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やっぱ高校生なんだ  作者: 桜米神楽坂
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2研修という名の地獄

ボクの学校には入学してすぐに研修がある。内容は簡単だ。二泊三日で宿泊施設に行き共同生活をするのだ。ただ、ボクたちには最大の敵がいるのだ。その名は「応援団」だ。なぜ、応援団が地獄かだって?応援団というのは運動部を応援するのが目的である。だが、もう一つお仕事があるのだ。それは、新入生指導だ。新入生指導とは、学校の厳しさを新入生に教えるのだ。うちの指導はなにか特別なのだ。なぜなら挨拶の指導からあるのだ。

そんな地獄をみんな知っていながら研修に行かないといけないのだ。正直休みたい。

そんなことを夜中考えすぎたせいか、ゆっくりと寝れないまま朝を迎えてしまった。寝不足のまま一日目が始まった。一日目は、高校の説明がメインでサブは新入生指導だ。まぁ新入生指導は毎日あるんだけどね。午前中はずっと高校の説明だった。欠点のことだったり、服装のことだったり。だが、その後にはお昼ご飯が待っている!そのことだけをずっと考えていたらチャイムが鳴った。これでやっとお昼ご飯だ。お昼ご飯は食べることは楽しい。ただ、食べ方が重要である。雑に食べていると周りから引かれる。綺麗に食べないといけない。そうじゃないとみんなから仲良くされないと思ってしまってるからである。ゆっくり、綺麗に食べた。周りからは何も言われない。ご飯では大丈夫のようだ。それから午後はまたお話を聞くだけだった。

さぁ、なぜか寝る前に行われる新入生指導。夜なのに「おはようございます」から指導があった。みんな心の中で思っただろう。「今は夜だぞ」って。

とても長かった。一時間もあった。夜に一時間も一年生が叫んでいたら周りから見るとおかしいだろう。だが、見てる人が先生しかいないので何も思われないようだ。

そして、就寝の時間になった。みんな電気を消し、布団で静かに寝るはずだった。もちろん、出会って時間はあまり経っていなくても普通に話せるほどに仲良くはなるものだ。そしてボクたちは高校生だ。まだ22時だというのに寝るわけなくみんなで話そうじゃないか!クラスの女子について。このような話になるとまずランキングがつけられる。ボクのクラスでは浅田舞さんと小石玲奈さんが人気のようだ。みんな各自で女子の名前を呼んでたらドアを引く音がなった。先生が来たのだ。そのまま怒られてボクたちは先生に勝てないことを補習されたのであった。

二日目はまた一日目のリピートだ。お話を聞いてご飯を食べて新入生指導を行う。唯一楽しいのはクラスの人と仲良くなっていくことだけだ。ボクは心の中で察した。「三日目も同じなんだ」と。そして、夢の世界に遊びに行くのであった。

とうとう、三日目。これさえ終わったらゲームができる!それを心で言いながら呼吸をしていた。今日もお話を聞くだけだ。だが、一つ違う点がある。新入生指導がお昼にあるのだ。だが、二日もしているせいか、感覚が麻痺でも起こしたんだろう。一時間もしたのに20分で終わった気分だ。その後は天国だった。みんなと話しながら帰るだけ!学校についてしまえばすぐ帰宅。そんな学校も目の前にある!

研修では、新入生指導がきつかったが、クラスに慣れることができ、話せる人ができて友達と思えるようにまでなった!この人たちならバカできる!そんなことまで思えた。

今回の研修は個人的に大成功で幕を閉じた。

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