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登場人物紹介①

せっかくなのでまとめてみました。

本編では語られなかった部分や裏設定などもあったりするのでよかったら読んでみてください。


 カルラ・セントラルク


 ・本作の主人公。

 ・エルフの名門、セントラルク家の生まれ。しかし本人に魔法の才は皆無であり、これが原因で消極的な性格になってしまった。

 ・常人離れしたステータスと呪いの木刀、そして精霊術を用いて戦う。

 ・女神アルルカの手によって生まれた。

 ・異世界ドランジスタのメタルスライム、マチューを前世に持つ。が、実際のカルラとマチューの関係性はそれだけではなく。 マチューの内ある愛の感情が切り離されカルラの人格が生まれた。マチュー転生後にカルラの人格が残ったのはこのためである。

 ・アベルとの決戦を前に勇気の精霊〈迦楼羅〉へと覚醒。これによりマチューに対抗するだけの自我を獲得した。

 ・最終決戦後は魔族の王となり、ガウスの意思を継ぐようにしてドランジスタ復興、及び恒久的な世界平和実現に貢献していくこととなる。

 ・没年65歳。 最愛の人に看取られながら静かに眠った。

 

 

 マチュー

 

 ・第二の主人公。

 ・種族メタルスライム。

 ・自身の本心に何かと理由をつけて目を背ける癖がある。

 ・一族を皆殺しにされた経緯から、勇者ガウスとその一行、そして人間達に激しい憎悪を抱いている。

 ・そして前世では復讐を誓うが、それと同時に抱いていた僅かばかりの良心の呵責からこれを断念。 そしてそのまま何も成すことなく最期を迎える。

 ・転生後。カルラの人格が残るという予定外の事態に違和感を抱きつつも行動を開始。 力を得るためにヨルン老師のもとを訪れる。しかしそこでヨルン老師に危険視されマチューの人格は封印されてしまう。以後、分離するまではカルラが激しい怒りの感情を抱いたときのみ現れるようになる。

 ・カルラとマチュー。 両者の心は密接に繋がっており、感情の機敏、そのきっかけは完全に一致していると言っていい(例えばカルラが自分を変えたいと思うのは何よりマチューの本心でもあり、リインが他人を守ることを貶したことにカルラが怒りを覚えたのもマチューが父に守ってもらった経験があるから)。

 ・ギーグバーン戦で半ば強引に完全復活。 このときはマチュー自身も怒りのあまり暴走状態に陥っており自我を失っていた。

 ・分離後は単独で行動を再開。カルラ(愛、良心)と決別したためギーグバーンを難なく撃破するがやがて自身の心からその感情が再び芽生えてしまう。

 ・偶然出会った少女スピカにそれまで隠していた想いを言い当てられ激しく動揺する。しかしその後に起きる凄惨な事件をきっかけにして自分自身に向き合う覚悟を決める。

 ・カルラとの決戦では惜しくも敗れてしまう。しかしその心はどこか晴々としていて、彼に全てを託し吸収された。

 

 

 ビスタ・サードゲート

 

 ・本作のヒロイン。

 ・当代の魔王バストルドの娘であり次期後継者。

 ・絶世の美女。 その美貌とカリスマ性から魔族達に多くの支持を得る。

 ・他人の嘘を見破る嗅覚を持ち、これが祟って疑り深い一面を持つ。

 ・幼少期はとても気弱な性格だったが、ある一匹の魔物に助けられた経験から自らも強く優しくありたいと努力するようになった。

 ・魔王城の隠し部屋に潜伏するも、人間達に追い詰められ〈門〉を起動。 イチかバチかの賭けだったが、なんとか運よく異世界フォルガーナに転移し逃れる。

 ・転移先でカルラと出会う。そこで彼の実力の高さと扱いやすさから自身の眷属に向かい入れる。

 ・カルラを裏切りドランジスタに戻ってからは捕虜を救いだすために各地に散らばった魔族を招集。 決戦のときにむけて戦力を蓄えた。なお、母アナスタシアの死は残党と合流後すぐに知らされていた。

 ・しばらくしてカルラがドランジスタにやってきたことを部下の報告にて把握。 その後、自分なりの答えを示すと覚悟を伝えられ、戸惑いながらも内心喜んだ。

 ・カルラから勇気を貰い母との別れにけじめをつけた。 また、このときに自身の想いをカルラに伝えた。

 ・ラウディアラの手によって命を落とすがガウスの死霊術によって復活。 意識を取り戻した後、リサの様子から自身がゾンビになったことを察するがそれをカルラに伝えることはなかった。なお、不完全な術だったため寿命は存在する。

 ・サードゲート族とは旧神ラウディアラが界竜核を守護させるために産み出した存在である。

 ・サードゲート族は基本的に女系。神の定めた運命によって魔王となる魔族とつがいになることが決められている。裏を返せばサードゲート族に第一の眷属として見初められた者が力を手にし魔王となる。

 

 

