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その後、何回もムササビ族に住処を教えなくていいと言ったが、その度に来てほしいのだと言って俺の腕にくっついて離さなかった。グイグイと腕を引っ張られて、幾度となく路地裏をグネグネと曲がった場所に、こじんまりとした一軒家があった。彼女はそこで立ち止まった。どうやらここらしい。


迷路のような行き方に、俺は途中からどこを歩いているのか分からなくなった。どうしよう、帰り道が分からない。


ムササビ族が家のドアの鍵を開けて、どうぞと入るようにうながしている。ここまで来てしまっては仕方ないと俺はムササビ族の家にお邪魔した。家の中はシンプルで綺麗だった。女の子らしい置物とか置いてなかったけど、1つだけある大きなソファーは居心地良さそうだった。


「今、夕食を作るから、ソファーに座って待ってて」


俺がソファーに座ると、つぶらな瞳の彼女が生き生きと食事を作り始めた。

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