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No.35

-2025年1月-



その宣告は突然に。



「申し訳ないが、君には3月末付で日本に帰ってもらう」

「は?何を言って」

「クビだクビだクビだ!」



赴任先の上長から突然、わけのわからないことを言われる。

しかし、私はそれを聞いて秒で状況を理解し、私は吐き捨てる。



「そっすか」



私は一言言って、傍若無人な上司を背に会議室を後にする。



「クビ、か。まぁいい。ならばプランBを実行するまで」



俺はその日は通常通り仕事をする。




--------------



-2025年3月-




「税金関係の清算も、返さないといけないものも全部返した。

処分すべきものも全部処分した、あとは帰るだけだ」



帰任まで1日まで迫ったある日、俺は帰任に対してやるべきことをぜんぶやったか改めて確認した。

全部やって確認して、荷物をまとめる。



「クソが。結局海外在住中に狩猟なんてできやしなかった。

もういい。どうとでもなれ」



結構にやけくそになりながら。




翌日。



「こうして航空機に乗るのも最後かぁ」



そんなことを思いつつ、空港に着いた俺はチェックイン、保安検査を済ませて航空機に乗り込む。

それからしばらくして、俺が乗った航空機は日本へと飛んで行った。




数時間後



「預け入れ荷物回収して、税関か……」



俺は意を決し、税関へと向かう。



「パスポート置いてください」



指示に従い、パスポートを置く。



「商業貨物がありますか?」

「はい」

「何か確認させてもらっていいですか?」

「はい」



俺は、税関職員に、同人誌を見せる。



「えっと、これが商業貨物ですか?」

「はい、同人誌です」

「はぁ……」



税関職員は困惑する。



「えっと、数は」

「申請に書いてある通りです」

「内訳は?」

「こうです」



俺は、同人誌ごとに内訳を説明する。



「レシートはありませんか?」

「はい」



俺はレシートを見せる。



「え?レシートは」

「これです。ただ、現地でそれなりの数売ってるので金額はこれと同一ではないです」

「んん?」



税関職員は混乱する。

途中、



「自分で作ってるんですか?」



とか税関職員の先輩らしき人に訊かれながら、延々説明する。



「えっと、今度はインボイスを持ってきてくださいね」



散々説明し、その一言で質問は終わる。



「これは税額の計算どうすれば……少々お待ちください」



私の説明を聞いて、どこかへと向かう。



「向こうで税額の計算するので向こうでお待ちください」



税関職員の先輩らしき人に案内され、精算窓口まで連れていかれる。



+++++++++



「早くしないと終電に遅れるのに!!

いつまで計算してんの!!!!」



俺以外全員すでに税関を通り過ぎている中、俺は関税の計算待ちで30分以上待たされていた。

俺は激しくイライラしながらもまだ待たされる。



「計算が終わりました。××××円です」



やっと計算が終わり、会計に呼び出される。



「クレジットでも関税払えるんですけど手数料がかかるので現金のほうが」

「じゃあ現金で!!」



俺はすかさず現金で関税を払う。

そのまま出口を出て、タクシーを拾おうとしたが。



「タクシーがいない?うせやろ!?」



挙句、電話しても電話しても出ないか空きがないとの回答。

超絶焦る中、空港に偶然来たタクシーに乗り込み、一番近いJRの駅までお願いする。



「間に合えええええええええええええええええええええ!!!」



その後、会計を済ませた終電3分前に到着したタクシーから降りて、猛スピードでホームへと向かい。



「××行き、間もなく発車します。ご注意ください」



なんとか最終列車に間に合う。

その後、乗換駅で意味不明な言動の男に絡まれたりしながらなんとか家に辿り着き、俺の海外生活は終わりを告げた。



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