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5『お迎え』?!?

 【時間と成りました。】





 ーーーーげっ。ーーーーだから言ったじゃん。バカ飼い主めっ! どうすんだよ!




 ×   ×   ×



 【システムに介入が有りました。】



 は?




 【システムが介入致します。】




 え?





 【暫し、お待ち下さい。】




 はい?













 【到着致しました。フィールドに《侵入》を、許可致します。】



 ………………………………………。えっと。……………………………なにごと???




 「ーーーーっと、『何処』だ? あ、『あれ』か。『君』、其処の『兎』君。『海』の【ペット】は君だよね? 悪い、待たせたかな?」



 と、『空中』から、『人』が、現れたのだった。えっと。『あの人』が【システム】なわけなの??




 ーーーー。わからん!



 「はは。『わからん』て、君。其処、理解っとこ? じゃ、行くよ? ほらおいで兎君。置いてくよ?」




 「はあ?! ちょっとまって、おにいさ…………………。……………オジサン?」



 「“其の辺”は『お祖父ちゃん』だが、余り気にするな。」



 「……………つか『軽装』すね。……………『普段着』にしか見えないよ?」



 『ウサギ』の『おれ』は、そう言ったが、『男』は『はは』と、笑った。



 「“軽装”も、何も。此れ“普段着”だからなあ。“私服”で悪いね? ははは。」




 「………………………………。はい?」



 『男』の到着と同時に、俺の入ってた『ゲージ』が、消えた。その辺『ゲーム』だよね。で、『来い』って言うから、仕方ないので、ついて『行く』ことに、した。



 ❏   ❏   ❏



 「……………なあ? なんで“私服”??」



 「ん〜? “システム”だからなあ? “お使い”に、来た“だけ”だし。 態々“キャラ・メイク”って、云うの?



 面倒だしねぇ。“やらない”よ、ね。 今日は“海”が“ログ・イン”出来ないんだって、さ。本当は駄目なんだけどね。 “君”は“特殊”だからなあ。“応急処置”って、所だ。“今回”は、な。さてと。ーーーー」



 「はいぃ???」



 勿論おれは、そう言ったよね。××××




 ❏   ❏   ❏





 “山”の、上だった。





 ❏   ❏   ❏




 俺は言った。




 「…………………。えっと。……………………………。『ここ』は?」と。




 ❏   ❏   ❏




 「ん? どした? どうだ? 『兎』君。『戦闘準備』は?」



 「! はぃい??? おれに“なに”させんの?!」



 「“戦闘”。『戦う』って、意味だけど? ほら、敵が『其処』に『在る』だろ? 始めて良いか?」






 「! いいわけないだろぉ! あれ! なに?!」




 「良し、“良い”な。はい“始め”。ほら“頑張”れ?」





 「! あほ〜〜〜〜っ!」



 “おれ”の悲鳴が、“こだま”したのだった。××××





 ×   ×   ×



 「んぎゃ〜! こわい〜っこわい〜!!! むり〜っ!!!」



 俺は走った。めっちゃ走った。だって。向かって来るのは『ボス』なんだもの。ひぃ〜!あのひと、あほ!




 死んじゃうおれ?! どしたら“いい”のよ?!



 「お〜い、兎。逃げても“終わらない”ぞ? “倒さ”ないと。 “攻撃”しないと、倒せないぞ? こういうゲーム、遊んだ事あるだろ? ちゃんとやりな。 あんまり“時間”かかるなら、“置いてく”ぞ?」



 「なんでぇ?! おれなんか悪いことした?! いじめじゃん?! これ!」



 ぜぇはぁしながら、俺はそう言ったのだ。うぅう、泣けてきた。




 「“泣いて”も、終わらないだろ? 頑張れよ? 自分の“能力”把握してみろ?」



 「ぅぅぅぅ"」



 瞳からぼろぼろと涙が出て来た。………………なんでなんだ? おれ、つらい。“生き返り”たい。




 …………………もう“やだ”よ。ひどいよあのひと……………いてっ、っ、しまった!



 ころんだ! っぅーーーーーーーっ! もうだめーーーーーーーっ!!!






 「……………はあ。“仕方無え”なあ。“坊や”。“特別”だぞ?」




 ……………………いた…………………え? ……………………、は? なに………………?




 “男”は、“ボス・フィールド”に、入ってきたんだ。……………………。うん、なんで???



 普通“入れない”よな???



 ×   ×   ×





 「此の“BOSS野郎”は、レベル? 『20』位(※適正)だって、『陸』が、言ってたぞ? 御前、『レベル35』なんだろ? 『倒せる』って、『海』が断言してたから連れて来たんだけどな? はあーーーーさてと。」




 『さてと?』ーーーーじゃ、ねぇよ。おっさん。おっさんはフィールドに入るとともに、ぐだぐだ言いながら、まず。 『ボス』あーーーー『見た目』、『ゴーレム』なんだけど、しいて言えば、『ロック』系。




 完全『岩』の『見た目』です。『ヤツ(ボス)』は。を、ね?




 なんか『つかんだ』よ?




 えっと。『なんで』つかめるし?






 『素手』? なんで『素手』で、『ゴーレム』つかんだし?




 ーーーーーーっ、むちゃだっ! 無茶だよ?! あのひと!




 ちょっ、おっさ……………………。




 ずしーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっんっ!!!!!!!っ、………………………





 ふえっと?







 『ゴーレム』が、放り投げられた。うん、なんで? ほわっと???





 は? ちょ?





 ーーーーッ! ゴッ!!!ーーーーーーーーーーッゥーーーーーー、ン。





 ふわっと??




