EP22 龍
間一髪で機械翼を装着する事でギリギリで避けれた。俺がついさっきまで居た場所は赤くなって、白い湯気が立っている。
「鑑定」
強さを確認するため、鑑定を発動する。
名前:初期型決戦用自動人形ウロボロス試験機
性別:無
種族:自動人形(龍)
△状態
暴走
△特性
魔力無制限
魔術ダメージ50%カット
防御ステータス2000上昇
△基礎ステータス
lv100
体力:4000
魔力:無限
筋力:1000
敏捷:2000
防御:2000(+2000)=4000
知力:1000
△所持スキル
高圧縮魔力砲
▽空間魔術
誘導弾発射
眷属召喚
眷属使役
飛翔
△称号
フィールドボス
装備:無し
...無理だろ。グリーより強い。今の俺のレベルの約6倍と少しぐらいのレベル差がある。
ミサイルが火を噴きながらこちらへ飛んでくる。機械翼を羽ばたかせ、ミサイルを避ける。旋回出来なかったミサイルは壁に衝突し、爆発する。しかし、幾つかのミサイルはまだ追ってくる。
暇な時に作ったファイヤーボールを付与した魔水晶を発動させる。
火の玉はミサイルに当たり、爆発する。ミサイルは誘爆し、俺を追うミサイルは全て爆散した。
ガシャガシャと、大量のカニ型の自動人形が列をなしながら歩いてくる。ハサミの部分は銃になっている。
銃が一斉に俺を向く。
全力で走って曲がった通路の角に隠れ、魔法を発動する。
ファイヤーエクスプロージョンを付与した魔水晶爆発でカニ型の自動人形はひっくり返るか、鉄の破片となって飛び散っている。
《レベルが上昇しました》
《レベルが上昇しました》
ひっくり返ったやつはパイルバンカーで破壊する。
《レベルが上昇しました》
しかし、奥からまだ機械はやってくる。しかも、もっと強そうなのが。
狼型だったり、ライオン型だったり、ドローンだったり。
もう一度同じものを投げる。しかし、あまり敵は減らない。
倒せないと判断したため、すぐに通路の突き当たりにある扉の中に入る。しかし、それが運の尽きだった。
GRAAAAAAAAAUUUUUUUUUHHHHHH!!!!!!!!
扉の先は例の龍が居る部屋だった。どうやら俺は、誘導されたみたいだ。扉は...無い?
なんだ!?空間魔術で転移させられたのか!?
そんな余計な思考を振り払い、俺は走り出す。
大量のミサイルを避けながら、迎撃しながら、俺は相手の隙を狙う。
この敵の唯一の隙は、あの馬鹿みたいな威力のブレスを撃つ為の溜め時間だ。あれの溜め時間は僅か一秒。その隙を狙って、ファイヤーエクスプロージョンを撃ち込んで内側から破壊する。魔術によるダメージは50%カットとあるが、それは装甲があるからだろう。内側に装甲は無いはずだから、ダメージは通る。...多分おそらくきっと。
と、作戦を考えてる間にもミサイルによる攻撃は止まない。しかも、大量の自動人形(眷属)から撃たれる濃いレーザーの弾幕が追加され、避けるのが非常に困難だ。
少しでも弾幕を薄くするため、魔術具を投げる。
火の柱が立ち上る。眷属共は蹴散らされ、弾幕が気持ち少なくなる。しかし、依然弾幕は濃い。
それなら、こいつらの弾幕を利用するか。
俺は機械翼を羽ばたかせ、龍と眷属の間に移動する。眷属達にとって、この龍は主みたいなもんだから俺に攻撃はできないだろう。
ピタッと眷属達の攻撃が止んだ。予想通りの動きをしてくれた。しかし、ミサイルによる攻撃は止まない。
ミサイルは俺を追いかけてくる。龍の体に飛び乗り、ミサイルが龍に当たるように誘導する。
GAAAAAAAAAAAAUUUUUUUUHHHHH!!!!
龍の尾の方に近い背中にミサイルが命中した。
当たった箇所を冷やしたら脆くなったりとかするのだろうか。ウォーターサークルが付与された魔術具をぶん投げる。
狙った地点に水の柱が立つ。
急速に冷却された装甲は、少し変色している。
身体強化の機械を装着し、眷属共がいる地上に降り、適当な小さい眷属を捕まえる。再度龍の上に上昇し、眷属を力一杯にぶつける。
龍の装甲は眷属共々砕け散り、中からは二枚目の装甲が姿を現した。二枚目の装甲とか防御性能高過ぎだろ...
もう一度ミサイル来ねぇかなと待ちぼうけしていても、学習したのか、なかなか撃ってこないので、こちらから攻撃を仕掛ける。
しかし、龍の上に登ってきた眷属にそれを阻まれる。
間一髪でレーザーを避け、砲口を掴んで地面に投げつける。地面に投げつけられたやつは金属の破片を散らばらせながら爆散する。
今度こそ装甲の損傷した部分を攻撃しようとすると、刃物を持った人型の眷属に脇腹を攻撃される。
「グハッ」
出血のデバフが付与される。
刃物を持った眷属の腕をへし折り、奪った刃物を他の眷属に投擲して地上に落下させ、腕をへし折られた眷属は腹部を殴り飛ばして落下させる。
しかし、どれだけ眷属を倒しても減らないので、魔術具を投げ...
ビュン
...ようとしたらレーザーを撃たれたため、即座に避ける。なかなか投げさせてもらえない。
装甲の損傷した部分からある程度離れ、ダメージ覚悟で、魔水晶を投げる。
自分の周りに火の壁ができる。これである程度攻撃は遮断できる。
また違う魔術具を投げ、破損した装甲の位置に爆発が起きる。しかし、周辺の眷属共はピンピンしている。あいつらより硬い奴らで固めて損害を小さくする試みだろう。
続けて、魔術具を投擲する。
大量の水が発生し、ジュウという音を立てながら装甲が急速に冷却される。
もう一度魔術具を投擲する。
爆発によって、脆くなった第二の装甲はようやく剥がれ、破片が飛び散る。
装甲に出来た穴の上空に飛翔し、内部を魔術で破壊する。
異なる3種類の魔術具を投げ、内部から大きな爆発と、火の柱が立つ。しかし、まだダメージとしては少ないように思える。
大量の魔術具を発動させ、赤と黒の玉や矢が穴に飛び込んでいき、損傷していない装甲にもヒビが走る。その隙間から、火や闇が噴出する。
バシュッ
そんな音がすると、龍の身体がもげた。俺が乗っていた場所諸共切り離された。
機械翼を羽ばたかせ、落下ダメージを受けないようにする。
ドシンと、地面に龍の身体が衝突する。下にいた眷属達は全員潰れる。
リュウグウノツカイみたいに身体を分離した龍は、こちらに顔を向け、口の中で魔力を溜める。
俺は飛翔し、魔術具を思いっきり投げる。
爆発で口の中の魔力が吹っ飛び、龍の頭部が跡形もなく吹き飛ぶ。普通はこんな威力ではない。口の中で凝縮された魔力かなんかに誘爆でもしたのだろうか。
奴の残り体力は四分の一。
頭部が接続されていた部分を攻撃し、より多くのダメージを蓄積させる。
ついに龍の体力ゲージが空になり、眷属共は活動を停止する。膨大な量のシステムメッセージが届く。
《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《レベルが上昇しました》 《新しい称号を獲得しました》
2024/7/18 大幅に文章を変更しました。
2024/9/6 一部の誤りを訂正しました。




