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JK LOOPER  作者: ネコのうた
3rd STAGE/海を越えねばならぬのです。
202/327

202.現状⑭

PM16:00以降に、順次、エネミー達が現れました。


それらは、天使/仏/アルミラージ/ホブゴブリン/トロル/ハーピー/ウッドゴーレム(樹木人形)/アルラウネ/わいら/おとろし/烏天狗(からすてんぐ)といった、お馴染みの顔ぶれです。


なお、ジャイアントアント(蟻)&マンティス(かまきり)の昆虫類には、相も変わらず腰が引ける女性陣であります。


【勇者】のアケミさん以外は☆



なにはともあれ。


やって来たるは、下関の[温泉が備えられているホテル(・・・)]です。


通常であれば、およそ1時間20分で到着したらしいのですが、人外たちと戦いながらだったので、現在はPM17:50を回っていました。


とりあえずチェックインした我々は、ここから徒歩約5分の[古民家風居酒屋]へと移動したのです。


そこには、大小さまざまな個室が設けられていました。


相談の結果、女性8名と、男性7名に分かれて、ひと部屋ずつ使うことにしたのです。


なお、席は“掘りごたつ式の座敷”となっています。


メニューとしては、男女ともに“2時間飲み放題コース”を頼んだのでした……。



お酒を飲んでいない人々は、入浴タイムです。


大浴場・露天風呂・サウナ・水風呂が用意されております。


ちなみに、“天然温泉”との事でした。


酔いが醒めていない方々は、ランドリーコーナーで、洗濯および乾燥するそうです。


余談かもしれませんが、あとで“お風呂チーム”と交代する話しになっております。


なんだかんだで、PM22:00ごろに、琴音(ことね)月媛(ひかり)ちゃんが就寝しました。


私は、テレビで“ネット動画”を視聴しております。


[ちびっ子コンビ]のために、できるだけ音量を下げて。


かつて収録されていたバラエティ番組を、小一時間ほど堪能してから、ベッドに潜った私です☾



宿泊施設内での朝食を済ませた[戦闘職]と[ユニーク職]は、AM08:00より、周囲に登場したエネミー達を倒していきました。


もはや、我らの“ルーティーン”です。


この結果、全員が1ずつレベルアップしております♪



AM08:40頃にチェックアウトして、マイクロバスが発車したのです。


なんでも〝関門(かんもん)トンネルを目指す〟とのことでした。


高速は通行止めになっているので、“一般道”であります。


壱紀(かずき)くんが、


「てっきりフェリーを使うのかと思っていましたけど、違うんですね。」


誰ともなく尋ねたところ、


「ええ。」

「どの船も〝屋根として認められる物が無い甲板(かんぱん)には結界が張れない〟らしく、水や空の系統である人外が乗り込んでくるそうでして…、まだ出港を見極めようとしている所が殆どみたいです。」

「傭兵の制度が整えば、往来が増えていくのでしょうが……。」


そうカズヒコさんが教えてくれたのです。


これに、多くの面子が〝へぇー〟と理解を示したのでした―。


現時点での勇者パーティー


【勇者】のアケミ = LV.30


【騎士】のハルカ = LV.27


【武闘家】のサトシ = LV.27


【神官】のカズヒコ = LV.26


【侍】のジュンヤ = LV.28


【機工士】のユウジ = LV.25


【弓使い】のリョウ = LV.20


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