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『勇者リリアと記憶の王都ミルフェリア』Eden Force Stories Ⅲ(第三部)  作者: 瀬尾 碧


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【第三部 登場人物紹介】


■ 犬飼颯太(現リリア・ノクターン)


元は現代日本のただの青年。

現実から逃げるようにゲーム世界へ没入していた。

そこでだけは、誰かを救うことができたから。

今、その“ゲームだったはずの世界”で、

リリアの記憶と意志を抱いて剣を取る。

逃げることもできる。戻ることもできる。

――それでも彼は、自分の選択でここに立つ。



■ リリア・ノクターン(勇者)


この世界がまだ混沌に沈む前、

光を掲げ、最後まで“人々を守る道”を選んだ英雄。

その優しさは、同時に深い傷でもあった。

世界のために、仲間のために、そして愛した人のために。

彼女の“祈り”と“痛み”は今なお世界に刻まれ、

颯太の中で静かに息をしている。



■ セラフィー・アストリアル(聖女/賢者)


光の教会に属する高位施術士。

戦場と祈りの狭間で生きてきた、静かな強さの持ち主。

失われたものを悼みながら、それでも前に進む人。

リリアの“変化”に気づきながらも、

責めることも問うこともせず、ただ寄り添う。

彼女は知っている。

優しさは、ときに剣より強いということを。



■ ワン太(小さな相棒)


見た目は小さなぬいぐるみ。

だが、その胸には光の核が眠っている。

言葉を話さず、ただそばにいるだけ。

それだけで、何度も心を救ってくれる存在。

世界がどれほど戦いに濡れても、

この子は“日常のあたたかさ”を覚えている。



■ ブッくん(呪われた古書)


かつて禁呪を帯び、人を狂わせた“悪書”。

今は関西弁で喋り、なぜか甘味にやたら詳しい。

愉快で、臆病で、ずる賢くて、それでも憎めない。

ページの奥には、まだ語られていない“記憶”が眠る。

本当に“ただの本”で終わる存在なのかは、

誰もまだ知らない。



■ミルド=レーヴ六世(アルシェ王国・現国王)


大国アルシェを治める老王。

穏やかな笑みと柔らかな物腰で人々に親しまれているが、

ときおり子供のように甘味へ心を躍らせるお茶目な一面も持つ。

しかしその眼差しは老いてなお鋭く、

王都ミルフェリアに眠る“言葉にしてはならない何か”を静かに見守り続けている。

その正体や目的を語ることはない――

ただ、世界がかすかに揺らぎ始めていることだけは、誰よりも早く察していた。



■ ラムタフ=シギサ(リリアの元弟子/魔王軍将)


かつてはリリアに救われ、剣を教わった少年。

だが彼はこの世界の“痛み”に耐えられなかった。

救えなかった人々、血に濡れた祈り、果たせなかった理想。

その絶望が、彼を魔王の側へ導いた。

いま、彼は“救われた側”ではなく、

“世界を救い損ねた側”の剣を振るう。



■ ドレイク・ガルダン(魔王第五軍副将)


命じられたまま戦場を踏み抜いてきた戦斧の使い手。

勝利も殺戮も、自分の意志ではなかった。

“味わう”という感覚を、最初から持てなかった男。

リリアと相対したとき、初めてそれを知った。



■カルマ=ヴァナス


倒された“はず”の魔王。破壊ではなく再構成を志向する異端の理。

その鼓動は、《創律の檻》のさらに奥で、いまも静かに脈を打っている。



世界律ワールドコード


法であり牢。魂と記録を管理する無機なる意志。

ただし、ふたりの絆だけは、その演算の外側にある。



■《創律の檻》


終焉の地。灰と静寂のあいだで、氷の底の火がかすかに呼吸する。

帰還の門は、いつだって“決意”の先にひらく。



■その他の敵たち


かつてリリアに挑んだ魔族たち。

炎を放つ前に斬られ、詠唱を始める前に吹き飛ばされ、

「俺が真の──」と言いかけた瞬間にはもう光になっていた。


──だいたい秒殺。

たぶん、彼女の手加減はまだ誰も見たことがない。



詳しくは

・『勇者リリアとレベル999のモフモフぬいぐるみ』

 Eden Force Stories I (第一部)


・『勇者リリアと迫り来る魔王の軍団』

 Eden Force Stories II(第二部)


をお読みください。

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