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先輩はどっちか判らない、けど好き。  作者: 村岸健太
後輩くんは眠れない。
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固有の青春物語

「今日のお帰りは寒くなりそうです、そろそろマフラーがあるといい季節ですね。それでは皆さん、今日も元気で行ってらっしゃい!」

 原口ヒナコさんの声に背中を押されて、今日も後輩くんは家を出た。

 季節の針は秒針のようにこつこつ進む。まったく、時間ほど確かで信頼のおけるものもないようだ。後輩くんが先輩と出会った日から十日経って、原口さんの言葉通り、朝晩は屋外で居眠りなんてしようものならたちまち風邪をひいてしまうような気温になっている。

 後輩くんは大学のある日には、毎日先輩と会っている。自身が煙草を吸うわけではないのに、一号館屋上の喫煙所に行って、先輩がいなければ読書に耽る。後輩くんはこの喫煙所で先輩以外の人を見たことがなかった。四年生かもしれない先輩が卒業したら、きっとこの喫煙所は片付けられてしまうのだろう。

 父は相変わらず家にいて、毎日起きている間はせっせとくよくよして部屋の空気をどんよりさせ、そのくせ夜は遠慮のない大いびきをかいて、後輩くんの安眠を妨げてくれている。このところは、もう家に帰りたくないとはっきり言うようになってしまった。それならそれでいいから、こっちできちんと生活出来るようにして欲しいと希望は伝えたものの、それが実行に移されるまでどれぐらいの時間を要するやら。五十過ぎまで田舎の魚屋の主としてやってきた人が、いきなり全然知らない街で不慣れな仕事に就くというのは、精神面の折り合いをつけるのが相当に難しいことなのだろうということは後輩くんにも想像出来る。

 一方で、藤村たち「日輪山」の面々が後輩くんに近寄ってくることはなくなった。……不穏な視線なり、気配なりは感じるのだけど、少なくとも社会的距離を保ってはくれている。

 どんな宗教もあっていいと思うが、例えば家庭内にそれをやっている人間がいるからといって、家庭全体ひっくるめて同じものと見て欲しくはないものだと後輩くんはつくづく思う。次、自分が実家に帰るのはいつの日のことだろう? 母に会うことがあるのかないのか、……やっぱり母親であるから、情というものは今でももちろんあるのだけれど、家族以外のものを家族よりも尊重するようになってしまった人に対しての扱いは、当然程度が知れてくる。あるいは母は後輩くんに対して腹を痛めて産んだのに冷たいだとか、藤村が用いたような言い回しをするかもしれないし、されればされたぶんだけ後輩くんは傷を負うことになるのかもしれないけれど……。

 本のページを捲りながら、そんな暗いことを考えていた後輩くんの顔の横に、

「おはよう、後輩くん」

 先輩がひょいと顔を覗かせた。

「おはようございます」

 本当はすごくびっくりしたのだけど、あまりおおっぴらに表現することはしない。声をかけるなら二メートルぐらい手前からにしてくれたらいいのにな、この人はきっと誰に対してもこうなんだろうな、そしてこんなふうに声をかけて、たくさんの人に幸せを感じさせているんだろう。

 煙草を吸い、コーヒーを飲む人は口臭が悪くなりがちだと聞いたことがあるが、先輩はしっかりケアをしているのか、いつもすーっとしたミントのにおいがする。後輩くんの隣に座る前にとっとこと階段室の影にある自動販売機からコーヒーを二本買って、片方を後輩くんに手渡す。申し訳ないな、といつも思う。

「おや、初鹿七段の本だね。ということは後輩くんも振り飛車党に転向するのかな」

 ちんまりと隣に腰を下ろして、後輩くんの手元を覗き込む。初鹿七段は将棋界では少数派の、振り飛車一本槍の棋士である。

「いつも、先輩にやられっぱなしなので……。僕がもっと強くならないと、いまに先輩に飽きられてしまう気がして」

 自身が振り飛車を指そうと思った、というよりは先輩のような振り飛車党の人がどんな発想で手を作って来るのかを知りたいがために買った、というのが本当のところである。

「なるほどね。……それはとても楽しみだ。初鹿七段の本は私も何冊も読んだから、君にも読まれてしまうとなると、私は脳の中を覗かれるに等しいな。あるいは、服を脱がされてしまうか……」

 先輩はもちろん含むところのある顔で微笑むのである。

 あれからホテルに二度行って、二度とも後輩くんはお風呂、将棋、昼寝でのんびりと過ごさせてもらっている。先輩は概ね読書をしているが、いつも後輩くんが目を覚ます少し前にご自身も眠気を催すらしく、だいたいベッドに登ってきて、そのタイミングで後輩くんは覚醒する。三日前に行ったときは先輩もずいぶん油断していて、後輩くんがトイレに行きたくってベッドから降りてもまだすうすう寝息を立てていた。この期に及んでまだ先輩が「どっち」であるか判らない後輩くんは、それを確かめるためのチャンスだったのに、トイレから戻って十分ほど、先輩の寝顔を見て過ごした。どっちなんだろう、いくつなんだろう……、ぼんやりと考える時間は、とっても贅沢だった。

