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JK LOOPER  作者: ネコのうた
3rd STAGE/海を越えねばならぬのです。
183/317

183.岡山へ

ホテルの周りを歩きながら、


「武器、変わったんですね。」


そう声をかけた私に、


「うん。」

「大阪城でレベルアップしたときに、新たに作成できるようになったからね。」

「これで、射程距離が伸びたよ。」


と、ユウジさんが返したのです。


ご本人は、[スコープ付きのライフル]を所持しております。


壱紀(かずき)くんが、


そういう能力(・・・・・・)ということですか??」


このように質問したところ、


「まぁ、そうだね。」


ユウジさんが微笑みました。


〝へぇー〟と興味を示していた私たちに、


「気づかれたみたいだぞ。」

「集中しよう。」


ジュンヤさんが知らせます。


前方をみたところ、20体ほどのエネミーが、私達の方へと向かって来ていたのです。


なかには、宙を飛んでいる敵もいました。


当然ながら、それらと戦闘になっていきます。



なお、勇者さん/サトシさん/ジュンヤさんも、スキルを収得したり変化していました。



アケミさんは、爆発以外の、火・風・氷・雷の[攻撃魔法]が、球体ではなくなっております。


どれもが、“最小直径25㎝×最大直径50㎝×長さ2.5M”といったサイズ感です。


[爆発の玉]は直径2Mになっていました。



サトシさんは、“ストレートパンチ/フックパンチ/アッパーパンチ/手刀/肘鉄/裏拳/ハイキック/ローキック/膝蹴り/回し蹴り”の[十連撃]です。



ジュンヤさんは、刀から発動する白炎(びゃくえん)が[蒼炎(そうえん)]になっていました。


また、幅10㎝×長さ3Mだったのが、幅20㎝×長さ4.5Mとなっています。


更には、持続時間が21秒になったそうです。



ハルカさんは今までどおりらしく、いささか悔しがっておりました……。



AM08:40あたりでチェックアウトした我々は、マイクロバスへと乗り込んだのです。


サトシさんがエンジンを掛けたところで、


「兵庫と言えば、“姫路城”だな!」


勇者さんが嬉々として述べました。


「あー、そうだな。」

「…、行くのか?」


バックミラーごしに窺ったサトシさんに、


「よろしく頼む!!」


アケミさんが伝えます。


かくして、一同は、お城を目指す事になったのです。



およそ1時間45分が経ち、別名“白鷺(しらさぎ)城”に到着しました。


ハルカさん・サトシさん・ユウジさん・ユミさんは、表情が暗くなっております。


他の人たちは、割と楽しそうです。


ちなみに、月媛(ひかり)ちゃんは、琴音(ことね)によって、昨日から今日に亘り、アニメ[レイヤー×スレイヤー]を一話目から視聴しています。


勇者さんのノートPCで。


結果、それなりにハマったみたいで、お城に〝ルンルン♪〟しておりました……。



約30分後に、ユウジさん&カズヒコさんの指示にて、次の目的地へとマイクロバスが走り出したのです。


ここから1時間40分ほどが過ぎ、とある駐車場に辿り着きました。


既に兵庫県を越えて、岡山県に入っています。


なんでも、瀬戸内市(せとうちし)の、牛窓(うしまど)という町なのだそうです。


時刻はPM12:05あたりでした。


()が現れているから、ソイツラを倒して、お昼ご飯にしよう。」


ユウジさんの提案で、“戦闘職”と“ユニーク職”が降車して、近辺の人外を殲滅していくのでした―。


現時点での六人


【勇者】のアケミ = LV.25


【騎士】のハルカ = LV.22


【武闘家】のサトシ = LV.22


【神官】のカズヒコ = LV.21


【侍】のジュンヤ = LV.21


【機工士】のユウジ = LV.20


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