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10話

ピピビピ、ピピピピ


アラームのあとで目が覚めた俺は今の時間を確認する


7時、予定通りの時間だな。


今日は先輩と一緒に映画を観に行く日、遅刻をするわ


けには行かないので早めに起きて準備を始める、と


は、言ってもすでに服や用意は昨日のうちに終わらせ


ていたので準備に時間がかかることはない、しなけれ


ば行けないのは今日の夕飯の準備ぐらいだ。


朝ごはんを食べ、夕飯の準備も終わらせ、着替えも


終わり時間を確認すると、


「まだ8時半か本でも読むか」


本を読み進め、キリのいいところで時間を見ると、


「9時30分、そろそろ出るか」


家を出て、待ち合わせ場所の駅に向かった。


「今の時間は、9時50分、大丈夫だな、先輩はまだ来


てないな」


「み、水瀬くん」


「あ、先輩、おはようございます」


「おはよう、ごめん待った?」


「いえ、ついさっき来たところです」


「よかったぁ」


「先輩の服、可愛くて似合ってますね」


(先輩は元が可愛いから何着ても似合うなぁ)


「あ、ありがとう、水瀬くんも似合ってて、か、かっ


こいいよ」


「ありがとうございます」


「う、うん、あ、電車もうすぐ来るよ、行こ」


「はい」


「楽しみだね」


「楽しみですね」


そう言って僕たちは切符を買って乗り場に向かった。







ピピピ、ピピピ、ピピピ


ね、眠れなかった。


今日は水瀬くんと映画を観に行く日、アラームを止め


た私は楽しみな気持ちと緊張で、あまり眠れていなか


った、時刻は6時、私はベッドから降りてクローゼッ


トの前に立つ


「今日着ていく服どうしよう、雑な服装で行きたくな


いし、かわいいって思ってもらいたいし、やっぱりお


気に入りで行こうかなぁ、ハルも可愛いって言ってく


れたし、でも、もし、もし水瀬くんに似合ってないっ


て言われたらどうしよう、水瀬くんは絶対言わないと


思うけど、うぅ〜」


こんな調子で昨日から来ていく服が決まらない、さら


には、


「髪型もどうしよう、いつも通りにしようか、それと


も、変えてみるか、どうしよう」


『先輩は自分のやりたいようにやればいいと思います


よ、たとえ完璧じゃなくたって先輩のことを好きでい


てくれる人は絶対にいますから』


そんな時ふと思い出した、初めて水瀬くんのご飯を食


べた時に言ってくれた言葉だ、私はこの言葉が好き


だ、完璧な西宮彩音じゃなくてもいいと言ってくれ


た、完璧じゃない西宮彩音を認めたくれた、西宮彩音


は、この言葉に救われた、だから私はこの言葉が好き


だ。


「自分のやりたいように、だよね」


私は好きなお気に入りの服に好きないつもの髪型で行


くことにした。


その後、残りの準備を終わらせ時刻は9時30分を少し


過ぎたところ、


「そろそろ行かないとね、遅刻するやつだって思われ


たら嫌だもん」


そう言って家を出た私の足取りはいつもより軽かっ


た。




水瀬くんは、あ、いたいたって、か、かっこいい、初


めて私服姿見たけどかっこいい


「み、水瀬くん」


「あ、先輩、おはようございます」


「おはよう、ごめん待った?」


「いえ、ついさっき来たところです」


「よかったぁ」


「先輩の服、似合ってて可愛いですね」


(え、可愛いって言ってもらえた、嬉しい、それに水瀬


くんもかっこいいから私も言わないと)


「あ、ありがとう、水瀬くんも似合ってて、か、かっ


こいいよ」


「ありがとうございます」


「う、うん、あ、もうすぐ電車来るよ、行こ」


「はい」


「楽しみだね」


「楽しみですね」


私は、とても幸せな気持ちで映画館に向かった












ハルは登場人物です

もうすぐゴールデンウィークの話が終わったら出てくる予定です

気が向いたらブックマーク、レビューなどもしていただけると大変幸せです

投稿はなるべく早くできるように頑張るのでこれからもよろしくお願いします

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