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8話 格下に殴られると腹立つ

う~ん、亀更新確定しましたね。ファンタジー書き始めてしまったので・・・。




「よお、クソイケメン君。俺らに何のようだ?」

俺は式とその後のHRが終わった後の放課後、例のキモ男3人組を校舎裏に呼び出した。それにしても、何たる暴言だ。この俺に向かって、クソイケメンとは・・・クソはお前らだろ。

「アヤに纏わり着くのは、止めてもらおうか・・・ブサメンズ」

「ひ、ひでぇ~!」

「もうやだ!俺、お前嫌い!」

チビ男が目に涙を浮かべ、ノッポが嫌そうな顔をして、そう叫んだ。何が『俺、お前嫌い!』だ。俺だって、お前のこと嫌いだ。

「なら、テメェもブサメンにしてやろうか?」

朝、俺に殴りかかってきた、リーダーっぽいやつがそう言ってきた。指をパキパキ鳴らしながら、『俺、つえーんだぜ?げははははは!』とアピールしている。

「いや、ブサメンはお前らだけで十分だろ」

この美の化身である俺が、ブサメンになることなど、あるわけがない。いくら殴られようが、俺の顔が美形のままであることは、もはや決定事項だ。




ガッ!




「っ!・・・いてーぞ、ちくしょー」

本当に殴ってきやがった。しかし、俺は聖母マリア並に、慈悲深い男だ。一発くらい、許してやろう。




ガッ!



ガッ!



「・・・3回も殴りやがった」

「・・・ふざけたこと、ぬかしてんじゃねーよ!」

怒り心頭、といった様子のブサメンズ・リーダー。こっちの方が怒りてーよ。3回も殴ってきやがって。

「おい、これ以上殴ったらどうなるかわかっ!」



ガッ!



ガッ!



「・・・・・・」

俺は殴られて、出血していた口を拭った。いいだろう・・・そんなに地に這い蹲りたいのなら、望み通り、そうしてやろう。・・・俺は、相手に殴りかかった。





ー15分後ー




「はぁ、はぁ・・・痛いな、くそッたれ」

「・・・・・・」

ブサメンズ・リーダーは先ほどの、俺の宣告通り、地に這い蹲ったまま、ピクリとも動かない。どうやら、屍と化したようだ。はっ、ざまーみろ。

「奏?・・・な、何をしているの?」

「ん?」

男同士の戦場跡に、なぜかアヤが登場した。彼女はこの現場の惨状に、目を見開いた。そして、俺の顔を見た途端、急いでこちらに駆け寄った。

「たいへん!奏、怪我してる・・・」

アヤはポケットから、ハンカチを取り出すと、それを、俺の切れた口にあてた。どういうことだ?なんでアヤがここに?

「ねぇ、どうして?なんで喧嘩なんて・・・」

「別に。ただ、こいつらが気に入らなかった。・・・それだけだ」

俺が理由を話したにもかかわらず、アヤは納得がいかない、と言いたげな顔をする。・・・今ので納得しろよ。

「そんなことより、なんでお前がここに?」

「涼が教えてくれたの・・・」

あんにゃろー!ふざけんな、余計なこと言いやがって・・・地獄に落ちろ。俺が涼に、呪詛に満ちた言葉を、心の中で唱えていると、アヤは周囲を見回し始めた。

「と、とにかく・・・このままじゃ、まずいよね」

アヤはそう言うや、放心していたチビとノッポに声をかけた。

「ごめんね、奏がこんなことしちゃって。・・・悪いんだけど、あなたたち二人に、彼のこと頼んでいいかな?」

アヤは屍を指差す。アヤのお願いに、チビノッポはコクコクと頷いた。

「奏、帰ろう・・・」

「ちっ・・・わかったよ」

アヤは、座ったままの俺の肩を担ぐと、歩き始めた。





俺とアヤは今、二人並んで、家の近くの歩道を歩いている。俺が家に帰って、汚れを落とした後、すぐにアヤが訪ねてきた。彼女は風呂上りの俺を見ると、少し頬を染めた。さすが俺。アヤは少しの間、俯いていたが、何かを決心したかのように『よし』と呟いた。その後にアヤは『話があるの・・・ちょっと時間くれる?』と聞いてきた。特に用事もなかった俺は、二つ返事で承諾した。

「ねぇ、奏。もう一度聞くけど、なんで喧嘩なんてしたの?」

「・・・だから、気に入らなかっただけだって。何度も言わせるなよ」

俺がそう言うと、アヤはなぜか、必死な顔をして、迫ってきた。

「今朝のことが関係してるんでしょ!?私がまた、あの3人に纏わり付かれないために・・・ねぇ!そうなんでしょ!?」

今にも泣き出しそうな顔をするアヤ。・・・俺はなぜか、その表情に苛立ちを感じた。

「図に乗るなよ、レズ。・・・その話はもうするな」


パシン!


と高い音が響いた。いっっってぇ~!このレズ・・・俺の傷口に平手かましやがった。俺はヒリヒリする頬を押さえた。叩いた本人、アヤを見ると・・・・・・泣いていた。

「いい加減にしてよ!私はレズじゃない!・・・私の・・・私の気持ち知ってるくせに!意地悪しないでよ!!」アヤは叫んだ。

「え?・・・マジで?」

アヤがレズじゃない?・・・驚愕の新事実だ。俺は開いた口がふさがらない、と言える位に驚いた。

「まさかとは思ってたけど・・・あの時の事本気にするなんて・・・」

「・・・ほへー」

アヤは顔を真っ赤にしながら、額に左手を当てた。

「はぁ・・・信じらんない!」

アヤは泣いていた顔はどこへやら・・・。今は、怒っている。

「もういい!帰る!」

アヤは、ぷんすかぷんすかしながら、本当に帰って行った。


・・・

・・・よし、決めた。アヤ、お前も俺の花嫁候補確定だ。

それにしても、主人公の口の悪さは酷いですね。

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