No.10
狩猟免許更新の話です。
-2020年7月-
免許更新。
それは運転免許に限らず小型船舶免許や教員免許などにも存在する制度である。
そして狩猟免許にもこの制度がある。
狩猟免許の場合、有効期間はブルーの運転免許のそれと同じ3年だ。
つまり3年ごとに免許更新しなければならない。
私は、この時までに何かを獲ろうと試行錯誤し四苦八苦した。
しかし転職と転勤といった人生にかかわるイベントが多数発生したせいで思うように狩猟ができず、結局何も獲ることができなかった。
そして今年、ついに免許更新の時期が来てしまったのだ。
そして狩猟免許の更新でほかの免許と大きく違うところがある。
それは、精神科医の診断書が必要なことである。
狩猟免許を取得する際に必要なそれであるが、更新の際も精神科のある病院に行って専用様式の診断書に記入してもらわないといけない。
狩猟免許の取得そして更新の際に一番苦労するのがこれである。
なにせ狩猟免許用の診断書を書いてくれる病院がとても少ないのである。
それもそうだ、医師からすれば狩猟免許用の診断書を書くということは
「この人は狩猟をするにあたって精神的な問題がない人だ」と保証するということだからだ。
つまり診断した人が問題起こせば、その先は言う必要はないだろう。
そりゃできないと公言するところがほとんどなわけだ。
私は持っていないが、銃を合法的に所持できるようになる銃砲所持許可証なんかだと診断書を書ける医師の条件が狩猟免許よりさらに厳しい。
なので、銃砲所持許可診断書のための病院選びは狩猟免許とは比較にならないほど厳しいことは想像に難くない。
私の場合は、そのうえ更に転居したばかりで、精神科どころかどこの病院にも行ったことがないということが、更に診断書を発行してくれる病院探しを難しいものにした。
しかし紆余曲折ありつつも、病院を探し回ってなんとか診断書を書いてくれる病院を見つけ、精神科医の診断を受けて診断書を書いてもらうことができた。
その後免許更新の手数料の払い込みや申請書の記入等を行って、県庁へ書類を提出する。
書類提出から数日して、更新用の受験票が届く。
そしてそれからさらに日が経って更新講習の日が来る。
受付を済ませ、会場に入ると適性検査へ案内される。
適性検査で合格が言い渡されると狩猟の冊子を渡され、会場を出る。
本来であれば会場で座学が行われるのだが、例の感染症の関係でそれが自宅学習へと切り替えられた。
そのため免許の更新はこれにて終わりである。
無事免許更新講習が終わり、免許の更新が確定したことに安堵しながら私は家路へとついた。
数週間後、県庁へ行って更新後の狩猟免許を受領し、免許更新できた幸せを噛みしめた。
正確には、法律上は診断書は精神科医でなくても別の科のかかりつけ医が書いてもよかったりします。
まぁでも実際のところは精神科以外のかかりつけ医の人に「書いて」と言ったとしてもほぼ100%断られるでしょうけど。




