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おやじ妄想ファンタジー   作者: もふもふクッキー
105/114

○ 大地の章 帝の賭け事Ⅲ

 ○ 勝者の願い


 (マリエ)

 「決めた。この大陸において、帝が保有する全ての資産を、進藤マリエに無償で譲り渡す。」

 「これで行きましょう。」

 「いえ、これしかないわ!」 


 マリエはペンを握りしめ、何やら物凄い勢いで書類の準備を進めていた。

 

 (マリエ)

 「これでアイツの金は全て私のもの!」

 「大陸中の資産も!定期船の運用権も!貿易にかかる関税も!そして何より!」 

 「カジノも!カジノも!!カジノもよ!!!」

 「オーホッホッホッ!!!」

 「笑いが止まらないわ~!!!」

 

 マリエは大地の帝に勝利したご褒美を、

 帝の金に狙いを定めた様だ。

 目は既に¥マークになっている。

 リナやマルクの事は既に頭から消え去っていた。


 そう世の中、結局は金なのだ。

 金が無ければ何もできない。

 欲しいものも手に入らない。

 地位も名誉も、金があればどうとでもなる。

 金があれば何でも手に入るのだ。

 

 金金金金金金金金~~!!!!

 結局世の中、金が全てなんだよ!!!!


 マリエは一夜にして、超大金持ち。

 正にステラ一のセレブに躍り出るのだ。


 彼女の決心は鉄よりも。

 いや、ダイヤモンドよりも固い。

 最早誰も口を挟む事などできない。

 一攫千金のチャンスに、最早聞く耳などもとうはずがない。


 (悠)

 「いや、マリエさん…。」

 「流石にそれはちょっと…。」

 「我々も目的があって来た訳ですし…。」

 (レイナ)

 「マリエお姉さん…。」

 「気持ちは分かりますが…。」

 「あの…。私達の本来の旅の目的は…。」


 ゲームでは何もできなかった二人。

 何とか彼女を正気に戻そうと説得する。

 しかし、マリエの金への意思は揺るがない。


 (マリエ)

 「旅の目的?」

 「大丈夫。ちゃんと覚えてるわ。」

 「私にそんな抜かりがあると思う?」

 (レイナ)

 「よ、良かったです!じゃあ…!」

 (マリエ)

 「確かに目的はあった…。」

 「けれどそんなの、私が大富豪になることに比べたら屁でもないわ!!」

 「そう!屁の突っ張りにもならないのよ!」


 「私は今日大富豪になる!!」

 「そして問題は全て、金で解決して見せるわ!」

 「二人とも!安心して!もう大丈夫!」 

 「堕天者も、天使も!」

 「私が金の力で何とでもして見せるわ!」

 「オーホッホッホッ!」

 「どうしましょう!」    

 「今日は本当に笑いが止まらないわ~!」

 (レイナ)

 『ああ…。これはダメかも…。』

 『これ以上言っても何にもならないかも…。』

 (マリエ)

 「さあできた!後はこの誓約書に、アイツが自書による署名及び押印をすれば!」

 「この大陸の全てが私のものになる!」

 「私は一気に社交界のカリスマとなり!」

 「果てはステラ中の資産をその手中に収める!」


 「あれも、これも何もかも!そう全てが!」

 「近い将来、この世界の富の全てが!」

 「この私!進藤マリエの物になるのよ!」


 「安心してレイナちゃん。」

 「大地の帝の資産なんて、ホンの足掛かりよ。」

 「私はまだ目的を達してはいない!」

 「まだ世の中には、金が!資産が!富が!」

 「まだまだ溢れているのだから!」

 「さあ!先ずは目の前のカジノ!」

 「大地の帝の総資産!」

 「そして次は他の大陸の資産を!」

 「次々に買収していくのよ!」


 「資産王に、私はなるわ!」


 マリエは書類の準備を終え、

 ベルガリスに向かい足を運び始めた。


 (レイナ)

 「そんな…。マリエお姉さん…。」

 「リナちゃんやマルク君のお父さんの事…。」

 「忘れてしまったんですか…。」


 レイナは膝から崩れ落ち、

 その場で涙を流し始めた。


 尊敬し、憧れていた年上のお姉さん。

 その人物が大金を目の前にして、人としての欲望に飲み込まれた。

 そして今、これ迄の旅の全てを否定しようとしている。

 純粋な彼女にとって、それは大きな衝撃であり。

 立ち直る事が出来ない程、

 受け入れがたい現実なのであった。


 (悠)

 「レイナ!大丈夫か!?しっかりしろ!」

 「大丈夫か!?諦めるな!」

 「マリエさんならきっと大丈夫だ!」


 悠は倒れ混んだレイナに駆け寄った。

 

