プロローグⅠ
初投稿になります。よろしくお願いします。
「「申し訳ございません!」」
(どういう状況だこれ・・・)
10畳の畳の部屋に土下座をする狐耳と金髪の女性二人がいた。
「えっと・・・此処はどこで俺はなんで此処にいるんですか?」
「此処は神々の世界。あなたは死んで此処に来ました」
「・・・はい?」
狐耳の女性曰く、二人は神様である。
狐耳の女性は玉藻の前といい、金髪の女性はブリギットという名前だそうだ。
玉藻の前(通称タマモ)が唐揚げを作り、ブリギット(通称リー)が食べていたそうだ。
タマモも唐揚げを食べようとした所問題が発生した。
なんとリーが勝手にレモンを絞り全部にかけて食べていた。
タマモはレモンはいらない派。そこで喧嘩が勃発。
タマモが雷魔法を放つがリーが打ち返し運悪く下界に落ちる。
学校から帰宅途中の俺に当たった。このままではまずいと此処に呼び出したそうだ。
「それで俺はどうなるんでしょうか?」
「えっとですね~。誠に申し訳ないのですがあなたが生き返ることは出来ないんです」
「ですので私の世界、フォルシーに転生していただきたいと思いますわ」
おぅふ・・・マジか・・・。
俺死んで日本に戻れないのか・・・。
まぁ嘆いていても始まらないか。
「わかりました。フォルトゥーナについて教えてもらってもいいですか?」
「ええ。かまわないですが・・・。私が言うのもなんですが怒らないのですか?」
「怒りが無いとも言えないですが、怒っても仕方がないですし、割り切って新しい人生を楽しみます」
「そうですか~」
「若いのに達観していますわね」
達観してるとは違うのだがまぁいいか。
「えっと~フォルトゥーナなのですが、簡単に言いますと剣と魔法とスキルの世界です~」
「そうですね。人族、エルフ、ドワーフ、獣人、魔族などがいます。また魔物もいますわね」
なるほど。ラノベの世界みたいなところか。
「それですぐにその世界に行くのですか?」
「いえ~。その前にこれを振ってください~」
これは・・・サイコロ?
なんでサイコロを?
「わかりやすく言いますと~、出た目の数によってあなたに付与する能力の数が決まります~」
「さすがに無制限に付与するわけにはいかないのですわ。なのでサイコロを振っていただきます」
「確かに無制限は出来ないですよね」
さてさて・・・いい数字が出てくれると嬉しいのだけどもどうなることやら。
ご愛読ありがとうございました。