 これからも一緒に居させてもらえたなら、いつかきっと、判る日が来る。

 何一つ判らないままでも、僕はあなたに恋をしました。そのことだけを、過去完了形でいつかそっと伝えてみようと後輩くんは思っている。それだけの勇気が湧く日が、はたして来るのかどうか……、けれどそれはまた別の問題。

「では、早速お手並み拝見と行きたいところなのだけど、……実は今日は君に紹介したい人がいてね。先日のスタンドリッジ卿、つまり原口くんのことは覚えているね?」

 もちろん、今朝も(多くの視聴者がそうであろうけれど)彼女の言葉に見送られて家を出てきた。後輩くんのお父さんは、このところ「行ってらっしゃい」という言葉さえかけてくれなくなっているので、彼女の言葉はとても貴重なのだった。

「彼女はこの大学の団体、……宗教的なものではないよ、非営利のサークル、に所属している。私も事情があって一時的に籍を置いたことがあってね、いまも時々手伝いに行くんだが、彼女が言っていた『ファルヴィニッヒ』というのはそこで得た名前なのだよ。今日は、そこの副代表を務める人物に君を紹介しようと思っているんだ。私だけでは君も心許ないだろうし、私としても君を護るためにはあらゆる手段を講じておきたい」

 護衛。

「これからやって来るのは、その団体の代表を務めている私の友人だ。ちょっとばかり個性的なところもあるが、信頼出来る人物だよ」

 僕ごときにボディガードなんて、とは思うし、このところは藤村たちにも付き纏われずに済んでいるから大袈裟だとは思うけれど、先輩は探偵として、(依頼した覚えもないのだけど)後輩くんの身の安全を最優先に考えてくれているのだ。

 また、後輩くんとしても自分を守るために先輩が先日のような目に遭うことは耐え難い。ならば、それを専門にしている人に頼んだほうがいいに決まっている。しかし、えらい話が大きくなってるぞ、あわわわわ、とは思うのだけど。

 ……ひっかかるのは、先日こそ不意打ちで藤村たちをやっつけてくれたけれど女性として決して身体が強そうには見えない原口さんと、小さな先輩が所属していたというボディガード団体、先輩は信頼を置いているようだが、はたして大丈夫なのか……、というところ。あと、スタンドリッジとかあとファルヴィニッヒとか、よくわからない源氏名(コードネーム、と呼ばない理由も判然としない)があることも疑問である。

「……しかし、もうすぐ四限が始まる時間だね。その人物は三限が終わったら向かうと言っていたのだが……、おや」

 先輩がポケットからスマートフォンを取り出して、電話に出た。どうやら相手は、当該人物であったらしい。

「やあ、私だ。こちらはもう屋上に着いている……、え?」

 あ、いまの先輩はわりと無防備な声を出したな、あどけない感じが可愛かったな……、と後輩くんが勝手なことを思っている一方で、先輩はちょっと呆れた様子で、「ああ……、そう……、いやまぁ構わないのだけど……、うん、了解したよ、いまから向かおう」と話した末に電話を切って、小さく嘆息した。

(くだん)の代表だ。……いまこの建物の三階と四階の踊り場にいるそうだ」

「その人は、踊り場から電話を掛けていらしたのですか」

「『階段を上ることに疲れてしまったので』と言っていたよ」

 後輩くんは唖然とした。そういえば先日も、原口さんの他にもう一人来るはずだったと言っていたのではなかったか。その人物は、キャンパスを出たところで転んで、骨を折って(・・・・・)、合流出来なかったのだ。

「うん、そう。まさしくその人物だ。こう言っては何だが、体力と筋力のないことで言えばなかなかのものがある」

 要素の「ない」ことを「なかなかある」というのは何ともややこしいものだ。きっと青白いもやし、いや、スプラウトみたいな人物なのであろう。

「あまり貧弱ぶりを発揮されると、後輩くんが不安になってしまうしそういう人物を紹介する私としても立場がないのだけど……。それでも有能であることに疑いの余地のない人物なのでね、三階と四階の間の踊り場までご足労願えるかな」

 是非もない。どっちみち、帰ろうと思えばそこを通ることになるのだし、ボディガードの適性はまったくなさそうなその人物に、いいものか悪いものかは別として、じんわりと興味が湧いてきてしまった後輩くんだった。