 (レイナ)

 「悠…。兄さん…。」

 「マリエさんが…。マリエさんが変わって…。」


 レイナは大粒の涙を拭いながら、普段から兄の様に慕う人物に助けを求めた。

 彼は元々大した希望ではないが、今のレイナは、藁にもすがりたい思いであったのだ。


 彼女は折れそうな心で。    

 細く、例え腐った藁であっても。

 何とかすがってしまいたい。  

 そんな想いであった。

 彼女の心はそれ位にまで、

 追い詰められていたのである。


 (悠)

 「レイナ…。すまない…。」

 「マリエさんがああなってしまっては…。」

 「やっぱり俺にも、もうどうすることもできそうにない…。」

 「本当に申し訳ない…。」


 その人物は直ぐに事態を諦め、

 レイナに向けて頭を垂れていた。


 ああ…。やはりこの藁はダメだ。 

 元々根本から腐っていた。 

 顔を見た瞬間に。

 レイナには既に答えを予想できていた。


 予想通りの回答。

 予想通りの冴えない顔。

 予想通りの不甲斐なさ。


 知ってはいたが、これは本当にダメな藁だ。

 いつも何の役にもたたない。

 早く刈ってしまえ。こんなクソ藁はよ。

 その手間さえ惜しんでしまいたい。

 それ位できの悪い藁だなお前は。


 レイナは自分の心が、目の前の2つの汚い人間のせいで、どんどん汚れていくのを感じていた。


 泣いていてはダメだ。

 もう自分でどうにかしなければ。

 こいつらには何の期待もできない。

 そう固く決意し、

 彼女は涙を拭い手立ち上がった。


 そしてベルガリスに向かっていく、かつて憧れた女性の背中を、彼女は自分の足で追いかけ始めたのだ。

 その一歩は小さな一歩であるが。

 彼女にとっては大きな一歩である。

 

 彼女は始めて自分の意思で決断し、

 自分の意思で現実に立ち向かったのだ。


 彼女はまだ若い。

 しかし、それ故に延び白も大きいだろう。

 この一歩は最初の一歩。

 本当に小さな最初の一歩だ。

 けれどこれが積み重なるその先に、

 きっと彼女の本当に望む世界があるのだろう。

 

 白いローブに身を包みし少女に、

 幸あらんことを。

 誰もがそう望まずにはいられなかった。


 (マリエ)

 「さあ、できたわ!」

 「大地の帝さん!私からの要求よ!」

 「この書類にサインを…。」

 「ギャア!」


 ボゴッ!!

 部屋の中に鈍い音が響いた。

 マリエの後頭部を、

 レイナが自らの杖で殴打したのだ。

 マリエは不意打ちにより、

 白目を向いて崩れ落ちた。

 ベルガリスは受け取ろうと手を伸ばしたまま、

 目を見開いて驚いていた。


 (ベルガリス)

 「お、おい!姉ちゃん!」

 「だ、大丈夫かよ!?」

 「おい、気ぃ失ってんじゃねぇか!?」


 「おい!嬢ちゃん!幾らなんでも、不意打ちで後頭部はヤバイだろ!」

 「仲間だってのに何があったってんだよ!」


 ベルガリスはレイナの異様な雰囲気を感じとり、戸惑いを隠せなくなっていた。

 レイナの顔は真剣であった。

 私は汚いものを排除しただけ。

 仲間を取り戻す手段を選んだだけ。

 彼女の中に正義はあった。

 己が貫くべき正義が。

 誰もそんな彼女を責めることはできないだろう。


 レイナは倒れ込んだマリエを抱え起こすと、後ろに回り込み、腹話術の人形の様に、膝の上に乗せた。

 そしてゆっくりと語り始めた。


 (レイナ)

 「ねぇねぇ、マリエお姉さん?」

 「今日もとってもいいお天気ね?」

 「そういえば、大地の帝さんへのお願いは、結局何に決まったんですか?」


 マリエは白目を向いたまま、首がカクカクと左右に揺れている。

 そして、レイナは首元を押さえ、顔の角度を操作しながら腹話術を使った会話を始めたのだ。


 (ベルガリス)

 『嘘だろ!?まさかそこまで!?』

 『こいつ悪魔か!?本物の悪魔じゃねぇか!』

 『正気の沙汰とは思えねぇぞ!』

 (悠)

 『そ、そこまでやるのか!』

 『レイナ、お前は何て本性を隠していやがったんだ!』

 『可愛い顔してお前は!』

 『俺たちの中で一番恐ろしい本性を隠し続けていたって言うのか!』

 (アナベー)

