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それよりも今日のお昼は何にしようか迷っていた。うーん、麺類にしようか、ポテトで軽くすませようか、と悩んでると、ダークエルフが声をかけてきた。一体何を悩んでいるのかと、俺が頭を抱えて唸っていたのがいけなかったようだ。はたから見たら、深刻そうに見えたのだろう。
ここで素直に言ったら、怒られるかもしれない。大げさなんだよ、とか。だから俺は咄嗟に、どうして俺のことを無視するんだよと言ってごまかした。今日は声をかけてくれたけど、あれから無視されることが多かった。
ダークエルフは悪かったよと謝ってくれた。理由は話してくれなかったけど、また仲良くしてくれそうなことが嬉しかった。あと、昼飯奢ってもらった。