揺れる花、窓際の君
素人が思いつきで書いているのを投稿しているので
粗しか見つからないかも。。。と思いますがご容赦のほどよろしくお願いします。。。
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誰かの息遣いが、聞こえた気がした。
授業中のぽかぽかした教室で当たり前と言えば当たり前。
世界は色んな音で溢れている。
窓から外を眺めている僕にとって、とても邪魔な音だった。
下校の時間になり階段を上る。
部活動をしている生徒以外は既に家に帰り
どこかのファーストフード店で楽しく友人とお喋りをしている時間だろう。
逆に、言ってしまえば今のこの時間帯。僕がこの場所にいる事の方が異常だし。この場所にとって、今の僕は異物なのだ。
なぜそんな時間に今、階段を上り屋上へと足を向けているのかと言う理由もそこにある。
少し話はずれるが、学校に通う理由は人それぞれでは無いかと思う。
勉強に精を出すもの。部活動に邁進するもの。友人との縁を結び人と関わる事に精進するもの。まぁ色々あるがそれはその個人にとって、最も重要なモノを選び、この学校という場所に来ているんではないかと思っている。
かなり捻くれた解釈だと自分でも思うが、こればっかりは性分なので仕方がない。「人は変われる」なんて言葉。僕は嫌いなんだ。
だって、それは、変わる事ができた人間だから言える事だろう・・・?
変われない人間を捕まえてそう説くのはあまりにも
残酷じゃないか。
いつのまにか自分に向けて過去に放たれた言葉を回想してしまっていた。気を取り直さねば。どーせこの先にはあいつが居るのだから。
ガチャンッ
屋上へとたどり着き、重い鉄製のドアを開ける。するとすぐさま…
「あー!おっそーいっ!」
頬を膨らませて、全く威圧感の欠片も感じさせない表情をする栗色の髪をした女の子が僕を睨む。
…長ったらしく前置きを挟んだが、コレが僕の学校に通う理由である。