 『オーマイガー!アノオ嬢サン、本物ノサイコパスネ!』

 『絶対関ワッテハダメダヨ!』

 『ミーノ本能ガ、全力デ逃ゲロト、囁イテイマース!』


 3人の空気は一瞬で凍りついた。

 目の前には、死体を操る腹話術師が居座っているのだ。

 その異様な光景は、まともな人間であれば数分で精神が崩壊するほどの、不気味な破壊力を持ち合わせていた。 


 冷や汗を書く3人をよそに、レイナの楽しそうな死体操作は暫くの間続けられたのだ。


 (マリエ)(レイナの腹話術)

 「うん。こんにちはレイナちゃん。」

 「お天気が良くて嬉しいね。」

 「帝さんへのお願い決まったよ。」

 「仲間が堕天者に拐われてしまったから、救出の協力をして欲しい。」

 「そう伝えようと思うんだ。」

 「私は始めからね…。」


 この時、ガクン!

 とマリエの上半身が崩れ落ちた。


 (レイナ)

 「おら!何してんだ!しっかりしろ!」

 「このクソ人形が!おら!黙って働けや!」


 レイナは気を失ったマリエの額に、

 思いきりビンタを見舞った。

 マリエは白目を剥いたまま額を赤く染めている。


 そして、レイナは再び首もとを鷲掴みにし。

 無理矢理マリエの体を起こした。


 (マリエ)(レイナの腹話術)

 「私は始めから、それしかないと思っていたのよ。」

 「ねえ、大地の帝さん?」

 「全面的な協力をお願いできないかしら?」

 「仲間の命がかかっているのよ。」

 「お願い。私たちに協力して下さい。」


 役目を終えたマリエの人形を、

 レイナは黙ってその場に無造作に投げ捨てた。


 ドサッ!ゴツ!

 投げ捨てられたマリエの体から、鈍い音が鳴り響いている。

 しきし、レイナは意にも介さず、ベルガリスへの協力を要請し続けていた。


 (レイナ)

 「今の話。聞いていただけましたか!?」

 「今のマリエさんの言葉が、私達の願いです!」

 「今のがマリエさんの真実の言葉!」

 「お願いします!どうか私達に、お力を貸していただけないでしょうか!?」


 横たわるマリエの腹を踏みつけながら、レイナは涙ながらにベルガリスに願いを請うている。


 (ベルガリス)

 「お、お嬢ちゃん…。あんたもなかなか大概だな…。」

 「けどいいのか?その姉ちゃん。」

 「その紙に何か熱心に書いていた様だが…。」

 

 ベルガリスが指差すその先。

 レイナが腹を踏みつけているマリエの右手には、マリエが書き上げた誓約書が握られていた。

 レイナはその手を見下ろし、不快な表情を浮かべながら、マリエの右手から紙をむしりとった。


 (レイナ)

 「チッ…。いちいち面倒かけやがって…。」

 「最期までめんどくさい奴だな…。」

 「このごみくずはよ!!」

 

 レイナは紙を拾い上げると、

 それに向かって杖を構えた。


 (レイナ)

 「紅蓮の業火で全てを燃やせ!!!」

 「塵ひとつ!!!欠片も残すな!!!」

 「焼き尽くせ!!!ヘルファイアー!!!!」


 ゴォォォォォ~~~!!!!


 レイナが発した炎には、部屋全体を燃やし尽くす程の威力が込められていた。

 紙切れ一枚を燃やすための魔法とは、誰が見ても思えなかった。

 レイナの中に生じた負の感情が、炎の形をなしてその場に現れたかの様だ。

 炎により、部屋は熱風とオレンジ色の光に包まれた。

 その場に居合わせた3人は、紙切れが灰になり、消え去るのを、口を開けたまま見守る事しかできなかった。

 紙は一瞬にして灰になり、部屋は熱波により黒焦げになった。

 灰にまみれたローブを叩きながら、レイナは怒りに満ちた顔を、一度下に向けた。


 そして再び、両手を組んでベルガリスに願いを述べた。


 (レイナ)

 「お願いします!大地の帝さん!」

 「堕天者に拐われた仲間を救うため、どうか力を貸してください!」

 「私達には、貴方の協力が必要なんです!」

 「どうか!どうかよろしくお願いします!」


 再び涙を浮かべながら、

 純粋さを全面に出して懇願してい。

 そんなレイナの執念に、そこにいた男3人は。

 純粋な恐怖心を抱かずにはいられなかった。

 

 『怖え~!手段を選ばなくなった時の、この娘!マジで怖え~!』


 3人は言葉を交わさずとも通じあっていた。

 この場はこれ以上刺激しない方がいい。

 皆が無言で頷いた。

 3人の利害は既に一致していたのだ。


 (ベルガリス)

