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気づけば、ムササビ族の彼女と俺を残して、全員酒場からいなくなっていた。

えーと、俺のせい?

皆去り際泣き出しそうな顔をしていた。まさか、本気で俺のこと好きだったとか?いや、それはないだろう。まさかね。俺がムササビ族の彼女が好きだと言ったから、気を使って2人っきりにしてくれたんだろう。


ムササビ族の彼女はご機嫌な様子で俺の頬に何度も、キスをくれた。俺みたいな奴でも選ばれると、嬉しいみたいだな。


それにしても妙にスキンシップが激しくなっていく。俺の膝に乗って、首を抱きしめた。顔に柔らかいものがあたる。


おいおい、酔いすぎだ。

俺はそんな彼女を引きはがした。

その途端ナイフが彼女と俺の間を通り過ぎて、柱に刺さった。


誰だと周囲を見回したが、ナイフを投げた奴は見当たらなかった。


すると、俺の膝の上にいた彼女はいつの間にかいなくなっていて、ただ俺1人だけが、テーブルにポツンと取り残されていた。

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