表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
JK LOOPER  作者: ネコのうた
2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
163/317

163.勇者さん達との旅路➄

アケミさんや、【武闘家】のサトシさんに、【錬金術師】のマリナさんは、[おもしろ系]を注文しています。


これ(・・)に、【罠士(トラッパー)】のマサさんと、従姉弟の壱紀(かずき)くんが、巻き込まれました。


【侍】のジュンヤさん/【盗賊(シーフ)】のヒデさん/【修復士】のカナさんは、「甘いのが苦手」との事で、“ダッチアイス珈琲”を注文したようです。



なんだかんだで、テーブルに届いた品を、各自、いただいていきます。


「ん?」

「……、悪くないね。」


“ポテトフライパフェ”を食しているマサさんが感想を述べ、


「確かに。」


“ロースかつパフェ”の壱紀くんが頷きました。


「なかなかに美味ではないか!」


嬉々としているのは“たこ焼きパフェ”の勇者さんです。


我が妹は、


「んん~♪」


“ストロベリーソフトパフェ”を口に運んでは、満面の笑みを浮かべております。


ちなみに、私が選んだのは“バナナチョコレートパフェ”です。


それぞれに舌鼓するなか、【機工士】のユウジさんがスマホで何やら検索しつつ、【神官】のカズヒコさんと相談していました…。



パーキングにて、


「今度は中華街に遊びにおいでよ。」


「うん!!」

「またね、ミッサ―ン!」


ミサさん&琴音(ことね)を中心に、皆が手を振って、別れを告げたのです。


この流れで、ユウジさんに行き先を告げられ、カーナビに打ち込んだサトシさんが、マイクロバスを走らせます。


時刻はAM11:15あたりです。


なお、妹の分のパフェは、約束どおり【騎士】のハルカさんが支払ってくれました。


お陰で、琴音は、あの一軒を許した模様です。


さすがは単純……、いえ、“素直で良い子”な我が妹であります☆



車内にて、


「どこに向かってるの??」


ハルカさんが尋ねたところ、


「大阪の“高槻市(たかつきし)”ですよ。」


カズヒコさんが教えていました。


「なんで?」


【調理師】であるユミさんの疑問に、


「もうじき、お昼になるからね。」

「距離的に、食事が出来そうな場所や店舗を探したら、高槻になったんだ。」


そう答えたのはユウジさんです。


「どこか、いい所でもあったのかい??」


アケミさんが訊いてみたら、


「うん、まぁ、“ハンバーグ”だけど。」


ユウジさんが返しました。


これに、


「大人向けよりは、そちらの妹さんも食べられるものがいいかと考えまして…。」


カズヒコさんが補足します。


「すみません、気を遣っていただいて。」

「ありがとうございます。」


私が頭を下げたところ、


「いえいえ、我々と一緒に旅するのであれば、楽しんでもらいたいですからね。」

「ただでさえ、貴女がた姉妹には、三重県で嫌な思いをさせていますから、誰かさんが。」


カズヒコさんが微笑みつつ、ハルカさんに視線を送りました。


「うぐッ!!」


精神的ダメージをくらったハルカさんが、


「それは、もう、謝ったし、琴音ちゃんにパフェ奢ってあげたじゃーん。」

「勘弁してよぉー。」


と、困っています。


そのリアクションに、あちらこちらで〝ドッ!〟と笑いが起きたのでした―。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