5歳、幼馴染みとの出会い 《中編》
お久しぶりです。リアルが忙しくて時間の合間に投稿をこれからもしていきますので。これからもよろしくお願いします。
『では、初めましてラグナ=インフィニティです。
インフィニティ公爵家の次期当主だけどまあ同じ次期当主同士仲良くしてくれると嬉しいな。』
今、目の前には僕と同い年くらいの男の子と女の子がいる。あの後お父様とセル様に連れられてディバイン公爵家の中に入ることになりそこで同い年くらいの二人に出会いお父様達は話があるということなので僕達子ども組はディバイン公爵家の中にある一室で自己紹介を行っていた。
『今度は僕か、僕の名前はレオンハルト=ディバイン。先ほどみんなもあったことがあると思うけど、お父様であるセル=ディバイン公爵家の長男であり次期当主をやっています。レオンハルトとだと長いから『レオ』と呼んでくれ。』
『それじゃあ最後に私ですね。私の名前はオルニア=セルディーンと言います。私もお二人と同じセルディーン公爵家の者です。次期当主はお兄様がなっています。レオ様は、先ほど私のお父様を見たと思いますがラグナ様はまだ見ていませんよね。私のお父様も、お二方のお父様の親友と言っていました。
私はあまり外に出たことがないので同い年の方と仲良くしたりすることがなかったので、ラグナ様にレオ様どうか仲良くもらえますと嬉しいです。 』
『ああ、こちらこそよろしく。レオにオルニア』
『はい。よろしくお願いしますラグナ様』
というとレオから何も反応がなくてちらりと彼を見てみるとそこにはオルニアを見つめる彼の姿があったのだった。ちょっと頰が染めてじーとオルニアのことを見ているのだった。
流石にこれ以上は、彼女にもバレると思いオルニアから見えないように手で彼を突いたのだった。そしたら彼もよろしくと言ってきたのだった。
それにしてもこれが前世から聞いていた一目惚れというやつなのか自分じゃないからわからないけどまさか知り合いがなり現実でも起こるんだなと思ったのだった。
しかし、これを考えると自分と彼らの年の差を考えてしまい地味に僕は心にダメージを受けて考えるのはやめたのだった。
それから僕達3人は、家でのことや今までの話をしていき果てには趣味までの話になりとても楽しい時間を過ごしたのだった。
しばらくすると扉の方からガチャリと音が鳴り話を止めてそちらを見ると...
『みんな待たせてしまってすまなかったね、僕らも久しぶりにあったものだから中々に楽しく喋ったりしてしまった。』
と僕のお父様のフリードから聞いた。
そこに、もう一人のオルニアのお父様と思われる男性が僕に話しかけてきたのだった、
『むっ。君がフリードの息子のラグナ君だね。私のことはオルニアから聞いているだろう。私の名前はユークリッド=セルディーン。長いからユークで構わないよ。』
『よろしくお願いします。ユーク様』
『さて、長く話をしてしまったのには理由があってね。実はレオ君とオルニアちゃんの二人を許嫁にしないかと二人に相談を受けていたんだよ。』
つまり、今回呼ばれた理由がレオとオルニアの許嫁問題についてお父様は、呼ばれたのだろう。お二方を見る限り許嫁で子どもに嫌われたくないためにお父様に相談をしたのだと思われる。
『僕達の方は二人に許嫁になってもらって最終的には結婚して欲しいと思うがこればかりは当人同士の問題だからレオ君とオルニアちゃんが良ければなってもらえないだろうか』
さっきからレオとオルニアのお父様である二人は話さないけどお父様が話した方が公平差もあるし二人も自分の父親じゃないから答えやすいか。
『僕はオルニアと許嫁になっても構いません正直なところ見た瞬間に好きになりました。』
『私もレオ様と許嫁になっても構いません...ただレオ様が強いのか気になります。』
なーんか嫌な予感がする。
『ふむ。ということは二人とも婚約者になるのは構わないと。ただオルニアちゃんはレオ君の実力が気になるということか。セル、レオ君はどれくらい強いんだい?』
『レオの実力かい?同年代の中では強いと思うけど。やっぱり公爵家の次期当主だから今から剣も魔法も教えてるしね。』
『なら、うちの息子のラグナと模擬戦をしないかい。ラグナも鍛えてるからいい相手になると思うよ。これならオルニアちゃんにも実力が見せれるからいいと思うんだ。ラグナ、レオ君の相手になってくれないかい。』
嫌な予感が的中したね。こうなることはまあわかっていたオルニアに実力を見せるには模擬戦しかないけど相手も同年代で僕しかいないから。仕方ないレオのためだ模擬戦を受けるか。でもよーく考えると同年代の中では強いと言われるレオに対してこっちはステータスが化け物クラスのなんだけど。わざと負けるしかないな。演技下手なんだけとなぁ。
『わかりました。その模擬戦の相手僕がなります。』
『ありがとう。ラグナでも手加減はしないぜ。』
とレオがというより手加減しないでね手加減したら勝負にならないかもしれないし。それにしてもこれで同年代の実力というものがわかりそれを考えれば得してるのかな〜。
『じゃあ、今日はもう遅いから明日に模擬戦をやろうか』
『そうだな明日にするとするか』
『今日の夕食は精のつくものにするからレオも明日頑張るんだぞ』
と3人から言われて明日を楽しみにするのだった。それにしても5歳でこれってことは貴族の世界は、厳しいな。