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JK LOOPER  作者: ネコのうた
2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
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132.京都プチ散策・ぜんぺん

私たちは、敷地の南側で存在感を放っている[洋館]に到着しました。


なんでも、明治時代に建てられた[迎賓館]であり、レストラン/バー/ブティック/ホテルなどを経営しているのだそうです。


豪華絢爛(ごうかけんらん)なる外観に、〝何を注文するにせよ、どの品も値段が物凄く高いのでは??〟といった感じで大半の腰が引けているなか、マサさんが意に介さず入っていきます。


この勇姿(?)を見て、あとに続く私達でした……。



内側も優雅であります。


それはもう、


(紅茶一杯で5千円、いや、1万円ぐらい支払わないといけないかも??)


と、ビビッてしまうほどに。


スタッフの方によれば、お部屋が幾つかあるそうで、私たちは、二階の、とある一室を選びました。


室内は白色を基調とした明るく上品な印象で、窓からは[円山公園]を眺望できます。


なにはともあれ。


席に着き、不安がりながら“メニュー”を確認してみたところ、基本的には700~1800円というラインナップでした。


隣のテーブルにて、団長さんが、


「ふむ。」

「一般的な料金だな。」

「チェーン店であれば、どれも半額くらいだろうが…。」

「この価格で贅沢を味わえるんだったら、良いんじゃないか?」


このように述べた事によって、私達の緊張がほぐれていったのです。



数分後――。


各自、頼んだドリンクとケーキに舌鼓(したづつみ)しながら、先鋒~大将の割り当てや、決勝戦までの過ごし方であったり、どこで夕食にするかなどを、話し合っていきました。


その結果、女性陣の押しきりにて、まずは、“恋愛成就の神社”に赴くことになったのです。


代わりに、ご飯は、男性陣の意を汲んで、ラーメン屋さんに行く事になりました。


決勝で闘う順番は……、秘密であります☆


追々、楽しんでいただければ幸いです♪


さて置き。


PM15:45頃となり、お会計を済ませて、目的地へと足を運ぶ一同でした。



[東大路通(ひがしおおじどおり)]を〝てくてく〟と歩いていたところで、人外らが登場したのです。


もはや【ジョブ】に関して隠す必要がなくなった私と琴音(ことね)も参戦します。


取り急ぎ、カナさん&ミサさんを、全員で囲んでいきました。


[一般職]であるお二人を守るべく…。



エネミー達を倒していくも、次々と集まってきます。


ま、半数は、いつもどおりに仲違いしていますけども。


“人類の敵”との攻防を繰り広げるなか、我々の後方から10人ほどの男女が走り抜けてきました。


先頭を駆ける30代半ばぐらいの男性が、[和風の槍]で【白炎(びゃくえん)】を人外へと放ちつつ、


「大丈夫か!?」


こちらの安否を確認してきます。


「ああ! 心配ない!!」

「それよりも、アンタらは?!」


光沖(みつおき)さんの質問に、


「俺たちは“新・京都見廻組(みまわりぐみ)”や!」


侍さんが答えたのです。


私は、


「ん??」


と、首を傾げました。


何故ならば、[運営委員]の方々とは顔ぶれが異なっていたからです―。




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