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1番好きな人か・・・。

勝気な魔女は背が小さく、顔にはそばかすがあって可愛い。戦士もポニーテールが似合うし、ほどよく鍛えられた身体は美しい。冒険者は金髪と青い目をしていて、まるで物語に出てくるようなお姫様のような容姿をしている。そして、鷹族もムササビ族も魅力的な女性だ。


俺には勿体無いばかりの女性達だ。いや、待て俺よ。さっきの質問は酒の上での軽い質問であって、本気で訊いてきた訳じゃないだろう。


会話に入れずにいる俺に魔女が気を使って言ってきたんだ。酒の肴ぐらいの気持ちなら、すぐに答えなければいけない。場がしらけてしまう。


「俺がこの中で1番好きなのは、ムササビ族の彼女だ」


そう俺が言うと、ムササビ族の彼女は凄く綺麗に笑った。



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