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やっぱ高校生なんだ  作者: 桜米神楽坂
7/7

7ホームルームの時間

掃除時間も終わり、残された時間。そう、それは、ホームルームの時間だ。中学校だと帰りの会というだろう。ここでは、明日の報告や配布するプリントが配られる。そして、金曜日のホームルームは1週間の学校生活のなかで最後の時間でもあるのだ。金曜日なら心がウキウキするだろう。だが、ボクたちは違う。ボクたちのホームルームというのは、担任との戦争だ。

説明しよう。掃除の時間で問題を起こしたり、授業中の問題、昼休みの問題、ホームルーム中の問題、どれか1つでも起こしたら日直に指名されるのだ。その発表というのが、ホームルームで言われる。逆に、ホームルームをちゃんとしていれば担任も考え直してくれるのだ。さあ、ホームルームが始まる。

「ホームルームを始めるぞ。おい、石森。机の上を片付けろ。」

「はーい。」

「じゃあ号令。岡谷。」

彼は、ボクのクラスの号令係だ。

「きりーつ、れい、ちゃくせきー。」

「おい。なんだ、その号令。もう1回やり直せ。」

「えーなんでですか。」

「なんだ、じゃあ日直な。」

「は、なんで。」

「いいから続けるぞ。」

「はーもう、起立、礼、着席。」

「まず、明日だが忘れてないよな。明日は、テストだから8時ぐらいに登校。」

「えーまじテストめんどくさい。」

「そんなこというな、垣谷。はいー日直。」

彼は、学級委員であり、クラスの中心でもある。

「はーおれは、普通のこと言っただけやん。早く帰りたい。」

「お前がそうやって時間延ばしてるんだぞ。」

「分かりました。はい。」

「じゃあ今日は、これだけだ。はい、号令。」

「きりーつ、れーい。」

「うぉーーーーーーー、うぉーーーー、やーーー。」

「お前らうるさい。岡谷、垣谷、坂下、日直だ。」

坂下は、3人と仲がいい。そして、今日、指名された3人はクラスの中心である。

「そうやって日直を増やして何の意味があるんですか。」

「反省させてるんだ。」

そうやってボクたちの戦争は、今日も終わり。

また新しい戦争が1日後には、始まりそうにあるのであった。

桜米神楽坂です。はい。今日もまた眠いですね。

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