 いや、その人物に対してというよりは、先輩にまつわるあらゆることに興味が湧いている。

 後輩くんではなかなか先輩に「え?」とか「は?」とか言わせることは出来ないだろう。真正面からではない先輩の、いろんな表情一つひとつを、嬉しい気持ちで後輩くんは見るだろう。もっとも、少々気持ち悪い感覚かも知れないし、やがては嫉妬してしまうことになるのだろうけど。

 そして、先輩を困惑させる人は、本当に四階から三階に降りる途中の踊り場で、二人のことを待っていた。





「初めまして。レオニード=メルネスと申します」

 一目で、中学生だ、と思った。

 身長は百五十半ばぐらいだろう、先輩よりも更に五センチ以上低い。そしてこれは間近でじろじろと観察したことがある後輩くんであるから言えることとして、先輩もつるつるすべすべのお肌をしているのだけど、レオニード=メルネスと名乗ったこの人物もまた、むきたての茹で玉子みたいな肌をしている。

 しかし、声は高いとはいえしっかり男性のそれである。

 クリーム色のカットソーを細い身体に巻きつけ、サコッシュで縛っているような感じの身体である。目を引くのは、その冷たい感じながら長い睫毛を備えた双眸の、涙袋の目尻側だけがほんのり赤味がかっていることで、艶かしさめいたものが漂っている。ちょっと前からそういうメイクの女子を見るようになったという印象を、後輩くんは持っていたが、しかしお化粧をしているようには見えない。無表情で白い顔でありながら、その赤味があるおかげで、生体としての温もりを感じさせる人だった。

「あの、初めまして……、その、先輩の、はい、後輩の……」

「よろしくお願いします、後輩さん」

 メルネス氏に、先輩と後輩くんは「立ち話も何ですから、というか僕が座りたいので」と、地下の食堂に導かれた。講義演習の行われている時間でも常に一定の学生が居る空間、……隅のほうに「日輪山」のメンバーが一人いたが、こちらに近付いてくるということはしなかった。

「……『メルネス』で行くのかい」

「あなたはファルヴィニッヒではいけませんか」

「いや……、まあ、何でもいいが……」

 先輩を翻弄出来る人がいるとは思わなかったので、後輩くんは思わずメルネス氏に尊敬の眼差しを送ってしまった。メルネス氏は「二度目の四年生をやっているところです」と言ったので、この童顔でもう二十三歳だということだ。驚きである。なお、先輩に対しても後輩くんに対しても等しく敬語を使うので、結局先輩の年齢は掴めない。

「本名は、ナカツルと申します。こういう字を書きます」

 差し出されたスマートフォンには、「中寉了」とあった。ナカツル・リョウ、寉は鶴の異体字であろう。彼は後輩くんが名乗るのを待たずに、

「後輩さん、どちらをご希望ですか?」

 よく判らないことを訊いた。

「はい? ……どちら?」

「ええ、つまり……、僕や原口さんのような男性的な名前か、あるいは女性的な名前か」

 何を訊かれているのだろう、と思った。いやそもそもボディガードをしているらしい団体(サークル)の構成員たちに源氏名があるのか判然としない。世の中には、判らないことがたくさんあるものだ。

「ちなみにだけど、私もファルヴィニッヒともう一つ名前があってね。デルフィネスという」

 先輩は肩を竦めて言った。それも苗字かもしれないから自信は持てないけれど、たぶん女性な気がした。もう、先輩がどっちでもいいと開き直ったのだから、あんまり右往左往させないで欲しいと後輩くんは願った。

「そうです。一人で一つしか名を持ってはいけないなんて決まりはありませんからね」

 中寉さんは童顔に大真面目な表情を浮かべて言った。そういうものだろうか……、後輩くんはまだたぶん先輩にも中寉さんにも自分の姓名を知られていないので、コメントのしようがなかった。

「いえ、あの……、それは追い追い中寉さんのお好きなのを付けて頂ければいいんですけど、それよりも……」

 中寉さんは無表情でいるもので、そして極端な童顔であるもので、何を考えているのか判らない。ものすごく頭が良さそうにも見える反面、何も考えていないようにも見える。そういう人であることは熟知しているのだろう、先輩は頬杖を付いて、ひっそりと溜め息を吐いた。

「あの、本当に、なんかその、僕の件で、……先日は原口さんにもご迷惑を掛けちゃいましたし」

「いいえ。本当は僕が一番乗りで駆け付けようと思ったのです。瞬発力も筋力とカルシウムが足りなかったのですぐそこで転んで骨を折りました。比喩表現ですが」

「その節は、本当にすみませんでした……」

 全くもってペースが掴めない。先輩の身のこなしや、今日もまた黒主体の影に溶けるようなコーディネートは黒猫であるが、中寉さんは中寉さんでぬるぬる掴みどころのないところが猫っぽい。

