表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おやじ妄想ファンタジー   作者: もふもふクッキー
94/114

○ 水の章 副官の目的Ⅱ

 ○ 体制への反乱


 (悠)

 「帝の弟さんが大陸と敵対!?」

 「お互いに命を狙いあっている!?」

 「何ですかそれ!?」


 「兄弟で殺し合うなんて…。」

 「一体なんでそんなことに!?」


 悠は驚きのあまり声をあげていた。

 周りのメンバーも、


 『一体どうして…。』


 と言った様子で、顔を歪め。

 驚きのあまり声も出せない。


 (エリアス)

 「うむ…。驚くのは無理もないな…。」

 「兄弟…。まして帝の関係者だ。」


 「だが…。残念ながら事実なのだ。」

 「カイミは我々と道を違え、今や互いに命を狙い あっておる。」

 「あやつ程の実力者を失い、また狙われ。」  

 「此方としても相当な痛手になっておる。」


 「捕らえるにしても…。あやつは此方の手の内を 知り尽くしておる。」

 「あやつは反旗を翻すまで、当然大陸の重役に付 いておったからな。」

 「我々の動きは読まれておるのだ。」

 「戦力も戦術も諜報手段に到るまでな。」


 「更に言えば大陸の重役。帝の弟だ…。」

 「実力も名声も兼ね揃えておる。」

 「対外的にも強力な戦力。抑止力なのだ。」

 「あやつが此方と敵対している事が広まるのは、

 外交的にも内政的にも避けたいのだ。」


 「今は大陸外の要所に派遣している事とし、

 時折イアンが化けて公務に参加しておる。」

 「よって、対外的には健在と認識させている。」


 「だが、当然このままの事態を継続する訳にはい かん。」

 「何処からボロが出るかも分からんしな。」


 「早く捕らえてしまいたいが、先程も述べた様に 非常にやっかいな相手だ。」

 「いつまでこの状態を維持できるのか。」

 「我々も頭を悩ませている所なのだ。」

 

 エリアスは困り果てた様に眼を閉じ。 

 腕を組み、首を傾けている。

 彼女にとって、本当に大きな懸念材料であることが見てとれる。


 (マリエ)

 「ちょっといいかしら?」

 マリエがすっと手をあげる。


 (エリアス)

 「おお…。どうした?」

 (マリエ)

 「いえ、単純な疑問なんだけど…。」

 「さっきから出てきている《命を狙う》。」

 「と言う表現が気になるのよ。」


 「確かクラン結成者は、ステラにおいて人を殺め ることが禁じられていたはず…。」

 「これは誰にでも適用される絶対的なルール。」

 「貴女方もそうなのよね?」

 「まあ最悪破滅も辞さないって言うなら分かる」

 「だから最悪弟さんは分かるとして…。」


 「けど、《お互い》となってくると話は別。」  「貴女方もステラの戒律に

 違反する形になってしまう。」

 「帝や副官が、そんな大きなルール違反を行って しまうと。」

 「それこそ大陸全体が大混乱に陥ってしまう。」

 「そんな行為。貴女方に許されるのかしら?」


 (悠)

 「ああ、確かに…。」

 「それに弟さんなら、帝とクランを結成したりし ていそうなもんだよな。」

 「同じクラン同士なら殺害も認められるとか、

 そんな特別な扱いがあったりするのか?」


 マリエと悠の質問に対し、

 エリアスは黙って二人の顔を見つめた。

  

 (エリアス) 

 「ふむ…。そうか…。」

 「やはりソコから説明が必要になるのか。」


 そう呟き、

 エリアスは面倒臭そうに頭を掻いた。


 (エリアス)

 「先ずは踊り子の質問じゃが…。」

 「我々は間違いなく《互いに》

 命を狙いあっておる。」

 「そしてそれは、どちらかが《ある状態》

 になることで、我々重役でも可能となるのだ。」

 (マリエ)

 「《ある状態》? 随分回りくどい言い方ね?」

 (エリアス)

 「まあ、先程お主が話した…。」

 「ステラの戒律に違反した状態の事だ。」

 「この状態になると、その対象の人物はステラ  の《冒険者としての地位を失う》のだ。」

 (マリエ)

 「冒険者としての地位を失う?」

 「つまりは、どういう事になるの?」

 (エリアス)

 「先ずは冒険者としての加護を失う。」

 「つまり、人間であってもそやつらにはクランバ トルのルールが適用されなくなるのだ。」


 「つまりはな…。そやつらとのバトルの扱いは、

 野生モンスターと同じになる。」

 「つまり、此方はそやつらを冒険者ではなく、モ ンスターとしてバトルで殺めることも可能になる のだ。」


 (悠)

