オッさん
今から数十年前、僕は生まれた。
昭和に生まれ平成で青春を謳歌し令和の時代に取り残されそうで言葉にならない焦りや不安を抱えるオッさんです。
「最近の若いもんは」よく言われて嫌な気分になったけど今や自分が言っちゃってる。何の取り柄も、他人に自慢できる事もない、ただ漫然と漠然と惰性で生きてきた感じっていうのが正直なところ。
自分の寿命ってあとどれくらいなんだろうとか、年金ってホントにもらえるのとか、なんかやり残した、なんか忘れているような、葛藤みたいなものが常に頭の中で右往左往している、そんなオッさんって僕だけじゃないはずで、これって普通で通常な人間の成長だと思う。でも、もちろん中には成功をおさめてセレブと呼ばれる生活を送ってる同年代もいる。そんな人はほんのひと握りで普通のオッさんってきっとあなた達の周りにきっといて、身近な人や同じ会社の人、吊り革につかまってる隣の人、公園のベンチでうなだれてる人。そんなオッさんひとりひとりにも人生があります。十人十色なその人だけの想い出と時間の流れが確かにある。それぞれの大切な歴史と歩んできた轍が。
これは僕の忘備録のような読み物です。人生の夕方に差し掛かった時に自分が生きた時代を後世に伝えたいとかたいそうなモノではありません。気軽に立ち寄って暇つぶしに読んでくれたら幸いです。