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スラムの王  作者: ユタぽい
9/9

もぐもぐたいむです

 どこで食べるかしばらく考えたが、結局ギルドに戻ってきた。ここは飯処も備え付けられていて、冒険者であれば誰でも利用できるのだ。野郎どもに合わせて、メニューもがっつり系が多い。


「いらっしゃいませにゃ、お料理は何にしますかにゃ?」


席に着いた俺に声が掛けられる。そちらを見ると、Tシャツにショーパン、お尻からはモフっとした尻尾が生えた、弾ける笑顔の猫耳おねーさんが!!

かわいい顔した上になんと健康的なボディーをしているんだ、けしからん。もぐもぐしたい。

にしても猫の獣人だ~見かけたことはあるが、話しかけられたのは初めてだ。そして語尾が!語尾が『にゃ』とかわかってるにゃ!!


密かにかなり興奮しながら注文を済ませる。お腹ペコペコだったので、ステーキにした。


「かしこまりましたにゃ~」


そう言って去っていく後ろ姿(お尻)を見ながら、今後のことを本格的に考える。

とりあえずこのままでは、ままならないことは確実なわけだしね。

魔法使いになったことで、ゴブリンとタイマンなら、ケガすることなくやれそうな気がする。複数はまだ無理だろうなぁ。でも上手くあの魔法を使えば…

そんなことを考えていると注文した品が運ばれてくる。


「お待たせしましたにゃ、ご注文の『ギガントウシのステーキ』にゃ。それとライス大盛りで、200Gになるにゃ」

「はいこれ。では…いただきまーす!」


そう言って、作法なんて分かるわけがないので、ナイフで乱雑に切り分けると熱いのも構わずかぶり付く。ははは、なんだこれ、美味すぎる。

分厚いのに柔らかくて、噛むたびにジューシーな肉汁が溢れてくる。手が止まりませんわこれ。

ただもう長いことまともなご飯なんて食べてなかったせいか、胃がびっくりしてちょっとキリキリと痛むが、まあすぐ馴染むだろう。


大人向けのメニューということもあり、ボリュームもたっぷりで、大満足な食事だった。久々の満腹感、今度は眠くなってきたのでそろそろ帰るとするか。


「ごっそさん、最高に美味かった」

そう猫ねえさんに一声かけて、食堂を出る。


「大げさな子だにゃ~また来てにゃ~」

そうは言いつつもニコニコして、満更でもなさそうだ。また来よう。



寄り道はせずにまっすぐスラムに戻る。だんだんと夜に近づいている。これ以上遅い時間になるとスラムの危険度はグンと上がる。悪い奴らが起きだして、行動を始めるのだ。いつか一掃してやるかんな。


そんなことを考えながら、気持ち速足で寝泊まりしてるボロ小屋に向かうのであった。

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