 「冒険者じゃないから、加護を受けなくなる。」

 「全てのルールが適用されない。」

 「扱いはモンスターと同じになる。」

 「その状態なら、エリアスさんや帝が、

 弟さんを殺しても問題はないわけか。」

 「モンスターを討伐するのと同じって事で。」

 「天部に咎められることもない。」

 「大陸の人間にも説明はつくのか。」

 (エリアス)

 「うむ。その通りだ。」

 「あくまで治安維持の範疇で説明がつく。」

 「我々が手出しをするのは、

 寧ろ自然な流れになる訳だ。」


 (レイナ)

 「ちょっといいですか?」

 (エリアス)

 「うむ。今度は魔法使いか。どうした?」

 (レイナ)

 「確か、以前マザーに聞いた話では。」

 「クランバトルのルールに違反した人物は、

 天部に捕まり、幽閉されるはずでは?」

 「これも身分は関係ないですよね?」

 「弟さんはどうして幽閉されないのですか?」

 (エリアス)

 「う~む。それが一番の問題でな。」

 「お主の言っておる通り、奴等は天部の治安維持 部隊に追われ、幽閉の対象となっている。」

 「本来はこれで終わるのだ。」

 「天部の対応は素早く、

 何よりも治安維持部隊は強い。」

 「普通はこやつらに捕まって終わりだ。」

 (レイナ)

 「では、帝の弟さんは幽閉の対象ですが。」

 「単純に捕まらないので幽閉されていない?」

 (エリアス)

 「残念ながら現状…。その通りだ。」


 エリアスはこくりと頷いた。


 (エリアス)

 「何故ならな…。」

 「単純に奴は強い。我々が警戒する程にな。」

 「天部の追っ手も、掻い潜り続けておる。」

 「時おり、そういった強者が追っ手を掻い潜り、 犯罪行為を繰り返してしまう。」

 「そんな例外的な事例が発生してしまう場合が

 あるのじゃよ。」

 「関係者としては本当に頭の痛い話じゃがな。」


 エリアスは悔しそうに頭を掻きむしっている。


 (悠)

 「ルールは破ったけど、強くて捕まらない。」

 「そして逃げながら犯罪を起こす。」

 「モンスター扱いだからルールは適用されない」

 「何か最悪な悪循環だな。」


 (エリアス)  

 「そうだな。此方側が強い対応が可能になるの  は、当然治安維持の為だ。」

 「ルールに違反し、それでも天部が捕まえられな い冒険者は、ステラの秩序を更に大きく乱す場合 が多い。」

 「そういった人物の情報は、直ぐ天部から該当す る帝に流され、ステラ中で討伐の対象になる。」

 (リナ)

 「それは何となく分かるのよ。」

 「犯罪者が逃げてるから捕まえろってのはさ。」


 「けれど相手方もモンスター扱いになるから。」

 「そいつを縛るルールが無くなる。」

 「逆に人に手を出し易くなってない?」

 「捕まらない程強いなら、一般の冒険者が危険な 目に合うかもしれないのに。」

 「これは変な話じゃないかって思うよね。」

 (エリアス)

 「まあ、その疑問は最もだな。」

 「禁を犯したものは冒険者ではなくなる。」

 「だから冒険者のルールは適応されない。」

 「だから他の冒険者達に手出しができる。」

 「それでは本末転倒。逃げ得じゃ。」


 「治安維持と言う意味では、

 早急に捕まえなければ意味がない。」

 「現状ここに大きな矛盾が発生しておる。」

 「否定しようのない事実だ。」


 「今後我々が対処すべき大きな課題ではある。」


 (マリエ)

 「なるほどね。そこは何となく分かったわ。」

 「けれど天部と大陸に追われて捕まらないなん  て…。」

 「帝の弟さんはそんなに強いの?」

 (エリアス)

 「強い。それは間違いない。」

 「だがそれ以上に厄介なのは…。」


 「現在ステラの中でこういった逃亡者達が集ま  り、共闘し始めておる。」

 「大陸・信仰・身分。」

 「その全てをかなぐり捨てて。」


 「己の主張を貫き通すために。」

 「所謂、疑似クランを結成してな。」

 

 (悠)

 「疑似クラン!?」

 「つまり犯罪集団って事ですか!?」

 (エリアス)

 「言い方を変えるとそうなるな。」

 「そしてこやつらは、

  年々その力を増してきておる。」

 「天部や大陸の目を、かわし続ける強者達だ。」

 「数が増えれば、当然その驚異も増す。」

 (悠)

 「なんだよそれ!」

 「犯罪者がクランまで作るなんて!」

 「やりたい放題じゃないですか!」

 (エリアス)

 「その通りだ。好き放題させる訳にはいかん。」

 「無論。我々も対処はしておる。」

 (マリエ)