 「お、おう…。分かったよ嬢ちゃん…。」

 「協力しよう…。それは約束する…。」

 「だから…。」

 「その物騒な杖を、取りあえず仕舞ってはくれねぇかな…。」

 「おっかなくて落ち着かねえんだよ。」


 涙を流し、両手を胸の前に組んでいるレイナ。

 その手には、しっかりと心具の杖が握られたままであった。

 気のせいかもしれないが、先が若干ベルガリス側に傾いている。


 ベルガリスの返答を聞いたレイナは。


 「ありがとうございます!」

 「本当にありがとうございます!」

 「貴方にお願いができてよかった!」

 「本当にありがとうございます!」


 そう涙を流しながら頭を下げ、

 レイナは後方の悠に合流する。


 (マリエ)

 「グフッ!」


 途中、突然マリエの悲鳴が響いた。

 頭を下げながら後退する中。

 レイナはしっかりと、マリエの腹を踏みつけていたのだ。

 当然他の3人も気付いていたが、最早誰も、そこに触れる勇気など持ち合わせていなかった。


 (レイナ)

 「やりましたよ!悠兄さん!」

 「大地の帝さんの協力を得られました!」

 「流石はマリエお姉さんです!」

 「旅の目的を達成する上で、これ以上ないお願いができましたね!」


 レイナは嬉しそうに笑みを浮かべ、悠の両手を握りしめた。

 

 (悠)

 「そ…。そうだな…。」

 「さ…。流石は…。マリエさんだなぁ~…。」

 「アハハ~…。」

 「レ、レイナもありがとうな…。」

 「帝に…。一緒に…。お願いしてくれてさ…。」


 悠は、屈託のない笑顔で手を握る少女を、直視することができなかった。  

 状況が彼女を変えたのか。

 彼女の本質が現れただけなのか。

 例えどちらであっても、彼の中で彼女は怒らせてはいけない。敵に回してはいけない相手であると、再認識されたのであった。

 

 (ベルガリス)

 「だ、堕天者絡みの協力ならさせて貰う…。」

 「こちらにもお前らの現状にピッタリな提案をする準備はあるんだ…。」

 「だが…。」


 ベルガリスは泡を吹いて床に転がる、マリエの方へ視線を落とした。


 (マリエ)

 「お…。金…。ガハッ!」

 「わ、私…。の…。お金…。」

 「カジ…。ノ…。ゲホッ!ゲホッ!」

 「セレ…。ブ…。に…。」

 「遂に…。わた…。し…。セレブ…。に…。」

 「グフッ!」

 「ウッ…。フフフ…。」

 「全部…。私の…。お…。金…。」


 マリエは白目を向き、

 血を吐きながらガタガタと震えている。

 彼女もまた、未だ大富豪への執念を失っていないようだ。

 夢の中では、ベルガリスに書面を突きつけ、既に金持ちの仲間入りをしているのだろう。

 彼女の気持ちを思うと、悠は涙が止まらなくなった。


 『マリエさん…。あんた悪くねぇよ…。』

 『悪いのはタイミングだ…。』

 『タイミングだけが、あんたを見放したんだ…。』


 悠は上を向き、流れ落ちる涙を拭っていた。

 そしてその姿に耐えかね、遂にベルガリスが口を開いた。


 (ベルガリス)

 「なあ…。取りあえず…。」

 「この姉ちゃんを起こしてから話をしねぇか?」

 「気が散って仕方ねえよ…。」

 「おい、アナベー。」

 「これでちょっと傷薬と気付け薬買ってこい。」 「話はそれからだ。」

 「それで…。勘弁してくれ…。」

 

 (アナベー)

 「イエス!ボス!」

 「ミーモ同ジ気持チデシタ!」

 「直グニ買ッテクルネー!!イヤー!!」

 

 アナベーはベルガリスから金を受けとると、意気揚々と部屋を駆け出していった。


 (悠)

 「本当にありがとう!」

 「あんたやっぱりいい奴なんだな!」

 「本当にありがとう!」


 悠は涙を流し、気が付くと土下座をして感謝を口にしていた。

 そこにいる皆が限界だったのだ。

 一人の少女の凶行が、皆の心を苦しめていた。


 (ベルガリス)

 「もういい。もういいからよ…。」

 「取りあえずはお前も…。」

 「まあ、少し休めや…。」

 「俺も…。さすがに…。」

 「ちょっと疲れたや…。」

 

 この日始めて、ベルガリスは敵に塩を送る。

 という行為を体験した。


 「人間本当にいたたまれなくなると、ああいう風になっちまうんだなぁ…。」

 「本当に、まあ、勉強になったよ…。」


 彼は後に、そう語ったという…。

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