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1話 入学式の出来事

1話目です!少し短いですが許してください。


今日は入学式だ。学校の制服で拓真と登校する約束をしてる。

ん?合格発表の日?ああその日俺、風邪で寝込んで行けなかったんだ。べ、別にめんどくさかったとかそんな理由じゃないからな!

とりあえず合格は、していたから良かった。もちろん拓真も、ちゃんと合格した。だから一緒に登校するんだ。


毎日のごとく拓真に背後から驚かされる挨拶から始まりバスに乗って学校へと向かう。いつもよりも新鮮で何だか入学式ってワクワクするよな。


なんだかんだで、学校に着いた。


「俺1年D組だから。」

「おう、僕はB組だからまた後で。」


俺は拓真と別れた後自分の教室へと向かった。

人数は... 25人くらいか。1クラス100人の中からこれだけっていうのは結構俺もギリギリだったって事か。

クラスは全部でA~Fまで。Aの方が優秀とかそんな制度は無いらしい。そして、この学校では決められた時しか異能を使ってはいけないという校則がある。これは俺にっとっては物凄く有難い。しかし、異能にも攻撃ができない異能もあるので、担任に申請すれば使えるという事もあるらしい。例えば聴力強化っていう異能も、その部類に入ると、この生徒手帳に書いてある。


「てか、この生徒手帳、手帳じゃなくてスマホだな。流石こんな小さい所まで金をかけているな。」


「あの~今このクラス全員のIANE貰ってるんだけど、君のもくれないかな。」

「えっ、あ、うんいいよ。はい」

「ありがとー。あっ私の名前は三日月 弥生

って言うんだけど、君は?」

「俺は山田 太狼。これからよろしく。」

「うん、よろしくね!太狼君!」


は~、いきなりIANE交換を全員とやるなんて、彼女のコミュニケーション能力が、凄すぎる。あんな子が委員長とかしそうだな。


そこで教室のドアが、勢い良く開いた。


「お前ら、今から入学式だ。体育館に集まれ。」


やっぱり担任は、坂倉っていう入試の時の人だった。2回目で見てもやっぱり美人なんだけど、喋り方が男臭いんだよなぁ。そんな事を思いながら、坂倉先生を見ていると急に鬼の形相でこっちを凝視してきた。

何なのあの人、俺の頭の中見えてんの?!あの視線は耐えられない!

それから俺は逃げるように体育館へ向かった。



「ーーやっぱり体育館も広いな。天井が高い。」

「そうだね~。私の身長の150倍位ありそうだよ。」

「うわっビックリした。三日月じゃないか。何でここにいるんだ?」

「それは、私が太狼君の横の席だからだよ~。」


そっかそれなら別にいいんだけど...


「そろそろ始まるみたいだよ。」


三日月に言われて俺は前を見る。壇上には理事長と思われる人や他の先生達が座っていた。


「これから入学式を行います。まずは理事長からのお言葉です。」


「えー、改めて入学おめでとう。君達は今回本校始まって以来、最多の試験者の中から選ばらたエリートだ。この事はこの先誇りに思っていい。そして、本校では異能力者の育成に力を入れている事はもちろん知っていると思うが、卒業頃には君達全員今の、20倍は力を使いこなすようになるだろう。なのでこれからも毎日異能にも勉強にも邁進していきなさい。」


今俺の中で理事長が、良い人に見えた。何故なら普通は30分くらいのクソ長い話が、1分も無かったぞ!これは奇跡だ。俺は理事長に心から感謝をした。


「ありがとうございました。それでは、次は生徒会長からです。」


俺は理事長への感謝し終わり、もう一度前を向いた。


それは、言葉にできないような存在だった。一言で言うなら、白。それしか思いつかないくらい綺麗で真っ白だった。髪は銀色に近い白だった。俺だけでなく、俺の周りの人たち全員が声を出す事もできずただ目を見開いて綺麗と思うことしかできなかった。


「一年生の皆さん、御入学おめでとうございます。私はこの学園の生徒会長をしております。白時 鈴と申します。まず始めにこの学園では、闘技場や訓練場で、決闘をすることができます。私はこの学園のNo1という称号をいただいておりますので、どんどん決闘を申し込んでくれて結構です.....以上ですありがとうございました。」


生徒会長が壇上から降りると全員糸が切れたかのように緊張から解放されていた。

しかし、俺の体は静電気で覆われているが、あんなに固まってしまったって事は、魅力強化みたいなのは使ってはいないって事か。

しかし、彼女は絶対に強い。あんな挨拶をするんだ。強くないとできないよな。多分拓真と戦っても、5秒くらいで終わるだろう。今の俺なら1秒だな。大人しく目立たないようにしてろって事だな。

そんな考え事をしているうちに、入学式は終わっていた。


「太狼君!入学式終わったよ?早く教室帰ろ?」

「ああ、今行く。」


俺は三日月と一緒に教室へと戻った。そして偶然にも三日月の後ろの席が俺の席だった。こうゆう時って名前の順とかだと思うけど、知っている人が近くにいるのは、安心だ。

と、ここで勢い良くドアが開けられた。


「全員、今日はここまでだ。今から速やかに下校しろ。あと今月分の時間割のプリントをここに置いておくから、帰るときには取って帰るように。以上、解散!」


「じゃあな、三日月また明日。」

「うんまた明日ね!太狼君!」


俺は教卓に置かれたプリントを取り教室を出た。拓真と一緒に帰る約束をしているので、少し外で待とうと思う。俺は靴を履き替えるために下駄箱を開けた。

すると一枚の手紙が入っていた。ん?何だって?「第一訓練場に来い」だって?しかも

byアリナ グランゲートと書いてある。もしかして今日は絡まれなかったのは、これを用意していたからだったって事なのか。取り敢えず、行かないわけにもいかないので、見にいくだけみに行ってみよう。

そして俺は第一訓練場に向かった。



ーーいた。

訓練場の真ん中に仁王立ちしている。

俺はバレないように観客席から距離を詰めていった。


「やっと来た。」


俺は声をかけられた瞬間焦りを覚えた。今ならまだ逃げられるんじゃないか、しかもまだこっちを見ていない。そして俺が脚力強化(大)を使おうとした、そのとき


「待って!少し話をしましょう。」


彼女は落ち着いた声でそう言った。俺には彼女が何を考えているのかわからなかった。


「話って何だ。」

「それより先に逃げないって約束して。」


何故そんな約束をする必要があるんだ。絶対何か企んでるな。


「分かった、それより早く要件を言え。」

「分かったわ。要件は...今からあなたと私で決闘をして負けた方が一生相手の奴隷になるっていう...あっ先生には異能使用許可もらってるから心配しないでって、あれ?あいつはどこに言ったの?........!?逃げたのね!絶対に明日捕まえるんだから覚悟しなさいよね~~~!」




ーー危なかった。もう少しで人生が決まるところだった。あんな目立つようなこと誰がやるか!俺はアリナが夢中で喋っている間に脚力強化(大)をかけ、全力で家まで帰って来た。ここまで来れば、流石に追ってこないだろ。そうだよな?てな訳で拓真には悪いが一緒に帰るという約束は果たせなかった。あとでIANEしておこう。


しかも今日は妹達が祖母の家に1週間止まっているので家には誰もいない。なので俺は拓真にIANEをした後、明日のことを考えてご飯も食べずに、ベッドで意識を手放した。


ブックマーク、評価よろしくお願いします。



三日月 弥生 みかづき やよい

能力 透視 あらゆる物が透けて見えたり本当のことが見える。


白時 鈴 しらとき すず

能力 ネタバレのため未公開

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