 「具体的には?」


 (エリアス)

 「我々大陸の重役達は、

 こやつ等の事を《堕天者》と呼び。」


 「定例的な会議を重ね、情報を共有化し、

 大陸の枠を越えた対応を続けておる。」


 「この《堕天者達》への対応。」


 「これが大陸を統べる現帝達の、

 一番の課題に据えられておるのだ。」


 (悠)

 「だ、堕天者達!?」

 「そんなヤバイ奴等が存在してんのか…。」

 「信仰で固められているステラにも、

 ルールに従わない連中は存在するのか…。」

 (マリエ)

 「にわかには信じがたいわね…。」

 「その部分も私たちの世界と変わらない。」

 「そしてこの大会の開催目的が、

 まさかそんな大物の調査だったなんて…。」

 「幾らなんで敷居が高すぎるのでは?」


 (エリアス)

 「無論、我々とてカイミ本人の調査を頼むつもり などなかったさ。」

 「目撃情報の調査。足取りの確認。」

 「役割は補助的なものにするつもりだった。」

 「命の危険を与えてまで、

 任務を頼むつもりはなかったのだ。」

 (リナ)

 「なるほどね。確かにそれなら。」

 「顔は知られてない。」

 「名前も有名じゃない。」

 「その方がやり易そうだね。」

 (エリアス)

 「そうであろう?」

 「私の着眼点に間違いはなかったのだ。」


 エリアスは自信満々に胸を張った。 

 自分が誉められている時は、実に嬉しそうな表情を浮かべる。


 (マリエ)

 「けれど…。」

 「対象者の方から此方に現れた。」

 「それで貴女達の事情が変わってきたのね。」

 (エリアス)

 「うむ。その通りだ。」

 「無論想定はしておったがな。」

 「しかし、カイミ本人が現れた事により。」

 「調査を依頼するクランを

 探す必要は一旦は無くなった。」

 「我々としては、ここで奴を叩きたいからな。」

 「他に時間を割くことはできん。」

 「よって開催中の大会は、

 昨日の結果をもって終了とする。」

 (悠)

 「ええ!?止めちゃうの!?」

 「確かに目的は達成したかもですけど…。」

 「勝手に決めて大丈夫なんですか?」

 「観客や他のクランの人達が納得するとは…。」

 (エリアス)

 「それについては問題ない。」 

 (レイナ)

 「ええ!?何故ですか!?」

 「きっと皆怒りますよ!!」

 「いきなり中止だなんてきっと納得しません!」

 「下手をしたら大騒ぎになるレベルです!」

 (エリアス)

 「大丈夫だ。騒ぎは起きん。」

 「何故なら準決勝に残った4つのクラン。」

 「その中で、我々の息の掛かっていないのは、

 お主らだけだからな。」


 エリアスはどうだと言わんばかりに、再び胸を張っている。


 (悠)

 「…。は?」

 (エリアス)

 「なあに、単純な話じゃよ。」

 「我々も依頼者を探すにあたり、

 当然《最低限の強さ》は求めておった。」

 「万が一の際に逃げる位の強さはな。」


 「しかし、参加者全員。本当に無作為に選んでし まっては、全く実力の伴わない者達が参加する事 にも成りかねん。」

 「それでは時間と労力が勿体ない。」


 「当然何チームかは、此方の手の者を混ぜる。」

 「その中で勝ち上がれないクランなど。」

 「始めから見る必要さえないのだからな。」

 (悠)

 「え~…。マジかよ~…。」

 「真面目に参加してた人も沢山いたかもしれない のに…。」

 (エリアス)

 「戦う機会は与えたではないか。」

 「予選もキチンと行ったさ。」

 「チャンスは与えた。」 

 「そやつらが掴めたかどうかの問題だ。」


 そう話すとエリアスは腰に手を当て、

 更に胸を張った。

 彼女の中で、既に矛盾なき理論が完成している。

 最早誰が何を言っても無駄なのだろう。


 (エリアス)

 「観客についても問題ない。」

 「準決勝以降、観客は入れんと説明する。」

 「後はイアンに任せればいい。」

 「それで万事解決だ。」

 (悠)

 「マ、マジかよ…。イアンさん…。」

 (リナ) 

 「本当にいい様に使われてるのね…。」

 (レイナ)

 「あの人はあの人で、

 いつか報われるべきですよね…。」


 3人の頭の中に、イアンの笑顔が浮かんでいた。

 彼は今、言われるがままに周辺を警備し。

 そのまま後に、来場した観客のクレーム処理に回されるのであろう。

 額に汗をかきながら謝るイアンの姿を想像し、3人の瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。


 (マリエ)

 「残り3つは内通者。」

 「なら普通に考えて、残ったのは…。」

 (エリアス)

