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おやじ妄想ファンタジー   作者: もふもふクッキー
27/114

水の章 クランバトル編 一回戦Ⅶ

 ○ ジャック行きますⅡ


 (審判)

 始め! ドォン!

 開始の合図と同時に、俺は闘技場中心に向かい駆け出した。

 リナが後ろでギャーギャー言っているが、今は試合に集中だ!


 (悠)

 『相手の性能はさっぱり分からない!』

 『だからまず、こちらから仕掛けてやる!』


 俺はそう心に決め、マークⅡに突進する。

 一方、マークⅡの動きは。


 ウィーン。ウィーン。

 ガシャンガシャンガシャン!


 機械音をさせながら、こちらに向かってくる。

 小走り程度の走り方だろうか。

 動き自体は滑らかだが、思ったよりもスピードはないようだ。


 (悠)

 リナじゃないけど!ここは先手必勝だ!

 『吹き飛べ!』


 俺は左手を前に突きだし、強く念じた。


 ドォン! 


 俺の能力は、マークⅡの肩付近に命中した。

 衝撃で、マークⅡの前傾姿勢が崩れ、後方に2メートル程後退する。

 機体はヨロヨロとよろけていた。

 

 (ジャック)

 痛い!いきなりなんだ!?

 何かに突然、走行を妨害された!?

 彼が何かを投げた様子もない…。

 彼の心具の力か!?


 ジャックは突然の衝撃に驚いている。

 しかし、直ぐに原因を究明し、俺の心具の力と見抜いたようだ。

 やはり、格上のクランだ。

 実戦経験の差が、ここでも見てとれる。

 

 (悠)

 くそ!やっぱり飛ばねーよな!


 『あれだけの大きさだ』

 『流石に一撃で場外に飛ばすのは無理か…。』

 『他の手を考えないと!』


 俺の能力は、相手や攻撃物など、認識した対象を吹き飛ばすものだ。

 しかし、対象の重さや大きさに比例して、吹き飛ばす距離は小さくなってしまう。

 全長約5メートル。

 マークⅡの重さは、かなりの物であろう。

 一気に吹き飛ばす程の力は、今の俺には備わっていないようだ。

 

 (ジャック)

 いきなり心具を披露してくれるとは! 

 随分と景気がいいですね!

 短期決戦は望むところです!

 次は私からいきますよ!

 

 ジャックは、マークⅡの剣を振り上げ、俺目掛けて降り下ろした。


 (悠)

 『剣もでかい!完璧には避けきれそうにない!』

 『これも吹き飛ばさないと!』


 俺は降り下ろされた剣に向け、念を込める。


       バチィ~~!!!


 マークⅡの剣と俺の能力がぶつかり合う!

 その場に強い衝撃が走り。

 俺は後ろに大きく吹き飛ばされた!


 ドザァ~~!!

 地面に叩きつけられそのまま数メートル転がる。

 マークⅡも衝撃により、バランスを崩したが、尻餅を着いた程度のようだ。


 (悠)

 くっそ!痛ってぇ~~!!

 なんて衝撃だ!!

 やっぱり攻撃力もスゲェな…。

 でかいだけあって、力が半端ない…。

 単純な威力ならリナ以上だ…。

 力比べでは相手にならないよな…。


 (観客)

 マークⅡスゲェ~~!!

 速さはないけど、圧倒的な力だ!

 相手は手も足もでないぞ!

 このまま決めてやれ~~!

 ジャック!ジャック!ジャック!ジャック!


 (実況)

 おお~~と!

 ここでマークⅡのあまりの強さに!!

 会場からジャックコールが起こっている~~!!

 しかし、このコールも納得です!

 マークⅡの性能は予想以上に優れている!!

 流石はジャック選手の30年の思いの結晶!!

 対戦相手の吉田悠選手!!

 手も足も出ませ~~ん!!

 このまま一気に決着か~~!!


 (観客)

 ジャック!ジャック!ジャック!ジャック!


 観客の鳴り止まないジャックコールの中、俺は体中に痛みを感じながら、何とか立ち上がる。


 (悠)

 イテテテ…。

 こりゃどーも部が悪いね。

 こっちの攻撃は大して効かず。

 相手の攻撃は防ぐので精一杯だ…。

 どうあっても、このままじゃジリ貧だな。

 何か新しい手を考えないと…。


 (観客)

 ジャック!ジャック!ジャック!ジャック!

 ジャック!ジャック!ジャック!ジャック!

 観客の盛り上がりも高まっている。

 雰囲気も完全にこちらの部が悪く、会場はまるで敵地の様相だ。

 

 (リナ)

 ああ!もう!何やってんのよ!

 あんなの一気に近づいて、コックピット付近を切り刻んでやればいいじゃない!

