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JK LOOPER  作者: ネコのうた
2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
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76.再びのミーティング

お家に帰りついた私たちは、今後の事を話し合っています。


次にエネミーが登場するのはPM14:00ですが、紗凪(さな)さん達の担当は時間外となるので、別の班と交替しているそうです。


なので、私と琴音(ことね)には付き添えません。


他の班に同行できればいいのですが…、真守(まもる)さんによれば、[(うしとら)神社]での〝ネズミとの戦い〟に参加していた人たちなので、私が【巫女】でなく【戦士】になっている件をツッコまれたら、説明しきれないだろうとの事でした。


[時空のネックレス]と[譲渡のブレスレット]について、教えてもいいのですが、穂乃歌(ほのか)さんを京都で蘇らせられるか否かは、まだ不確かなので、情報を公開するのは控えておいたが賢明だろうとの判断です。


もし、本当に生き返らせられたならば、[神里町(かみさとちょう)]から新たに人を送り込む算段なのだそうです。


私たち以外にも、誰かしらの復活を望んでいる方々がいらっしゃるだろうから。


なので、今は未だ、ぬか喜びさせないよう、黙っておきたいとのことでした。


「それじゃあ、どこでレベル上げしようかなぁ。」


私が軽く悩んでいたところ、


「南側の“国道”に行ってみるといい。」

「この界隈では、あそこが、エネミーの出現が最も多いらしい。」

「そのため、自警団の人員を多く割り当てて、北上して来た奴らを叩いているそうだが……、いつも大変みたいだからな。」

「町の外で戦うのであれば、目撃されずに済むだろう。」


穂積(ほづみ)さんが提案してくれたのです。


「なるほど、分かりました。」

「そうしてみます!」


私は、これを受け入れました。


そこからは、セカンドステージ以降についての話題となっていったのです。


「神里町に、また、“ボスキャラ”が現れるかもしれないけれど…、もし、そうでなかったとしても、モブ達が強くなっているんだったら、やっぱり僕らは、離れられないよ。」


真守さんの表情が少なからず深刻そうになります。


「そう……。」

琴晴(ことは)ちゃんたちと名古屋城に行って、一緒に戦いたかったんだけど、諦めるしかないわね。」


紗凪さんが残念そうにしました。


「まぁ、あれ(・・)に関しては、自分達で、どうにかします。」

「それよりも、“結界”を強化しておくのが良さそうです。」

「私が“巫女”だったときに、レベルが10になった際にチェックしてみたところ、増強が可能だったみたいなので。」


このように告げたら、


「じゃあ、“セカンドステージ”のインフォメーションが流れてから、団長に動いてもらおう。」

「タイムループは秘密にして、上手いこと誘導してみるよ。」


真守さんが約束してくれたのです。


「では、この家と、親戚宅は、琴音がLV.10になったら施していきます。」

「いろいろと、お手数お掛けするのは申し訳ないので。」

「あ!!」

「あと…、車とかにも“結界”が有効だって知ってましたか?」


私の質問に、


「そうなの?!」


紗凪さんが驚きます。


「ええ。」

「屋根付きであれば、自動車、電車、飛行機などに、使えるそうですよ。」


と、伝えたところ、


「へぇー。」

「便利だな。」


穂積さんが感心して、


「よし!」

「それも皆に広めよう!!」


真守さんが笑顔になりました―。




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