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9話

先輩と映画の約束をした次の日の夜


「じゃあ、明日の10時最寄駅に集合ね」


「了解です」


「映画館に行った後に猫カフェに行くってことでいい


んだよね」


「そうですね」


先輩と映画の予定を決めていた時、近くに猫カフェが


あるということを知り、先輩がすごく興味を持ってい


たので行くことになった


「先輩は猫が好きなんですか?」


「うん、やっぱり可愛いからね、だから猫カフェっ


て行ってみたかったんだ〜、付き合わせちゃってごめ


んね」


「全然いいですよ、それに僕も猫カフェ行ってみたい


と思いますし」


「そう言ってくれると嬉しいよ」


「明日楽しみですね」


「そうだね」


「あ、そういえば話は変わるんですけど、先輩今日の


告白されましたか?」


「されたけど、どうして知ってるの?」


「たまたま先輩が下駄箱の手紙を見てるのを見かけた


ので」


「声かけてくれたらよかったのに」


「僕たち学校では全然関わってないじゃないですか、


なのにいきなり話しかけに行って親しげに話してたら


疑われるかも知らないじゃないですか」


「た、確かに、私たち学校じゃ関わらなかったね」


「そうですよ、先輩は有名ですから関係を疑われる


可能性もありますから」


「そうだね……でも、人がいない時は話しかけてきて


くれてもいいからね」


「先輩は人気者ですからいつも誰か近くにいますし、


そんなタイミングがありますかね?」


「あればでいいの、あれば」


「わかりました、学校でも疑われることなく話せるよ


うにならばいいですね」


「そ、そうだね」


「あ、で、結局告白はどうしたんですか?」


「ん〜、断ったよ」


「タイプじゃなかったんですか?」


「いや、タイプじゃないとかじゃなくて、あんまり話


したことない人だったし、それに私のこと可愛いって


言ってくれたんだよね」


先輩は少し悲しい顔をした


「可愛いって言われるのは嫌だったんですか?」


「ううん、可愛いとか綺麗って言われるのは嬉しいし


そう言って貰えるように努力してるんだけど、その人


は、私の容姿ばっかり褒めてたんだよね、私は、自分


の中身を知ってくれてそれを好きになってくれる人が


いいんだ」


「だから、あんまり話したことのない人じゃなくて、


いろんなこと話して、いろんなところに一緒に行っ


て、ゆっくり関係を築いて行って私を知ってくれた上


で、私のことを好きだって言ってくれる人と出逢いた


いんだ」


「なるほど」


「あ、でも好きなタイプの顔とかってのはあるよ、で


も、それでも中身を知ってからじゃないと好きには


ならないかな」


「だから、多分私の理想は高すぎるんだと思うんだ、


ゆっくり時間をかけて相手のことを知っていきたい 


し、自分のことも知って欲しいって思うけど、自分と


は合わないなって思う人に自分を知って欲しいとは、


思わないし、相手が私のことを知って嫌になって離れ


ていくかもしれないからね、この人とは一緒にいて楽


しいって思える人が自分のことを好きになってくれる


ことなんて限りなく可能性は低いからね」


「先輩の言ってることはわかります、遊び感覚で、


人と付き合うことは僕も嫌ですからね、付き合うなら


真剣に付き合いたいと思います」


「そうだよね、遊び感覚で人と付き合う人は嫌いだ


ね」


先輩と飲み物を飲みながら話していると時間は先輩が


いつも帰る時間になりかかっていた


「今日はありがとう、明日楽しみにしてるから」


「こちらこそ、送りましょうか?」


「ううん、大丈夫、ありがとう、また明日」


「また明日」






明日は水瀬くんと映画、それに猫カフェにも行くこと


になっちゃった、楽しみすぎて今日眠れるかな?


それに学校でも話せるようにならばいいですねって言


ってくれたってことは、私と話してる時は楽しいって


思ってくれてるってことだよね?そうじゃないと他で


話したいなんて思わないもんね、それに私の理想のこ


とも話しちゃったけど、水瀬くんって私の理想に近い


よね?だって優しいし、一緒にいて楽しいし、一緒に


いたいって思えるし、私のことを知っても、嫌いに


ならないでいてくれるし、やっぱり水瀬くんって……


って何考えてるの!?確かに水瀬くんのことはす、好き


だけどこれはラブじゃなくてライクの方だから!!


それより早く帰って明日何着ていくか決めなくちゃ、


あ〜、早く明日にならないかな、楽しみ。








先輩が飲んでるのはココア

稜が飲んでるのがミルクティーです

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