捜査本部の急展開
捜査本部では、鳩谷邦夫は重要参考人とのマークが付けられていたが、クエスチョンマークがついて来た。
あの雑居ビルで清掃が開始され、早々に一階と8階で、ほぼ同じ時刻に同じような殺され方をされた被害者達。
犯人の動機も、全く見当がつかない。
そこへ、牛島刑事が飛び込んで来た。
「本部長!聞いて下さい!」
「どうした、牛島刑事。君らしくない?」
皆、椅子からコケた。
「あの雑居ビルは、9階なんですっ」
「そんな事は、分かっとるよ、君」
牛島刑事は、言ったのだった。
「あの現場で清掃の老婆が言ったのは、同僚は一番上の階から掃除を始めると言ったのですよ。どうして、8階だったのでしょうか?」
「それは、普段は人があまり出入りしない最上階だから、飛ばしてズルしたんだろう」
その発言を聞いた、玉村刑事が間髪入れず言った。
「本部長!だろう?は、推測ですよ。」
皆、床から椅子に這い上がりながらうなづいている。
牛島刑事は、さらに続けた。
「私はおかしいと思い、9階を何度も洗って見ました。そうしたらですよ、9階の女子トイレの個室の水タンクから、ラップで巻かれた小さいスプレー、中指ほどの大きさのスプレーが見つかりました。」
本部長は思わず叫んだ、周囲を気にせず大声をあげた。
「なぬ〜!」
婦人警官の里見幸子は、ビックリして配っていたお茶を、こぼしてしまったのだった。




