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No.18

-2021年12月-



「アライグマ肉食べてみたい」



ヌートリアを食った俺は、突然そんなことを思った。

アライグマ。

うちの近くではいるのを見たことがない。



そもそも俺が今住んでいる県でどこで目撃や捕獲されたのかについての情報を知らないし聞いたことがない。



「調べてみると意外と捕獲例とか出てくるかもしれない。

とりあえず調べてみよう」



俺はPCの前に座り、俺が住んでる街でアライグマの捕獲情報がないか調べ始める。

すると、



「ん、これは!」



調べてすぐ生息と捕獲に関する論文が出てくる。



「ここ、俺の家の近くじゃん」



論文にはアライグマの捕獲場所、生息が確認された場所が割と詳細に書いてあった。

その中には家から数キロのところの捕獲例も記載されていた。

内容を詳細に読み、決心する。



「よし、捕獲報告があった場所に仕掛けてみよう」



俺は席を立ち、庭に置いていた何も獲れない箱罠を回収しに行く。



+++++


その夜。

ある池に車を俺は止める。



「ここに仕掛けてみよう」



俺は車の駐車措置をして、一番大きい箱罠を下ろす。

そして餌としてリンゴをまるごと1コセットする。

アライグマは排水溝を移動することが多いとのことで、池に繋がる排水溝にセットする。

周囲にカットしたリンゴを撒く。




「よし。

さて、もう一ヶ所行こう」



俺は車に戻り、次に仕掛ける場所を目指す。



+++++++++++




「到着。

アライグマ捕獲に使うには少し小さいが、致し方ない。

中くらいの箱罠を使おう」



小さな池に車を停めた俺は、車の中から箱罠を取り出す。

アライグマに使える大きい箱罠が1コしかなく、さっき使ったため妥協した。



「餌は、次はブドウを使ってみよう。

ダメなら都度餌を変えていこう」


俺は車内からブドウを取り出し、箱罠のエサをつるすフックにインシュロックを使って取り付ける。

餌を取り付けた箱罠を、池のほとりの草むらのようなところに置く。

そして罠の周辺にブドウを撒いておく。



「よし。これで獲れるといいんだが」



俺は罠を仕掛け終わった後、現地を後にする。

何か獲れることを願いつつ、俺は眠りにつく。


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