「話が自由なのは了の悪い癖だし、後輩くんも律儀に拾いすぎる。……いや、事前にちゃんと伝えていなかった私も悪かったんだ。後輩くん、了が副代表を務める団体は、別にボディガードを活動主旨としているわけではないんだ」

 え、と後輩くんは先輩を見て、中寉さんを見た。

「頼まれれば何だってやる、というだけのことです。ボディガードでもエスコートでもお望みとあらばseashoreでのrendez-vousでもご対応可能ですので」

「ここから一番高い海まで二時間ぐらい掛かると思うんですけど……」

「湖でしたらすぐそこです」

「あれは沼ですよね」

「了、後輩くん」

 中寉さんと後輩くんは、どうやらだいぶ相性が悪いようだ。先輩によって引き合わされた二人であるが、もし先輩がいなかったらこんなふうに向かい合って話をする機会なんてなかっただろう。

「後輩くんは気になるところがあっても立ち止まらずに一先ずは聞き流したまえ。了の言うことを律儀に一つひとつ拾って行っては時間がいくらあっても足りない。そして了はとりあえず必要なことだけを言ってはどうか」

 先輩の言うことはだいたい正しいと学んで久しい後輩くんである。後輩くんよりだいぶ前から先輩のことを知っているらしい中寉さんも納得顔で頷いた。

「では、後輩さんに必要なことだけ申し上げることにしましょう。よろしいですか」

 相変わらず無表情、しかし涙袋の目尻側の赤味があるだけで、冷たい印象とは無縁である。後輩くんも改めてお行儀よく背筋を伸ばして、

「はい」

 と頷いた。

 深呼吸を一つ、焦らすように挟んだ末に……、

「僕は、王子様なのです」

 後輩くんの目をまっすぐに見て、中寉さんは仰った。

「はい。……はい?」

 中寉さんは、言うべきことは遺漏なく言ったったぞ、と無表情の中にもなんだか充実感めいたものを滲ませているのだが、後輩くんは短く言われたことの意味を掴みかねて、なんだかまだまだ続きがあるのではないかと、落ち着かない気持ちでいるぐらいしか出来ない。

「……ああ、確かに私は必要なことだけ言うべきだと言ったよ。そして後輩くんには一々律儀に引っかからないでいいと言った。しかし……」

 先輩が、また深く溜め息を吐いた。付き合いの長い中寉さんと同じぐらいに先輩の困惑の種になっている、という実感は、後輩くんにとってはなんだかそう悪いものではないのだった。先輩の顔を見た中寉さんはまだ文句があるのか、とでも言いたげにムッとして、

「王子様なので、世のため人のため、そして救いを求めるあなたのために働くのです。ファルヴィニッヒあるいはデルフィネス先輩、あなたも当然その志に同調して下さったからこそ、我々と共に王子様ネームを帯びることをご承知になられたのでは」

 しかし顔に浮かべた表情ほどには気持ちの動きを感じさせない声を発した。

 後輩くんはまだ、何だかよく判っていない。

 王子様? 王子様ネーム?

 中寉さんの言うことは難解である。ふざけているみたいなことを言っているのに、顔は一貫して真面目そのものなのだ。先輩は腕組みをして俯いてしまった。簡単には揺らがない先輩のことを、こんなにも容易く困惑させるなんて、この中寉さん、明らかに只者じゃない。きっとこの人も先輩とホテルに行ったことがあるんだろう……。

 後輩くんは、まだ先輩の後輩くんとしては初期レベルである自身を自覚した。

 もっとレベルを上げたいものだ。そして、先輩に護られるばかりの自分ではなくて、先輩のことを護ってあげられるぐらいの自分になりたいものだ。

 それが出来るようになったころには、きっと後輩くんも、自分以外にもたくさんいるはずの「後輩くん」の中にあって、抜きん出た存在になれるのではないか……。

 正々堂々と、僕はこんな名前なんですって、漢字五文字の名前を先輩に伝えることが出来るかもしれない。先輩のお名前はなんていうんですかって訊けるかも知れないし、先輩の年齢や性別についても。

 そして何より、……そういうこと全部すっ飛ばした上で、僕は先輩のことが好きになりました! って、言えるかもしれない……。

 後輩くんの心には、もう火が点いているのだった。てんやわんやの二浪の顛末をいまだ引きずっていることは確かだけれど、先輩と出会ったことでようやく、まともな大学生らしい前途が後輩くんの前に広がろうとしている。

 きっと紛れもなく青春。

 世のため人のための何かになれるとは思えないけれど、僕にとって特別な先輩にとって、特別な僕になれるのならば。

 これは、後輩くんの初恋の物語。

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