表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
JK LOOPER  作者: ネコのうた
FINAL STAGE/明るい未来に繋げたいのです。
301/327

301.現状㉓

[アナウンス]が終了したところで、


「ついに最後の段階か。」


暁斗(あきと)くんが呟きました。


「おそらく、エネミーの出現は1時間おきになるだろうね。」

「これまでのパターンからして。」


そう壱紀(かずき)くんが語ったところで、誰もが深刻な顔つきになります。


状況が厳しくなるのは明らかなので。


若干の沈黙を経て、


「次のステージがいつスタートすんのか分かんねぇから…、どうする?」


利勇(りお)が首を傾げました。


このタイミングで、敷地内に[赤色と白色のカブ]が入ってきたのです。


そうして、停めたバイクから降りた男性が、[封筒]を持って、


最神琴晴(もがみことは)さんに、郵便です。」


声をかけてきました。


「あ、はい。」

「私です。」


これを受け取ったところ、カブに乗り直した男性が、去ってゆきます。


そうしたなか、


「もしかして、例のやつ??」


葵月(はづき)ちゃんに尋ねられ、


「多分、きっと。」


こう答えながら、指で封を破り、[お手紙]を取り出す私です。


そこには、


 午後の三時に新たな戯れが始まるようだ。

 無論、人外どもは一層に強くなっておる。

 ゆめゆめ侮るなかれ。


このように書かれていました。


「じゃぁ、それに合わせて、またここに集まろう。」

「5分前までに。」


方針を示してくれた聡真(そうま)くんによって、一旦は解散することになったのです……。



お家の玄関あたりに、メンバーが足を運んできます。


全員が[戦闘モード]になったところで、


『全人類に、お(しら)せします。』

『あと5分で“ファイナルステージ”が開催されます。』

『準備を整えて、お待ちください。』

『繰り返します。』

『あと5分で――。』


そう響き渡ってきました。


このため、私は[転移の宝玉・通常版]を用います。


【テレポート】した先は、いつもの[南の国道]です…。



PM15:00となり、エネミー達が登場しました。


天使は2.5Mぐらいの背丈になっています。


仏は、“白い象さん”に跨っており、右手に何やら持っているようです。


それと、2Mありそうなカブトムシ&クワガタムシが見受けられます。


全身が植物で形成されている“4M級の恐竜”に、


「トリケラトプスだな。」

「実物していたものよりはサイズが小さいみたいだけど。」


こう陽斗(はると)くんが述べました。


妖怪は、まず、身長1.7Mくらいの“雪女”が確認できます。


他に、肌が黒く、舌の長い、背丈4Mあたりの“お坊さん”らしきものがいました。


あと、[喪服の着物姿]で、(カラス)みたいな翼を有した女性が、宙に浮いております。


二足歩行で、[戦士みたいな防具]に[両刃のバトルアックス]といった格好であり、5M級の“肌が茶色い牛”に、


「ミノタウロスじゃん。」


そう察する利勇でした。


“赤い皮膚のトカゲ”も5Mあるみたいです。


これら以外にも“空飛ぶ魔物”がおり、


「ワイバーンだね。」


聡真くんが口を開きました。


そのモンスターは、全長6Mといった“緑色のトカゲ”で、前足の部分が翼になっています。


ちなみに、種族を問わず、“大きなエネミー”は数が少なめです。


何はともあれ。


バトルが展開されだしました―。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