聖書を理解するためのブックガイド
はじめまして!
『ヒツジは夢を見る』という女子高生が聖書に出会って人生が変わる小説を書いている者です。
皆さん、『聖書』ってなんだか分かりますか?
聖書は一言にいえば「愛の本」です。この世界のすべてを作られた神さまと人の物語、この世の初めからこの世の終わりまでを描いた世界一のベストセラーです。
生きるために必要な教えなど、なんでも書いてあるのが聖書の魅力のひとつです。
世界で最も売れた本ランキング堂々の1位!
2位は中国の毛沢東語録。3位はイスラム教のクルアーン(コーラン)です。
他の本より圧倒的に古くから語り継がれてきた聖書……
でも分厚いんですよね聖書って。
「聖書が分厚くて読む気が起きない!」
「どこから読めばいいの!?」
「せめて挿し絵は欲しいわ」などいろんな声を聞きます。
ボクは昔からキリスト教会に通ってましたが、ボクも聖書について分からないことだらけでした。
一流の学者でさえ頭を唸らせ、今日まで議論の絶えない聖書。今日はそんな聖書を理解するためにオススメの図書をいくつか紹介しておきたいと思います。
①まんが聖書物語/樋口雅一、いのちのことば社
⋯クリスチャン(キリスト教を信じる人たち)の間でも大評判のマンガ!
これを読めば大体聖書のストーリーは抑えられます。
作者の樋口先生は元々アニメーターなので、絵もアクティブに動き内容がスっと頭に入ってきます。
本が読むのが得意な人は解説も読んでみてください。
②笑顔で行こう!/響ノエル
⋯ボクはもう漫画派の人間なので最初にマンガを勧めておきます。らみいという雑誌で連載されていた作品です。
ジュニアアイドルとして才能を見出された小5の女の子・山田勝美は、「白山可憐/カレン」としてデビュー。
当初は憧れのアイドルになって芸能界で活躍できると喜んでいたカレンだったが、次第に仮面を付けて自分を殺しながら芸能界で生きていくことに息苦しくなってくる。
カレンと家族がギクシャクしていく中、近所の頼れるお兄さん・さとしくんはカレンの兄、優司に「イエスさまを信じてみないか?」と誘ってみることに……
信仰生活でぶち当たる壁、救いのない生活、死にたいとすら思えるような辛い出来事……
日本社会やボクたちや読者のアナタが抱える問題にストレートに切り込んだ本作。
「バカだと思われても(イエス様を)信じきれ!」というさとしくんのセリフが心に残り、つまづく都度に励みになってます。
正直全日本人に読ませたい名作だと思いますコレ。学校の図書館に置いて欲しいわ・・・
③ちいろば/三浦綾子、漫画版は勝間としを
⋯榎本保郎牧師の生涯を描いた作品です。榎本牧師は「ちいろば牧師」と呼ばれる人です。牧師になる前、満州へ出征に行きましたが終戦が来て帰れなくなりました。現地で泥棒をしながら過ごす日々を送っていたそうです。その後なんとか帰国して、地元の教会に通うようになってクリスチャンに。
彼が「ちいろば牧師」と呼ばれるのは、聖書でイエス様がエルサレム(イスラエルの首都)に入城した際、小さなロバに乗ってエルサレムへ入りました。
「俺はこのちいろばになるんや!」と決意を決めたちいろば牧師は地元を中心に熱心に宣教を初めていくのです。
三浦綾子先生は旭川出身の作家です。笑点の元ネタになったドラマの原作「氷点(なお原作はかなり重い内容です)」が有名でしょうか。
結核と闘ってなお燃え盛る、三浦先生の情熱溢れた言葉の数々はアナタの心にも刺さるはずです・・・・!
三浦先生がちいろば牧師を作品に描くことにしたのも、通ずるものが2人にあったからだと思います。
ぜひ読んでみてください!
④祈って燃えよ/アーサー・ホーランド
⋯アーサー牧師は見た目がワイルドでカッコイイおじいちゃんです!Googleで調べれば姿が出てきますが厳つそうでしょう?でも実際はメチャクチャ優しい、情熱的で愛に溢れた先生です。
今も十字架を背負って活動してます。InstagramなどのSNSもやっておられるので良ければフォローしてください。心に苦しみを負ったアナタも、アーサー先生の言葉を聞けばきっと励まされ、聖書を読みたくなるはず!!!
そんなアーサー先生の書いた「祈って燃えよ」。現在入手が難しいかもしれません。けど薄いので読みやすく、初めての方にもオススメできる内容になっています!
Amazonか本屋か、どこかで見つけたら是非手に取って見てください!本当の神さまに出会うチャンスです!
⑤タクマ的な日々/いのちのことば社
⋯クリスチャンの人は大体デボーションブックという、聖書の解説本を毎日聖書といっしょに読んでいます。
僕にとっての重要なデボーションブックがこのタクマ的な日々です。タクマとは「切磋琢磨」に由来し、うるう日を含めた366日分のメッセージが乗っています。
思春期の人向けなので、学生のアナタに刺さるかと思います。大人の人が読んでも大切なことに気付かされると思います。聖書の用語についての解説だけでなく、ひと息入れておバカなマンガも乗ってるので毎日継続して読めるつくりになっています。
他にも「朝ことば」というデボーションブックは1日一言聖書のみことばが書いてある、シンプルなやつなので毎日簡単に読めちゃいます。オススメです。アナタだけのデボーションブックを本屋とかで見つけて買ってみてください!
※注意して欲しいのが「エホバの証人」、「統一教会」などキリスト教会にはたくさんのカルト宗派がいます。彼らは聖書の神さまの教えをねじ曲げ、自分たちの都合のいいようにルールを置き換えています。
こんな暴行は野蛮なことです。駅前とかで積極的にチラシを配り、2人組で家に訪問しにくる人には気をつけてください。
正式な教団なら「日本基督教会」という日本のキリスト教会のグループに入っている筈です。紛らわしい名前が色々あるので間違えると思いますが、まあとにかくカルトにはよくよく気をつけてくださいね〜
これを見てくださったアナタが、本当の神さまに出会えるよう、心よりお祈りしています。