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No.34-3
-2024年9月-
「あぁ……やっぱりな」
名古屋コミティアに参加するため、日本に帰ってきた。
帰ってきて早速倉庫に行って、最初に出た言葉がこれである。
「やっぱりあの時点で油を塗ったんじゃあ遅すぎたか」
俺は出来上がった毛皮を触った瞬間、理解した。
最後の最後の工程で、失敗したと。
油を塗った面が、少し油の色に変色していたからだ。
「そして、おやおや、更によろしくない」
毛皮を触った瞬間、更にがっくりする。
俺は一つ予想を立て、一つの毛皮を少し引っ張る。
その瞬間、少し裂ける。
「ちっ。猛暑日にやったから乾燥が早すぎたのと行き過ぎたか。
あと、油が少なかったか十分油が染みなかったのだろう」
俺は冷静にこうなった原因を分析する。
「猛暑の中じゃあ反応早いしすぐ乾くけど、それがゆえに冬以上にシビアに工程管理しないといけないってことがようくわかったよ。
夏にやるのはやめたほうがよさそうだ」
俺は今回の毛皮作成の結果から、そう思った。
その後、毛皮をコンパネから全部取り外し、家に戻って名古屋コミティアの準備をする。