 (レイナ)

 魔法が使えれば、炎で囲って機械の回路を焼き切ったり。

 水の魔法で吹き飛ばしたりも出来ますが…。

 悠兄さんの、相手や物質を吹き飛ばす力では、そういった手段も選べません。

 ああいった大きな相手は、悠兄さんとの相性が悪すぎます~。

 (マリエ)

 確かに…。

 悠さんの心具は、どちらかというとフォロータイプ。仲間の安全を確保し、相手の攻撃を封じる事に適している。

 攻撃の威力という部分では、少し物足りない部分があるわね。

 あの人の心具は…。

 人を「倒す」ためのものではなく。 

 人を「活かす」ためのもの。

 集団でのクランバトルでは、最高の力を発揮しても…。

 こういった個人のバトルでは、どうしても後手に回ってしまう。

 相手が人間ならともかく、あれ程大きな機械だもの。簡単には吹き飛ばせないわ。

 レイナちゃんの言う通り、ちょっと相性が悪すぎるわね…。  

 (リナ)

 む~~!! 

 悔しい!悔しい!悔しい!

 いつも喧嘩してるとはいえ!

 私は悠兄をかってるんだ!

 やるときはやる奴だって思ってる!

 いつもバカなこと言ってるけど!

 悠兄は!ホントは強いんだよ!

 (レイナ)

 リナちゃん…。

 そうですよね。悠兄さんは強いです! 

 こんな相手に、負けたりしません!

 リナちゃん!マリエさん!

 一緒に応援しましょう!

 悠兄さんなら、きっと何とかしてくれます!

 (マリエ)

 そうね。彼は何だかんだでやる男だと。

 何故か分からないけど信じてみたくなるわ。

 私達に出来ることは少ないけど、一緒に応援しましょう!

 会場の中で、私達は味方だと、彼に気付いて貰いましょう!

 (リナ・レイナ・マリエ)

 頑張れ悠兄!負けたら承知しないぞ!

 頑張って下さい!必ず勝機はあります!

 悠さん!落ち着いて! 

 これまでの戦いで、何か気が付いた事はないか、よく考えてみて!

 頑張れ~~!絶対勝てるよ~~!


 我がクランの女性人から声援を受ける。

 黄色い声援は嬉しいが、どうやら皆も俺の不利を感じているようだ。 


 (悠)

 ありゃりゃ。揃って応援か…。

 かなり心配されてるみたいだな。

 まあ、確かに。

 どうも見ても形勢不利だ。

 逆転の手だても思い付かない…。

 さて、どうしたものか…。


 俺はマリエさんに言われた通り、これまでの戦いを思い返してみる…。

 だが、俺のやり方では、どうも部が悪い気がしてならない…。


 (悠)

 そうだ。

 ちょっと視点を変えてみよう。

 応援してくれる皆なら、皆ならどう戦う?

 皆ならアイツに勝てそうだよな…。

 少し頭の中で考えてみるか…。


 例えばリナなら…。


 『おりゃ~~、コックピットから出てこ~い!』

 バキバキバキ。


 コックピットをひっぺがして中身を捕まえるか?

 ダメだな。俺は普通の人間だ。

 リナのゴリラパワーがないと不可能だ。

 これは却下だな。


 じゃあ、レイナは?レイナならどうする?

 『ファイアーウォール!』

 『ニードルティアーズ!』


 魔法で機体に損傷を与える?

 もしくは、魔法の威力で吹き飛ばす?

 レイナならこれでいけそうだな。

 でも、これも無理だ。

 俺にはレイナみたいな魔力はないし。

 そもそも魔法は使えない。


 じゃあ、マリエさん?マリエさんなら。

 『風の刃!』『縛りの舞!』


 風の刃で機体を切り刻む?

 これはちょっと無理かもな…。

 アイツの装甲厚そうだしな。


 それなら植物で拘束する?

 うん。これは可能かもな。

 動きを封じることは出来そうだ。


 でも…。拘束した後は?

 マリエさんの力じゃ、あの相手を場外に吹き飛ばすのは不可能だ。

 じゃあ、結局風の刃か花弁でダメージを与える?

 しかし、さっきも考えたがこれは無理だ。 

 奴の装甲が頑丈過ぎる。  

 ダメージを与えられない内に、暴れられて拘束を剥がされそうだよな…。

 風で吹き飛ばすには、ちょっと相手が重すぎるしな…。


 ん?ということは…。

 マリエさんでは奴に勝てないってことか?


 ・・・・・・・。


 いやいや!それはないだろ!

 マリエさんがアイツに負ける姿なんて、全く想像できん!

 彼女は勝つだろう!

 いつも通り、優雅さや気高さを保って!

 さも当然の様に、余裕で勝ってみせるはずだ!


 でも…。なら、どうやって勝つ?

 彼女はどんな手段を選ぶ?

