1。『うさぎ』と、為る。
『あ、ごめん、間違えた。』
目覚めると、そう言われた。は? 何が? そう思ったのだが、どうやら『死んで』しまったらしい。いや、死んでしまったことは問題ではないのだ。人は生きていれば、いつか必ず死ぬのだから。しかしーーーー。死んだ『後』の、話だ。ーーーーなんで『こう』なったんだよ。ーーーーーー
よしちょっと思い出してみようーーーー
『ねえ。その独り言何時まで続くの? 僕此れでも結構忙しい身でね。付き合い切れないから、もう行くけど良いんだよね?』
「いやまてよ! って、あれ? 声『出る』…………出せるな?」
「何を当たり前な。」
「! つか『アンタ』もしゃべってんな?!」
「だから何を当たり前な事言ってるの? じゃあね。」
「! 待て! ……………………えー『消え』たよ………………うそだろこれ……………」
そう、俺は『えー』と言うしかなかったのだ。……………なぜなら。……………なぜなら、聞きたいか?…………って、いて!いたい! 石なげんな! ためてねーよ! いた! いたいっての!
はあ………………たく。だからさ。『身体』が、さ? 『ふわもこっ』と、………………。してんだよね?
『今』な?
うん、だからさ?
多分『これ』、『あ、(まごうコトなき)うさぎだわー』って、感じなのよ。…………………。
どうすんのよ? おれ。 どしたらいいの??? …………………。へるぷみぃ!
❏ ❏ ❏
遡ること、数時間前。俺はどうやら『死んで』しまったらしい。やー、だめだよねえ。『よそ見』。あれは危険だわ。あ、うん? 『よそ見』してたのは、『運転手サン』じゃ、ネーヨ? 『おれ』なんだわ。
すみませんでした。いやー。『ゲーム』しながら、歩いちゃだめだよね。反省ーーーー『もう』遅いけどさ。
× × ×
学校帰りだった。俺は現在高校一年生。どっちかというと、インドア・おたくだ。『ディープ』じゃあ、無いけどな。ーーーーで、帰り道、ゲームからの『知らせ』が気になってね。ちょっと見るつもりが、これがいけなかった。やー。やっちまったよな。見たら『確認』したくなるわな。うん。
歩きスマホ。『危険』だとはーーーーわかって、た。いや、理解っては、いなかった。結局。
信号がちかちか『点滅』してたのに。歩き出した『俺』は、『車』にひかれたんだ。××××××××
と、いいたいが、実は覚えていない。てへ。いや、だってさ? 『あっ!』と言う間だぜ? わかんねーて。実際。『痛い!』っては、思ったような気もするけどさ? でかい『音』なら『聞いた』気がした。××××××××××××××××××××××××××××××
で、『気付く』と、男に見下されてた。んで『説教』されたのよ。××××××××××
どんな?そりゃ、
ーーーー『歩きスマホ』を、とがめられ。その他もろもろ。そして言われたのは。『そんなに《ゲーム》したいなら、望みを叶えてあげるよ』と。
『はい?』ーーーーと思うと、『うさぎ』だった。いや、正確にはちょっと違う。
『新・キャラ』になってた。つか言われた。『君の遊んでたゲームの《新(追加)モンスター》だよ』って。
つまり俺はそうして『こう』なったのだ。ーーーーどうするの?!おれ?!このままではテイマーに愛でられてしまうだろ!可愛い『過ぎ』だろ!