 ロロ

 

 ・ハクバカの森でカルラ(マチュー)が最初に出会った妖精。

 ・食い意地が凄まじく生意気な言動が多い。

 ・カルラと出会うまでは特に同族に対して人見知りだった。

 ・カルラの懸命に努力する姿に影響を受けて自身の課題を克服。 以降、カルラに恩を返そうと密かに彼の力になることを誓う。

 ・最初にマチューに乱暴に扱われた経験から彼のことを嫌っている。また、カルラに苦難の運命を与えたアルルカのこともあまりよく思っていない。

 ・最終決戦後はカルラと別れハクバカの森に戻った。なお、たまにこちらから会いに行っている。

 

 

 リサ・サンヴォルルフ

 

 ・ビスタの従者。 代々サードゲート族に仕えてきた優秀な戦士の家系サンヴォルルフ族の出身。

 ・母は黒天狐族。いわゆるハーフだが、それゆえに父に愛されず苦悩した。

 ・自身の力にコンプレックスを持つがカルラからの励ましを受けて克服。 影の力を完全に使いこなし純血のラビアンを打倒した。

 ・何故かカルラの木刀の呪いやアベルの死霊術に耐性を持つ。

 ・その正体は、未来を予見したラウディアラがいざというときのために用意していた依り代。当代のサードゲートであるビスタに最も近づきやすいようにリサにその役目をあてがった。 呪いや死霊術に耐性を持つのはこのため。また、その不遇な生い立ちはラウディアラが面白おかしく設定したもの。

 ・もちろん本人はこのことを知らない。

 

 

 エミリア・リードヴィーケ

 

 ・エルフの名門リードヴィーケ家の生まれ。

 ・雷魔法と弓術を主体に戦う。

 ・陽気で楽観的な性格。 誰とでもすぐに仲良くなることができる。半面、少し勝ち気で高飛車なところが垣間見える。

 ・カルラやリインの一歳年上。 このため幼少期は姉のように振る舞うことが多かった。

 ・幼少期にカルラに救われたことをきっかけに自分も誰かを守れるようになるため鍛練を積んだ。

 ・カルラのことを大切に想っているが彼女がカルラに抱いていた感情は憧れであって恋愛感情ではなかった。 本人はそんな自分の想いに気づいていなかったが、カルラはなんとなく察していた。

 ・幼少期と口調が異なるのは家の教育方針が変わったから。 誘拐事件以前は名家のお嬢様として育てられていたが、事件以降は一人の戦士としてスパルタ訓練を受けていた。

 ・リードヴィーケ家はセントラルク家の遠い親戚にあたる。

 

 

 ジゴロウ

 

 ・絶色蜥蜴という魔物。

 ・メタルスライムの里の跡地を縄張りにしている。

 ・こう見えてかなりの長寿であり、少なくとも5000年以上は生きている。生前のマチューやその仲間達とよく遊ぶ間柄だった。

 ・体液を吐きかけるのは友好の証し。カルラに吐きかけたのはマチューの面影を感じとったから。

 

 リイン・セントラルク

 

 ・カルラの双子の弟

 ・カルラ(メタルスライム)を擬似的に倒すことで幼少期に莫大なレベルアップをした。

 ・傲慢な性格。他人を見下しがち。

 ・ノエル曰く炎魔法の才能は歴代トップ。

 ・半面、戦闘時における精神面の脆さが目立つ。 完璧主義であるためか、ほんの少しでも予定外ことが起きると動揺しがち。

 ・カルラの説得により自身の課題を知ることとなり、ノエル戦で克服。 〈百火新世界〉を習得した。

 ・〈百火世界〉は盗賊の襲撃により死んでいった仲間達への懺悔の魔法。

 ・やがて家督を継ぎエミリアと結婚。三人の子宝に恵まれる。

 

 

 キルカ

 

 ・リインの命令でカルラ達を襲った黒装束の女。

 ・冒険者で、金さえあればどんな依頼も受ける。

 ・初登場以降出番はなかったが、後にリインにベビーシッター兼ボディーガードとして雇われた。

 

 

 シヴア・ヨルン

 

 ・通称ヨルン老師。

 ・カルラの師匠。 精霊術に長ける。

 ・アベルに不死の呪いを受けて590まで生きた。

 ・数少ない精霊化修得者であり滅雷の精霊〈時伏閼〉に覚醒する。

 

 

 マガンタ・ロクドオーキス

 

 ・ヨルンのもとで修行に励む精霊使い。 カルラの兄弟子にあたる。

 ・年齢40歳。

 ・フォルガーナの魔族には聖儀を受ける風習はあまり根づいておらず、マガンタも30歳の頃にはじめて自身が精霊使いであることを知った。

 ・それまではひたすらに武を極め続け、世界各地を放浪し数々の偉業を成し遂げた。

 ・彼の料理スキルは旅の中で磨かれたもの。 曰く料理人としてスカウトされたこともあるとか。

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