔術lv.25
投擲lv.15
▽幻影魔術lv.10
▽闇魔術lv.25
▽水魔術lv.25
△蒸気機械召喚(装備による効果)
・五式結界魔術付与大盾
・六式五糎二連装砲
・三五二式対生物用特殊杭打ち機
・六四式高圧縮魔力砲
・二五六式機械翼
・一二八式身体強化機械(脚、腕)
・超小型誘導弾発射管
蒸気機械装備(装備による効果)
所持ポイント:58
△称号
性別詐欺
爆弾魔
虎殺し
TOP10
龍殺し
▽装備




