表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
JK LOOPER  作者: ネコのうた
FINAL STAGE/明るい未来に繋げたいのです。
313/327

313.モンサンミシェル奪還戦⑥

“魔王”は[死神の鎌]みたいな武器を大雑把に振るっています。


聡真(そうま)くんによれば[デスサイズ]というらしいです。


まぁ、それはさておき。


“ボスキャラ”を目指す私達を、何体かのワイバーンが邪魔してきます。


これらを倒しつつ進んでゆく我ら親族一同です☆ミ


そうして、“ボス”に近づいた頃には、既に【挑発】の効果が切れていたようで、先程の“男性騎士さん”などが【直径4Mのビーム(光線)】によって倒されていました。


このため利勇(りお)が「ちょう」と【スキル】を扱おうとするも、一瞬だけ早く魔王に【直径50㎝の光線】を放たれてしまったのです。


おさらいとして、計八本であります。


ちなみに、それらは円状です。


こうした【ビーム】が、“葵月(はづき)ちゃん”と“月媛(ひかり)ちゃん”を除いたメンバーの頭や胸元であったり膝などにヒットしました。


詳しくは“私・壱紀(かずき)くん・陽斗(はると)くん・暁斗(あきと)くん・咲凛(えみり)ちゃん・利勇・聡真くん・琴音(ことね)”です。


その顔ぶれは、妹が施してくれていた【恩恵】のおかげで防御力も上がっていたので、怪我せずに済んでいます。


とは言え、さすがは魔王なだけあってか、これまでのボスキャラよりも衝撃が強く、弾かれてしまった我々は、仰向けになったり、膝を着いてしまったのです。


なお、装備品ごしでも痛みがありました。


こうしたなか、我々に[鎌]を払おうとする魔王へ、


「かみなりぃ―ッ!!」


月媛ちゃんが【サンダー】を飛ばします。


ダメージを負うのと共に痺れたボスは、宙から落ちて、地面に両足を着きました。


ボスキャラが痙攣している隙に立ち上がる私たちです。


その流れで、


「せん(こう)!」


【スキル】を使う琴音でした。


この二人を、それぞれが「ナイス!!」や「よくやった!」と褒めます。


これによって〝えへへ♪〟と喜ぶ“ちびっ子コンビ”です。


一方で、他パーティーの数名が、魔王に攻撃を仕掛けていきます。


しかしながら、ボスが用いた【直径4Mの光線】の犠牲になりました。


(なんだか、すぐにタイムリミットを迎えたような??)


そうした疑問を私が抱いたところ、


「やっぱり、これまでのボスキャラに比べて効き目が短いみたいだね。」

「さっきの挑発が7秒ほどで、雷撃と閃光は9秒あたりかな。」


このように述べる聡真くんです。


「厄介だね。」


ふと呟いた壱紀くんに、


「そこは〝倒しがいがある〟ってやつっしょ!?」

「カズにぃちゃん!!」


そう利勇が声をかけます。


この意見に暁斗くんが、


「あぁ、その通りだな。」


〝ニヤリ〟と口元を緩めました。


「んー、ま、全力を尽くすよ。」


そのように壱紀くんが喋ったところで、魔王が“左の(てのひら)”をこちらに向けてきたのです。


間違いなく【ビーム】を放つ気なのでしょう。


急ぎ対応しだす“モガミーズ”でした―。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