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俺は今まで誰かに好きだと言われたことがなかった。鷹族の突然の告白に戸惑いを隠せない。仕事を放棄して茫然としていたら、ダークエルフに仕事しろと怒られた。俺はなんとか意識を仕事に集中させたが、心のざわめきは消えなかった。


鷹族と初めて会ったのは、スラム街だった。あの小汚かった子供があんなにも強く美しく育つなんて、あの時の俺は思ってもいなかった。無口でボッチな俺のどこに惹かれたのか分からないが、素直に嬉しい。浮き立つ心。だけど、ムササビ族の顔が頭にチラつくと自然と冷静になった。

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