 …………………………………………………………………………………。




 【ロック・ゴーレムのHPが、尽きました。消滅させますか? Yes./No.】




 「ん? 【No.】と。」



 【No.を、選択されました。20分後に、リロードされます。リトライが可能に成ります。〚経験値〛は消滅しません。〚リトライ〛制限は、御座いません。ゲームを〚再開〛しますか?】



 「ん? 取り敢えず〚再開〛だったかな?」



 【〚認証〛されました。〚システム〛は〚経験値〛を得ません。〚システム〛を再構成願います。】



 「〚システム〛再構成は、〚却下〛で。〚身体能力〛で〚OK〛だよ。〚再開〛で良いな?」




 【〚認証〛致しました。】



 「はい、はい。」




 ………………………………………………………………………………………………………。




 「………………おっさん、さ。………………ボス、『わんぱん』で、倒すなよ。………………。」



 「は? 馬鹿云うな、坊や。 撲る前に地面に叩き付けたろ。あれだって“ダメージ”だよ。」




 「……………………、そういう『問題』じゃあ、ねぇと思うな、おれ。………………」




 「あのなあ。“そういう問題”だよ。今の“参考”に、しな、坊や。“壁”だの、何だの“利用”すれば、“坊や”でも十分“戦える”だろ。やり方“理解った”のか? もう“助けない”ぞ? ほら、後“十七分後”だ。“準備”しとけ。」





 「……………………、もう“やめ”て。おれ“もう”死んじゃうから。……………。(泣)」




 「“男の子”だろ〜もう少し“頑張れ”よ。」




 「その前に! なんで俺“戦って”んの?! なんのために?! おれ“かよわい”ウサギよ?!」



 「……………“か弱く”は、無い。」



 「! うそだ!」



 「“証明”してごらん?」




 「………………………………………………。は?」



 「ん? 嫌さ? “うちの息子”が、証明“好き”なんだよねえ。“数学学者”で、さ。“息子”の“真似”してみたw」



 「“真似してみたw”じゃ、ねぇえ! それは『かわいい女の子』限定で可愛い『ぼけ』だからね?!」



 「……………“おっさん”だと、可愛く“無い”と?」



 「あ、アホなの?! おっさんはアホ?! 大人なんでしょ?! ちゃんとして?!」



 「……………後“十四”分。」



 「かっ、『カウントダウン』しないでぇ! 『死』に向かわせないでぇ! っ、あっ!」



 「あ? 後“十三”分……」



 「ちょっと! ちがう! 違うって! 思い出した! おれ! おっさん俺! 『人間』なんだよ!」



 「え? うん? で? あ、後“十二”」



 「聞いて〜っ! だから俺ね! 『リアル』で、ね! 『死んじゃった』みたいなんだよ! で、『気付いた』ら! この『うさぎ』になってたの! 『AI』じゃないんだよ! でも『おれ』、……………




 『リアル』に『帰りたい』んだよ。……………帰りたいだ。…………『帰して』よ。



 せめて。『人間』として『死にたい』よ……………なんで『うさぎ』………………っ」



 「後“十一”分、だな。 『人』に『戻っ』て、君は“何”するんだ? “生きたい”の?」



 「? ……………違う。『もう死んだ』んだ……………俺もう『高校生』だよ? 生き返りたいとか、子供みたいに、ダダこねたり、しねーよ。…………………。ただ。………………、」






 「……………。ただ?」




 「……………、父さんと母さんに、…………さ?」




 「…………。何?」




 「『魂』の入ってない、『俺の身体』で、葬式出させるとか、……………あんまりだろ?…………だから。




 『父さん』と、『母さん』が、『可哀想』だろ。こんな『バカ息子』…………でも。」





 「“晃嗣あきつぐ”君なら、“心配”してなかったよ? まあ“怒ってた”けどな?」



 ………………………………………………………………。ん?




 「………………………は? ………………………い?」




 「で、後“六分”な? 次は“勝て”よ? “坊や”。 “空手”真面目にレッスン(丶丶丶丶)“来ない”から、“こう為る”んだろ?



 言っちゃ悪いが、“自業自得”だ・な? ーーーーーー《晃和あきかず君》?」




 「……………………………。は………………、い?」





 “そのひと”は、そう言って、“ふっ”と、笑ったんだ。おれはーーーーその“笑い方”に、見覚えがある『気』が、したーーーーーーーーえーーーーーー?





 「何惚けてんだよ? 解かんないか? こんだけサービスで“ヒント”出したのに。ほら“後”、四分。」




 ………………………………。いや、まさか。……………………。






 「あのなあ。“陽藍”先生(丶丶)だよ。最後に会ったの“小学生”だったか? どう? 憶えて無いか?」




 ……………………………。そんな“バカ”な。どういうこと??




 「……………………。“幽霊ゆうれい”…………………、っ、なの?」




 「ん? “知ってた”か。ほら、“来る”ぞ。続き聞きたきゃ“勝て”。ーーーー“晃和・坊や”。」





 “陽藍ヨウセイ先生センセイ”ーーーーうちの父さんの“知り合い”で、先生は『空手』の『師匠』だった。ーーーーつら過ぎて小学生の時には、もう逃げ出してたんだけど。




 だから『俺』は、弱い『まま』だよ。それよりーーーー。陽藍『先生』は、数年前に『亡くなってる』んだ。




 だっておれ、『葬式』に、行ったもん。父さんに連れられて。××××××だから『なん』で???




 先生、『俺とおなじ』なの? わかんねーよ。××××××××××××××××××××敵が、来てた。



 

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