 「うむ!おめでとう!」

 「我々が目をつけたのはお主達!」

 「ディープインパクトに決定したのだ!」

 「はい!拍手~!!」


 パチパチパチパチ~。

 闘技場に、エリアス一人の拍手が鳴り響いた。


 (悠)

 「いやいや。さっきの話聞いた後だとねぇ。」

 (リナ)

 「素直には喜べないわよね。」

 「ほとんど内通者。」

 「しかもいい様に戦わされて。」

 (レイナ)

 「けれど…。まあ…。一応は。」

 (マリエ)

 「大会の開催理由という此方の疑問は、解決はし た。」「けれど…。」


 マリエは顎に手を当てて、

 何かを真剣に考え始める。


 (悠)

 「あれ?まだ何か有りますか?」

 「バニちゃんからの依頼は、大会の開催理由

 だけだったと思うんですけど…。」

 (マリエ)

 「いえね…。そもそも帝の弟はどうして堕天者に なったのかしら?」

 「大陸に入れば、当然それなりの身分は保証され るでしょうし…。」

 「まして、犯罪者クランを作れるほど、沢山の手 練れ達が集まるなんて。」

 「何だか不自然な気がしてならないのよ。」

 (レイナ)

 「確かにそうですね。」

 「帝の弟。そんなの副官と同じ位の重役です。」

 「わざわざ手放してまで、堕天者として追われる 身になる必要がない。」

 「立場として何の不都合もないはずです…。」

 「しかも追われる人同士で手を組んでまで。」


 「そこまでして大陸に挑む理由があるのでしょう か?」


 ディープインパクトのメンバーはゆっくりとエリアスを見つめた。

 エリアスは額を押さえ、仕方ないかと言わんばかりに、一つ大きな溜め息をついた。


 (エリアス)

 「まあ…。そういう疑問はでるな…。」

 「地位を捨て、天使や大陸に追われる。」

 「理由なくそんなことをするバカはおらん。」

 (悠)

 「ならやっぱり…。何か理由が?」

 (エリアス)

 「ああ、当然ある。」

 「カイミも含め、今の堕天者達が結託し、現在の 天部や大陸執政部に闘いを挑む理由がな。」

 (マリエ)

 「そこまでしなければならない。」

 「それだけ重大な理由ってなに?」

 「何か大きないざこざでもあったのかしら?」


 (エリアス)

 「ふぅ~~…。」


 エリアスは空を見上げ。大きく息をはいた。

 何かとても言いにくい事を、これから話そうとしているのが伝わってくる。


 (エリアス)

 「その理由とはな…。」

 (悠・マリエ)

 「理由とは?」

 (エリアス)

 「一言で言えば《復讐》だ。」

 「自分達から地位を奪い去り。」

 「信じ続けた教えを書き換えようとしている。」


 「現大陸の帝と執政部に対する。」

 「彼らの《命を賭けた復讐》なんだよ。」


 (悠)

 「《地位と教えを奪われた事への復讐!?》」

 「一体どういう事ですか!?」

 「今の帝や信仰に対する教義は。」

 「5年前に大地の帝の手腕によって、

 平和的に決定されたはずじゃ…。」


 (エリアス)

 「うむ。その通りだ。」

 「《建前上》はな。実に平和的で民主的だ。」 

 「だがな…。現実とは、ちと違っておる。」

 (マリエ)

 「建前上?」

 「なら5年前に起きたとされる出来事は…。」

 (エリアス)

 「全てが事実ではない。」

 「かなりの脚色が加えられておる。」

 (レイナ)

 「脚色?それはどの程度の?」

 (エリアス)

 「そうだな。言うなれば全てだ。」

 (マリエ)

 「全て?全てってそれじゃあ。」


 (エリアス)

 「ああ、今ステラに伝えられている。」

 「改革に関する流れは全て嘘。偽りだ。」


 「何せ我々は事実《奪った》のだから。」


 「先帝や前執政部の連中から。」

 「ベルガリスの力を使って。」

 「帝の地位と教義変更の権限をな。」

 

 「そこには伝えられている、平和や民主性など存 在しておらんかったよ。」


 「そのやり方により全てを失った連中…。」

 「奴等が今の堕天者の中心となり。」

 「現在の執政部に反旗を翻しておる。」

 「己の復権を望んでな。」


 「そしてカイミもその連中の一人。」

 「ということになるじゃよ。」


 (悠)

 「奪った?先帝から地位を…?」

 「全部が嘘だって?」

 「じゃあ、今の執政部。」

 「水の帝やエリアスさんは一体…。」

 

 衝撃的な事実を告げるエリアスの顔は

 どこか寂しげな表情に写る。

 

 彼女の真意はいったい…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