 彼女が考えそうなこと…。

 彼女が気付きそうなことは…?

 固い装甲?重い体?相手の心具…?


 心具!?そうだ心具は!?

 アイツの心具はどんなものだ!?

 俺が抗議した時。アイツは確か…。


 『これは、私が心具を経由して操作しています』


 確かにそう言っていたな。


 心具を「経由して」操作している。か…。


 つまりは、奴はコックピットの中で、端末などを使って操作しているのではなく。

 奴が心具を通し、実際に機体と一体化する様な形で、あのデカイのを動かしているのか!


 つまり、あの機体は、○ンダムタイプの操縦方法ではなく。

 ○ヴァタイプの操縦方法で操作されている! 


 そうでなければ、あの滑らかな動きは説明出来ない。ステラは、科学力の発展が遅れているんだ。

 一体化もしないで、機械を滑らかに操作する技術は、まだ存在しないはず…。

 動力とかは、まだ魔法が使われてるはずだしな。

 お?何だか少しずつ全貌が見えてきたぞ!


 相手の機体は、○ヴァタイプと仮定する。

 ということは…。

 あの機体には痛覚が存在することになるな。

 確か、俺が最初に奴を吹き飛ばそうとした時。


 「痛い!いきなりなんだ!?」と奴は叫んだ。


 恐らく、コックピットの中にまで伝わる衝撃ではなかったはず…。

 当たったのは、確か肩の辺りだったし…。

 つまりは、俺の能力が機体にぶつかり、奴自身が痛みを感じた…。

 だから思わず、声を漏らしたのか?

 そうならば、この仮説も正しい可能性が高い!


 もっと考えろ!この回転を維持するんだ!

 一体化しているということは、基本的にはパイロットの力と、同程度の身体能力しかないのかな?

 マークⅡは○ヴァと違って、あくまで機械みたいだし…。

 特殊な身体機能は付いてないだろう。

 確かにデカイから、力は強いけど…。

 足はそんなに速くないよな。

 ジャック自身の運動神経は…。

 きっとそこまで高くはない気がするし…。

 もしかすると、この仮説も正しいかもしれないよな…。

 

 待てよ!ということは!?

 まさかマークⅡは、ジャック自身が巨大になった姿と同じ!?同程度の力しかないのか!?


 つまりは、機械になった、40後半の巨大なオッサンってことか!?

 

 ヤバイ!!確信はない!!

 これはあくまで仮説なのに!!

 マークⅡがでっかいオッサンに見えてきた!


 あれ?なんだろ?そう考えると…。

 アイツに対して、あまり恐怖心を持たなくなってきたな…。

 ただの、でっかい運動不足のオッサン。

 あれ?怖くないよな?

 おいおい、なんだよこれ!?


 ワタクシ、俄然勝てる気がしてきましたよ!!


 年上に敬意を欠くつもりはないが、身体能力なら少なからず、若い俺の方が上のはず!

 それなら、何とかやりようがあるんじゃないか?


 取り敢えずは、動き回って撹乱するか!?

 よし!!

 俺は走り出そうと一歩を踏み出した。


 しかし…。


 いや、待てよ…?

 マリエさんなら、走り回るか…?

 いや、彼女には似合わない…。よな…?

 彼女なら、きっと優雅に。

 相手を圧倒してみせるはず…。

 それなら、彼女はどうする?

 彼女なら…?


 (ジャック)

 さっきから、何をボーッとしているのです!?

 頭を打ったのなら、早くギブアップしなさい!

 違うのであれば、こちらからいきますよ!


 ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

 マークⅡが小走りで、こちらに向かってくる。


 (悠)

 くそ!まだ考えがまとまってないのに!


 俺は結局逃げ惑うように走りだした。


 (実況)

 吉田悠選手!

 先程から、何やら考え込んでいた様ですが、結局策は浮かばなかったのか~~!

 なす術もなく逃げ回るのみだ~~!

 この勝負!決着間近か~~!


 (観客)

 ジャック!ジャック!ジャック!ジャック!

 会場は完全にジャックの勝利を確信している。


 (悠)

 くそ!マリエさんなら走らないが!

 やっぱり俺はマリエさんじゃないんだよな!

 結局、結論なんて出やしねーよ!

  

 俺は走り回りながら、再度策を巡らせる。

 『なら、どうする?』

 『結局俺には、マリエさんみたいな知恵もない』

 『俺に出来るのは。相手や攻撃を弾くこと…。』

 『ただ、真正面から弾いても…。』

 『また、力負けするだけなんだよな…。』

 『あれ?そしたらマリエさんなら、どう弾くのかな?』『なんだよ。結局マリエさん頼みか…。』

 『けど、彼女なら。きっと余裕を持って…。』

 『扇や…。風で…。』

 『風で…。「払う」のかな?』

 『そうか!おいおい、なんだよ!』

 『別に真正面からやり合わなくていいのか!』

 『リナのアホのせいで、さっきからバカ正直にやり合うことしか考えてないじゃねーか!』

 俺は走るのをやめ、マークⅡと向き合う。

 

 (ジャック)

 ハアハアハアハア…。

 やっと諦めたか…。

 さあ、さっさとギブアップしなさい!

