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生産職の戦闘狂(打ち切り)  作者: deftmikan
第一回イベント
18/41

EP16 第一回イベント2

一部、残酷な描写あり

「...の矢よ......槍よ.........フレイド」


後ろから何かが聞こえる。


振り返ってみれば、巨大な炎の槍と弩砲。


「え、まず...」


避けられない。死を覚悟したが、眼の前で急に炎が全て消える。


槍がが放たれた方から、デスエフェクトが見える。

なるほど。術者がデスしたから、魔術が消えたのか。嗚呼、良かった。寿命が縮まるような思いをした。もう二度とこうならないことを祈りたい。




「よう、サキ」


「よう、カイ」


カイに後ろから話しかけられたため、それに応じる。そこそこ距離は離れている。


「お前の三つのスキルから、なにか増えたのか?」


「それはどうだろう...なっ!!」


言い切りの瞬間に、一気に距離を詰めて攻撃をしてくる。

攻撃は槍による刺突。なかなか避けやすい攻撃で助かった。余裕で横に避ける。


「いきなり攻撃してくるなぁ。普通の奴らなら今ので終わりだぞ」


「お前は普通のやつじゃねぇからノーカンな」


「ひっでぇなあ。

仕返ししてやるよ」


魔水晶〔ファイヤーサークル〕を投擲する。


「ん?なんだこr...

ぐわああああああああ!!」


よし、ヒット!油断するからこうなるのさ。

でも、1発耐えるとはさすが前衛。敵ながらあっぱれ。


「次からは油断しねぇかんな。

オラァ!」


またも、攻撃してくる。次は剣による攻撃のため、なかなか避けづらい。しかも、超接近戦だから何もアイテムが使用できない。


「ちょっとぐらいは反撃しないのかねぇ?」


「そりゃお望み通りに!」


拳を握りしめ、思いっきり腹を殴る。


「かはっ」


腹に拳が直撃、そのまま1m後方にノックバックさせる。


「生産職が持っていい攻撃力じゃねぇぞ、これ」


「鍛治スキルのために筋力にもステータスを振っているのでね。

魔力とか知力とかに全振りしてる訳じゃ...ねぇ!!」


後ろに跳びながら炎水晶〔フレイムサークル〕を投げる。


「縮地」


彼がそういうと、彼の姿が消える。どこ行った!?


「レイフォース・ストレングス、メテオ・インパクト」


オーラのようなエフェクトを纏ったカイが頭上から落下してくる。攻撃を間一髪で避ける。なんて名前のスキルだ!?

攻撃を避け、剣は地面に突き刺さっている。今が隙だと考え、攻撃を仕掛けようと近づくと、槍で突かれた。この攻撃で脇腹辺りが抉られる。体力がごっそり減る。そして出血というデバフまでついてしまう。黒い塵のエフェクト


「ぐはっ」


俺がダメージを受けている間、カイは剣を引き抜き、俺に連撃をお見舞いしてくる。

なんて激しい攻撃だろう。拳を剣の横から当てて軌道を逸らして捌くのが精一杯だ。

そろそろ集中力も切れてきた。その時、カイが剣を自分の頭上に突きつけ、そのまま振り下ろしてくる。

大きな隙のハズが、体が上手く動かない。


「レイフォース・スラッシュ」


ギリギリで避けれず、左腕を切り飛ばされる。断面には黒い塵のエフェクトを纏っている。


「ぐっ」


HPが1割まで減る。攻撃がかすっただけでも死にかねん。

早く決着をつけねば。

一旦距離を取り、魔水晶〔ファイヤーサークル〕を横一列にばら撒く。牽制目的だ。

火の壁が出来る。その後ろから魔水晶〔ファイヤーエクスプロージョン〕をテキトーにばらまいて爆発の範囲から逃れる。


が、完全に逃れることは出来ず、衝撃波でさらに吹っ飛ばされる。ダメージは少ない。


カイが居るハズの方へ近寄ってみる。周囲には焼けた地面と燃える木々しか無かった。


しかし、まだ油断出来ない。

テキトーな方向へ走り、追撃不可能なくらいに逃げる。

これで、ようやく休憩ができる。アイテムは尽き、体力はほぼ無い。いい戦いだった。


《これにて、第一回イベント、猛者たちの舞踏会(武闘会)を終了します。

ご参加頂き、ありがとうございました》


頭の中にシステムメッセージの声が聞こえ、俺の意識は手放された。

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