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今日の仕事が終わると、俺を待っていたムササビ族が俺の腕を組んで、一緒に暗殺者ギルドを後にした。どこへ行くんだと訊いたら、私の家よと答えた。俺は一瞬足が止まりそうになった。暗殺者にとって自分の住処を誰かに教えることは自殺行為だ。


自分の身の安全の為に、たとえ友になっても教えることはないのに、なんで俺に教えるんだ?俺はこう見えても、口が軽い。拷問なんかされたら、ベラベラと喋ってしまうだろう。


俺はムササビ族の腕を振り払った。ムササビ族は怪訝な顔をして足を止めた。簡単に住処を教えるなよと言うと、「簡単にじゃないよ。教えるのは、あなた1人よ」そう答えると、再び俺の腕を組んで歩き出した。


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