 

 ジャックも走り回ったせいか、かなり息が上がっていた。

 俺はマークⅡを指差し、高らかに宣言する!


 (悠)

 ジャックよ!

 あんたの30年の研究成果! 

 確かに見事だったぞ!

 だが、残念だったな!

 この勝負!

 やはり…。

        勝つのは俺だ!!


 上手くいくかは分からない。

 けれど、ここまで来たらはったりでも構わない!

 逆転に向け、俺の反撃が始まるんだ!


 ○ 拝啓 ジャックは逝きました。


 (実況)

 お~~っと!!

 ここに来て、ずっと押されてきた吉田悠選手!

 まさかの勝利宣言だ~~!!

 何か策が思い付いたのでしょうか!?

 自信満々の勝利宣言に会場は騒然だ~~!!


 (観客)

 あいつ、なに言ってんだ?

 さっきから押されっぱなしじゃねーか。

 何も出来てないこと分かってんのかな?

 ジャック~!はったりだ~~! 

 さっさと倒してしまえ~~! 

 ジャック!ジャック!ジャック!ジャック!


 会場は、ジャックの勝利を信じる大歓声に包まれる。

 まあ、俺も確実に勝てるとは思っていない。

 確率は良くて半々か…。

 やってみないと分からないが、今の俺にはこの方法しかなさそうだ。

 俺は空を見上げ、大きく息を吸い込んだ。


 (悠)

 よっしゃ~~!

 来いやジャック!

 決着つけたろ~じゃねーか!!


 『このままじゃ結局ジリ貧なんだ!』

 『一か八か!絶対に決めてやる!』

 『失敗したら、レイナが治してくれるだろ!』

 『その時はその時だ!』

 

 俺の腹の内は決まっていた。


     次の一撃で必ず決着をつける。と…。

 

 (ジャック)

 随分と威勢がいいですね。 

 しかし、貴方はマークⅡの攻撃を避けるので精一杯だ。

 次の一撃。先程よりも強く。

 つまりは本気で打ちます。

 貴方の心具が何かは分かりませんが。

 私を吹き飛ばしたり、攻撃を弾き飛ばした力なのでしょう。


 そして…。


 ジャックは、マークⅡを操作し俺を指差した。


 貴方は、先程の私の攻撃を。

 弾くので精一杯だった…。

 つまりは、次の私の一撃を、きっと貴方は防げない。

 貴方の言う通り。

 この勝負。次の一撃で終わりです。 

 そしてその結末は…。


        私の勝利だ!!

 

 ジャックは、マークⅡをこちらに走らせる。

 今までとは違い、本気で走らせているのだろう。

 これまでの中で、一番速い移動速度だ。


 ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!


 マークⅡがこちらに向かい、駆けてくる。


 (悠) 

 今までので手ぇ抜いてたのかよ!

 冗談きっついな!


 『ジャックの言葉は正解も正解。大正解だ。』

 『ジャックの本気の一撃…。』

 『さっきよりも強力だというなら…。』

 『俺にはもはや防ぐ手立てがない!』

 『だけど!』


 マークⅡが剣を高々と振り上げる。


 その姿は眩しく。太陽と重なる。


 (ジャック)

 終わりです!

 精々死なぬよう!

 心具で己の体を守りなさい!


 ブンッ!!


 マークⅡの本気の一撃が、俺の頭上目掛けて降り下ろされた!!

 

       ガシャア~~ン!!


 会場中に、大きな機械音が響く…。


 その瞬間。


 俺とジャックの本気の一撃がぶつかり合った。

 

 その激しい衝撃により。


 会場は一面、土煙に包まれていた。


 (実況)

 ジャックマークⅡ!!

 本気のダッシュから、吉田悠選手に強烈な一撃を叩き込んだ~~!!

 あまりの衝撃に闘技場は土煙に包まれている~!

 そして、煙の中で立ち続けた。


 この戦いの勝者は~~~~!!


 吉田~~~~!!!!!


 悠選手!!!! 


 だ~~~~~~~~!!!!!!


 (審判)

 ジャック及びマークⅡ戦闘不能!! 

 勝者!! クラン・ディープインパクト!!


        吉田悠選手!!


 勝ち名乗りを受け。

 俺は高々と右腕を突き上げた…。


     クラン・ディープインパクト。


 最後は苦しみながらも、

 

 何とか初戦突発を決める。



 




 

 


 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 












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