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JK LOOPER  作者: ネコのうた
3rd STAGE/海を越えねばならぬのです。
182/317

182.兵庫にて・こうへん

PM19:00頃、宿泊先であるホテルの温泉に訪れました。


豪華な造りに、琴音(ことね)月媛(ひかり)ちゃんコンビが、はしゃいでおります。


注意しようとしたところ、勇者さんが誰よりも〝ひゃっほぉーい♬〟とテンション爆上がりになったので、出鼻を(くじ)かれてしまいました。


まるで“大きな子供”がいるかのようです。


言葉を失った私を察してか、【調理士】のユミさんが、


「まぁ、今は、いいんじゃない?」

「私たち以外に居ないみたいだし。」


そう述べました。


これが聞こえていたらしいハルカさんに、


「他の利用客が来たら、やめるのよ!」


注意された三人が〝はーい〟と揃って手を挙げます。


「露天風呂が在るみたいだから、行ってみない??」


ユミさんに促され、我々は、そちらへと向かったのです。


割と有名なのだという“金泉”に“銀泉”を堪能する私達でした…。



入浴後に、男性陣と合流したら、


「防具が破損している人は、私に渡して。」

「直しておくから。」


【錬金術師】のマリナさんが告げ、


「じゃあ、穴が開いていたり破れている服は、私が引き受けるね。」


【裁縫師】のミオさんが続いたのです。


これによって、装備品を預ける、【騎士】のハルカさんや、【侍】のジュンヤさんと、【機工士】のユウジさんに、壱紀(かずき)くんでした。



お部屋に関しては、私と、妹に、月媛ちゃんが、同室です。


ちびっ子二人は、一つのベッドを仲良く使っています。


ボスキャラとの争いで疲れていたのか、ぐっすりと眠る我々でした☽



翌日のAM07:30となり、一同は、朝食を摂っています。


ちなみに、ビッフェ式です。


日本で言うところのバイキングであります。


パン・ソーセージ・チキンナゲット・パスタなどの洋食に、おにぎり・焼き魚・すき焼き・だし巻き玉子といった和食が、用意されていました。


それらだけでなく、ポテトサラダ・豚まん・フルーツ&デザート・etcと、豊富なラインナップです。


ただ、ご時世からして、お客さんは少なめでした……。



「腹ごしらえも済んだことだし、ひと運動しとこうか!!」


勇者さんの提案を、


「あー、もうすぐ八時になるしな。」

「ま、いいんじゃないか。」


理解したらしい【武闘家】のサトシさんが、


「“一般職”は、ここで待っていてくれ。」

「また戻ってくるから。」


このように伝えます。


「エネミーを倒しに、外に出るって事ね?」


ハルカさんに確認されて、


「うむ!」


アケミさんが頷きました。


「それじゃあ、返しとくわ。」


マリナさんと、


「私も。」


ミオさんが、各自の[イベントリ]から、修理した品々を出現させます。


それぞれ手に取ったところで、


「よし!!」

「赴くとしよう!」


席を立つ勇者さんでした。



まずは、駐車場の人外とバトルになった私たちです。


従業員に宿泊客の数人も、共に戦っています。


一掃し終えた流れで、周辺の敵も殲滅していく運びとなった[東京組]でした―。




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